ガリぞうが伝授!データロボサイトセブンの活用術とは?【収支日記#67:2021年7月6日(火)~7月12日(月)】 (3/3)
7月12日:データロボ活用術
今日は4日間連続で別々の演者が同じ兵庫県の店舗で引継ぎ実戦をする、データロボサイトセブンとJANBARI.TVのコラボ企画「ガチプロの流儀」の収録です。初日から、コウタロー君・梅屋君・リノさんと流れて最終日を任される事になりました。
タイトルにある通り勝ちを目指して立ち回る番組ではありますが、今日は大本命のテーマがあります。それは、コラボにもなっているデータロボサイトセブンの活用術。どんなデータの見方が高設定を打つ策になりえるのか。そんなテーマを持って挑みます。
まずはリノさんから受け継いだ、前日までの引継ぎ情報を整理します。この収録案件の梅屋君が実戦した2日目から私担当の4日目までの3日間は全台系があると思われる同じ取材が入っているようです。サイトセブンから察するに、梅屋君実戦の2日目は「スーパーミラクルジャグラー」、リノさん実戦の3日目は「政宗3」だったと思われます。
活用術① 全台系の把握
合算データやグラフ一覧を手軽に閲覧できるので、全台系の答え合わせに適しています。特に6号機はグラフから高設定を推察できる機種も多いので、利用頻度も高いと思われます。また、グラフの見やすさもデータサイト系では他と比べ頭3つくらい抜けているのでオススメです。
2日目のスーミラに関しては最大でも4000G程度しか回っていないので断定は難しいですが、私のブドウシミュで逆算してみると全台合算のブドウ確率も悪くない(適当押し時:1/6.096、チェリー狙い時:1/6.221)のでおそらく正解なのでしょう。
活用術② ブドウシミュの活用
スランプグラフから凡その差枚数を確認する事で、私のブログに設置してあるブドウシミュを使って前任者のブドウ確率を調べる事ができます。ブドウシミュは入力する差枚数が正確なほど逆算されるブドウ確率の精度も高まりますが、サイトセブンは正しい数値を知るに最も適したデータサイトだと思っています。(さらに細かく差枚数を知りたい場合は「web定規」を使う手もありますが、ここでは割愛しておきます。)
ここからは、まとめサイトから情報を集めていきます。過去半年の同じ取材時の対象機種を羅列してみると、顕著な差が見られました。
・コードギアスR2
・政宗3
・聖闘士星矢 海皇覚醒
・スーパーミラクルジャグラー
・ハナビ
・ひぐらしのなく頃に祭2
対象機種はこれらの機種が多かったようです。実戦日も同じ取材が入るようなので、リノさんから受けた引継ぎ情報通りに全台系を狙っていこうと思います。
実戦当日。入場抽選9人中、私の番号は4番。あまりの抽選人数の少なさから設定状況への危機感を覚えますが、やるべき事は全てこなしていきたいです。
せっかく競争率が低く、ジャグラーのシマにはほとんど人が入ってこないので、まずはガックンチェックから入ってみます。すると、スーミラにガックン台と否ガックン台があります。ならばと、続いてはゴーゴージャグラー2のガックンをチェック。すると、こちらは全台ガックンの様子。(ゴージャグ2は設定変更されてもガックンしにくい機種ですが、訓練すると見抜けるようになります。)
過去に別案件の収録でここへ来た時は全リセに近いと把握していましたが、実は違ったのでしょうか。だとしたら今日の全台系はゴージャグ2の可能性が出てくるのですが。と言う訳で、まずはゴージャグ2から攻めてみます。
やはり読み筋に合致していないのにただ全台ガックンしたと言うだけで粘れる訳もなく。「たまたまスーミラは個体差でガックンを見抜けなかっただけで実は全リセなんじゃないか」という疑念を払拭すべく、当初の本命機種だったスーミラに移動してみます。
やはり打ち切れません。ゴージャグにせよスーミラにせよ、ジャグラーを単騎で掘るという策は自殺行為に近いモノがあります。ここで一旦手を止めて各シマを見て歩くと、ひぐらしの状況が良さそうです。とは言ってもさほど回っている訳じゃないので何とも言えないのですが、少なくとも設定1でも103%の保険があるならジャグラーよりは良さそうです。
※1.BIG後の数字は全て累計値で「BIG中ゲーム数.BIG中ハズレ回数」。
※2.ART後の数字は「ARTゲーム数.累計ARTゲーム数.ART中共通ベル回数.ART中ハズレ回数」。
軽いゲーム数で当たりを重ね、ひぐらしボーナス中のハズレ確率も1/18.3(4回/73G)と設定6以上で推移しています。また、ひぐらし祭の他3台のひぐらしボーナス中ハズレ確率もサイトセブン上は良好な様子。
活用術③ ひぐらしボーナス中ハズレ確率の把握
サイトセブンからボーナス履歴を見ると、ゲーム数だけじゃなく獲得枚数を閲覧できるホールもあります。ひぐらしボーナス中のハズレ確率には設定差(1/35~1/26)があるのですが、これを履歴の獲得枚数で確認できます。履歴を確認し、ハズレ無しだと23Gで160枚。1回ハズれると24Gで157枚。2回ハズレると25Gで154枚。
こうして1回ハズれるごとに1ゲーム伸びて獲得枚数が3枚減るので、これを計算する事で各台の設定推測ができます。151枚だと枚数調整されていない可能性もありますが、ひぐらしを打つ客層から察するにハズレ3回の可能性の方が高いので、さほど疑心暗鬼になる必要はないと思われます。ひぐらしは完走型RT機なのでデータから設定を見抜きにくい機種ですが、こうしてサイトセブンを活用する事で設定推測の糸口になりえます。
活用術④ 超技術介入機が空く可能性
ひぐらし祭2と同じく超技術介入機の「サザンアイズ」や「バンバンクロス」でもサイトセブンのおかげで設定Cを後ヅモできた事が何度かありました。前述の通り履歴のデータからボーナスの獲得枚数を閲覧できるので、サザンやバンバンの設定Cを打っている方の目押し精度を確認せずともREG獲得枚数をチェックできます。私の稼働経験上、この獲得枚数が90枚だったり80枚だったり2桁が続いている場合、その打ち手は心が折れてヤメる事も多いです。そんなデータが見られた時はマメに空き状況をチェックするようにしています。
また、サイトセブンから番長3やまどか新編等、他機種に全台系の可能性が見えてこない点を考えても、消去法でひぐらしの可能性が高まります。
活用術⑤ ボーナスゲーム数から推測
番長3は通常時の直撃番長ボーナスに大きな設定差(約1/7500~1/1800)があります(朝イチ除く)。基本的に番長ボーナスはREG回数として表示されるので、その特性上ボーナス履歴を見れば頂ジャーニー中に当たった番長ボーナスは「0_REG」とか「1_REG」と即連のゲーム数になっています。
これが例えば「250_REG」となっていた場合、それは通常時に250G目で番長ボーナスが直撃した、つまりは高設定挙動の証になります。同じくまどか新編で設定差の大きい直撃ラッシュ(約1/9600~1/1200)もREG表示される場合が多いので、「250_REG」等になっているとそれは直撃をひいている、つまりは高設定挙動の証になります。
今日は何故か目押しが不安定ですが、このシマに全台系の可能性があるなら当然の続行です。
打てば打つほど私の台と呼応するかのようにシマ全体のデータが悪化していきます。さすがにこれ以上は厳しいだろうと判断し、手元にある120枚の出玉を流して一旦見に回ります。
各シマをチェックしていると、ハナビのカド台が別積みになっています。さすがに半日で4000枚は出過ぎだろうと思い、サイトセブンで履歴をチェック。
活用術⑥ 履歴から高設定濃厚・確定の把握
ハナビはBIG中ハズレが出ると設定5以上濃厚になります。([BIG中ハズレ] 設定1・2:1/16384、設定5・6:1/480)
基本的にハナビは枚数調整された場合の獲得枚数が311枚ですが、これが309枚になっているとその台はBIG中ハズレが出ていた可能性の高い証になります。枚数調整を3回やっても同じ状態になりますが、その可能性を考慮するよりもハズレが出ていたと信じる方が立ち回り的に正解の場合が多いです。
データサイトによってはボーナス獲得枚数がズレやすく309枚があってもBIG中ハズレは出ていないという場合も多いですが、サイトセブンに限っては精度が高いので信憑性も抜群です。また、同じくボーナス獲得枚数の変化が履歴から見られると、その一発で高設定濃厚・確定になる機種があります。
・バーサス:BIG獲得枚数309枚=設定2以上確定
・アレックス:BIG獲得枚数334枚=設定5以上濃厚
・サンダーVライトニング:BIG獲得枚数249枚=設定5以上濃厚
・スーパープラネットSP:BIG獲得枚数298枚=設定3以上確定
活用術⑦ ライトニングはREG獲得枚数もチェック
また、サンダーVライトニングはREG中の1枚役成立確率にも設定差があります(設定1・2=1/7.0、設定5・6=1/5.8)。REG中は1枚役を取りこぼすごとに2枚減るので、1回成立で9Gの102枚、2回成立で10Gの100枚になります。これをサイトセブン上で確認すれば、ボーナス確率以外の設定推測要素として使えます。
既に時間は夕方。可能性を追うんだとすれば、朝イチに少し触って捨てたスーパーミラクルジャグラーにチャンスが残ってそうですが……。
※*印はチェリー重複の意。
やはり粘れません。最後に1台だけ噴いているハナビを追ってみるも……。
翌日は埼玉で収録があり、新幹線の時間が押し迫っているのでこれにて時間切れに。投資28Kで得られた出玉はひぐらし祭2で僅かに流した120枚のみ。結局、勝てないだけじゃなく全台系の答えにもたどりつけないまま実戦終了です。一応、最たる目的だったサイトセブン活用術はカメラ前で存分に話せたつもりです。ただ、できればプラスの結果を出して説得力も持たせたかったのですが、残念ながら力及ばずでした。
閉店後の取材結果を見ると、どうやら今日は「ゴーゴージャグラー2」が正解だったようです。確かにゴージャグ2は全台ガックンしていましたが、サイトセブンで最終データを見ても全台合算のREG確率が1/360と設定1の近似値だったので、あっても全4とかだったと予想します。
追伸。よほど情けない実戦に相当落胆していたからなのか分かりませんが、ホールを後にして東京へ向かう新幹線に乗ろうとした際、財布の中からこんなモノが出てきました。
自らへの戒めも含め、今日の獲得枚数は0枚としておきます。最後の最後まで残念な1日でした。
尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。
>>【動画】ガチプロの流儀~4日連続引き継ぎ攻略~ガリぞう編
以上です。ただ、最近は少し考え方が変わってきているところもあります。若い頃は「心が折れる=ミス」と思っていましたが、抗っても即席で解決できない事だって山ほどあります。ストレスケアと言う意味も踏まえるなら、心が折れそうな時は無理に抗うよりも気持ちを静めながら解決策や妥協案を考えてやる事が建設的なのかなと思い始めています。パチスロでトータル勝てるスキルがあるのなら、常に動いていた方が当然ながら勝ち額も増えます。
しかし、ハマったりミスした時は、例え期待値を積む手を止めてでも心を静めて心身的ダメージを逃がしつつ冷静に考える事も、健康な稼働を続ける上で必要な年齢になってきたのかもしれないと感じます。
いよいよ「老いぼれ」の言葉が現実的になってきた私ではありますが、こんな年寄りの戯言でも良ければ今後も収支日記にお付き合いください。
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