【北斗SE】超絶名機の正統後継機として大量導入されたあのマシンを振り返る!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「北斗の拳SE」について。当時ホール経営に携わってたかたにとっては苦い思い出になってるかもしれないあの機種を振り返ってみます。どうぞ!
バギーに乗っていた。
「北斗の拳」といえば出荷台数約63万台の記録を持つ史上最強のヒット機種。稼働当時は「北斗専門店」なる店も登場するなど社会現象になっていました。本稿の『北斗の拳SE』は2006年に発売されたその後継機です。親機が偉大であったために稼働当日はものすごい人数のファンがホールに詰めかけることが事前に予想されていたため、この機械の導入を機に「並び順」の入場から「抽選入場」に切り替えたお店もあったとか。
このように、ファンの期待を一身に背負った「北斗SE」だったのですが、蓋を開けてみれば世間からの評価は非常に厳しいものでした。この辺は当時からいろいろな分析がなされており今更筆者がいちいちあげつらうことはしませんが、評価が厳しいものになった理由としてよく挙げられるのは「BBの仕様の変更」および「6の出玉率の低下」そして「中段チェリーの弱体化」、さらに「ジャギの強化」や「通常時のバギー」でしょう。んで筆者が気になったのもだいたいこの辺です。
中でも致命的な「6の出玉率の低下」はこれは当時のルールの中では仕方の無いことでして。むしろよく比較対象にされる初代『押忍!番長』の6が107.7%であるのに対し、「北斗SE」は108.5%であるのを見ると分かるように、実は充分頑張ってました。なのでここに関する評価は北斗というよりも「当時のパチスロ」全体への評価であると言えます。とはいえ番長はその低い出率の中でもめちゃくちゃ評価されており、それはひとえに「ゲーム性が面白かった」からでした。下手したら「吉宗」より面白いという意見もあるくらい。これは実はすごいことで、本来なら絶対に覆らないハズの「演出」と「出玉性能」の立ち位置がひっくり返った瞬間でもあります。一方で「北斗SE」が「北斗」より面白いという声はついぞ聞いたことがありません。もしかしたら「SEめっちゃ面白かった」という人もいると思います。が、初代北斗より、となると……。
ポリアンナ先生に学ぶ
というわけでここからはハウス名作劇場の「愛少女ポリアンナ物語」のポリアンナに学びましょう。彼女は不遇な時代にも腐らずとにかく「良かった探し」を続ける超前向きな人で、その精神構造はのちの心理学に「ポリアンナ効果」なる用語までを生み出しております。なのでやりましょう。「北斗SE」の「良かった探し」。
・「TOUGH BOY」が流れるよ良かった!
前作で多くの人に鳥肌を立たせた名曲『愛をとりもどせ!!』に続き、本作ではアニメ『北斗の拳2』のオープニングテーマである『TOUGH BOY』が収録されています。手掛けるのは『ふられ気分でROCK'N'ROLL』でお馴染みTOM★CAT。流れるのが14連目以降の1/3と「愛とり」よりも厳しいため、流れた時の興奮も倍増! みんなで歌おうタッポイタッポイ! ただしBBの仕様変更により今回は曲が変わっても別に連チャン確定ではないので注意!
・北斗柔破斬でハートさまをボコボコにできるよ良かった!
今回は敵キャラにあのハートさまが追加されています。それにより相対的に前作で大人気だったジャギが強化されてるという致命的な問題があるとはいえ、あらたなる弱キャラの追加はゲーム性にバラエティを与えてくれています。また今回は滞在ステージによらずどの状況でも全ての敵キャラが登場するよう仕様が変更されています。やったぜいつでもハートさまに会えるよ!
・バトル中にリプレイが揃うと何となく継続しそうな予感がするよ良かった!
前作は「AT→JACIN」の流れでジャック消化中がバトルでした。が、今回は「バトル→JACIN」に仕様変更。ATなどという軟弱なものは付いてないのでバトル中に普通にメダルが減るというイカした仕様になっています。が! バトルが継続する場合はリプレイ確率が1/3.5まで上昇しているので、たとえケンシロウが膝をついていたとしても戦いの最中にリプレイが揃いまくってさえいれば「ケーン!」の期待が高まる仕様になっています。ケーンしなかったらゴメン! そのリプレイたまたまです!
・最低継続率が上がってるよ良かった!
今作は最低継続率が75%になっています。前作が66%なので、なんと9%も上昇。最低でも3/4で継続です。ここは明らかな強化!次のモードが従来どおり79%継続で差が4%しかないというなんじゃそりゃ感が出ちゃってるのはご愛嬌!
と、他にもSEの「良かった」部分は沢山あるのですがとりあえず今回はここまで。なおコイツ、「北斗」の後継機であるということで予想通りむちゃくちゃ売れパチスロの歴代販売台数ランキング第二位につけています。その台数なんと約34万台。当時のパチンコホール数から逆算すると、ホール一軒あたり22台くらい設置されていたことになります。おうふ!
3位は初代の「押忍!番長」です。この時代すげーな!
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