pp奨学金が一般社団法人化、設立5周年を機に新たなスタート

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パチンコホールの遊技客から寄付される玉やメダルを、経済的に困窮している学生の支援に充てている「パチンコ・パチスロ奨学金(pp奨学金)」は、この度、一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金に移行した。7月12日に都内で第1回総会と理事会を開き、役員人事や今後の方針などを承認した。今後はさらに、公益法人化を目指していく方針だ。

pp奨学金は、社会福祉法人さぽうと21の指導・協力のもと、2017年に遊技業界の有志により発足。パチンコホールに「募玉募金箱」を設置し、遊技客から寄付された玉やメダルを原則1玉4円、1枚20円相当の金額に換算し、さぽうと21を通じて、成績優秀で勉学への意欲があるにもかかわらず、経済的な理由で修学が困難な若者を対象に、給付型奨学金を毎年支給している。

これまでに全国の高校、大学、専門学校等の学生から応募が寄せられ、延べ161名に対し、総額7,602万円を給付した。

pp奨学金では、こうした実績と設立5周年を機に一般社団法人を設立し、さぽうと21に依存した運営体制から一人立ちすることとした。これまでの体制では、遊技業界の奨学金制度であるにも関わらず、業界に対する一般の評価を得られにくいこと、また、さぽうと21にとっても、他の団体の奨学金制度の運営に関わることは本来の事業主旨とは異なり、監督官庁等からの誤解を招きかねないといった事情もあった。今回の一般社団法人設立は、こうした課題の克服と同時に、近い将来の公益法人化のための必要な手続きでもある。

7月12日の一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金の第1回総会では、代表理事を務める吹浦忠正氏が、「pp奨学金は全国の多くの方々のご支援、ご尽力があって5年目を迎えています。感謝を申し上げます。今の日本は大変な格差社会で、困窮している人はたくさんいます。その分、pp奨学金への期待も大きいと思っています。その期待に応えていくには、将来、公益法人となり、寄付のしやすい、また会員になりやすい体制を作ることが必要だと感じています。それがひいてはパチンコ業界に対するイメージの向上に役立ち、そしてパチンコ・パチスロの客を増やすことにもつながっていくと思います」と述べた。

選任された役員は以下の通り。
会長   阿部恭久 サンキョー㈱代表取締役
副会長  韓裕   ㈱マルハン東日本カンパニー社長
代表理事 吹浦忠正 社会福祉法人さぽうと21会長
理事   小島豊  ㈱ミリオンインターナショナル代表取締役
理事   泰青   鳳企業㈱代表取締役
理事   白石良二 ㈱千歳観光代表取締役
理事   福井章  ㈱ボネール代表取締役
理事   山田久雄 ㈱九州エース電研代表取締役
理事   佐藤孔一 ㈱佐藤商事シェイクハンズグループ取締役会長
理事   星野謙  オーシャングループ代表取締役
理事   町井裕  元四谷税務署長
理事   金村成芳 大蔵物産㈱代表取締役
監事   高橋敬子 社会福祉法人さぽうと21理事長

■法人概要
名 称:一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金
所在地:東京都新宿区市ヶ谷八幡町16番地
設 立:2021年6月14日
会 員:60名(企業35、団体23、個人2)
募玉募金箱の設置:127店舗
※会員、募玉募金箱の設置店舗は2021年6月14日時点
※現会員は旧法人時のもの

一般社団法人パチンコ・パチスロ奨学金の役員

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(提供:月刊グリーンべると)

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