【ベンリーシステム】MAXベットとレバーを同時に操作?パチスロを快適に打てるあのシステムについて振り返る

【ベンリーシステム】MAXベットとレバーを同時に操作?パチスロを快適に打てるあのシステムについて振り返る eyecatch-image

チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「ベンリーシステム」について。ベルコの機種に搭載されているあれですな。名前だけではピンと来ない人もいるかもしれんのですが「MAXベットがないやつ」といえば「ああ、あれか」となるかも。というわけでチェックしてみましょう。どうぞ!

 

 

初搭載は「捕物帳・斬」だったそうな

 

初登場時は「ダブルレバー」「高速スライドストップ」をセットで「ベンリーシステム」と呼んでいた

 

はい「ベンリーシステム」の仕組みですが、これはレバーを二分割にし、片っぽにMAXベットボタンの機能をもたせた感じです。上から見るとレバーが二本に別れてるのがわかりますが、これを拳でトンとやると両方のレバーが同時に押し下げられ、マックスベットとレバオンがひとつの動作で完了する……というもの。はいピンときた!

 

なおMAXベット自体は3号機の『ミラクル』が初搭載。ただ付いてて当たり前になるのは4号機になってからです。それまでは1ベットボタンをペペペッと3回押してからレバーを叩いました。もはや確認もできませんが、おそらくその方式で最も長く現役稼働してたのは初代の『ジャグラー』だったんじゃないかと筆者は思っています。が、それはおいといてこのMAXベットというのはそれ以来基本的には殆ど進化しておらず。最初は押下からレバーまでが早いと2ベットになっちゃったりとかいう不具合もあったそうではありますが、そういう細かいフィックスはあれど基本的には生まれたままの姿かたちを保って現在に至ると。

 

で、そんなかで生まれたのがかの「ベンリーシステム」であります。

 

誕生したのは2010年。ベルコの『捕物帳・斬』なる機種においてでした。当時は「ダブルレバー」「高速スライドストップ」をセットで「ベンリーシステム」と呼称しておったらしく、これをして「仰天必至!!斬新ハード機能」というウリにしていたとの事。……との事、というのは筆者がこの台を打ったことはおろか見たこともないからです。すまぬ!

 

なおコイツ(失礼)、PVを見ると「回胴界に新たな時代を斬り開く!二刀流の切れ味と破壊力!」という文言も入ってまして、多分ですがダブルレバー→二刀流→「捕物帳・斬」という発想で機種コンセプトそのものにも「ベンリーシステム」が食い込んでおるようです。で、もうひとつの「高速スライドストップ」は文字通りスライドストップし易いように設計されたボタンでして、これがなんというか若干丸みを帯びてるというか。ちょっと不思議な形してます。ちょっとボタンまでは筆者もあんま確認してないのですが、もしかしたら今のベンリーシステム台もこういう形になってんのかな……?

 

あ、あとベルコさんはヤーマさんと2008年に業務提携を発表。以来部品の共通化などが行われております。したがって『捕物帳・斬』とほぼ同時にヤーマさんからもベンリーシステム搭載機として『エニーバー』が発売されるなど、件の機能を取り入れるメーカーのひとつになっています。

 

 

脳が謎に混乱する現象

 

たしかに便利だけど脳が混乱することも

 

さてこのベンリーシステム。筆者が初めて触ったのは多分ベルコの『鬼浜爆走紅蓮隊~友情挽歌編~』らへんだったと思います。で、打った感想は「これはたしかにベンリー」でした。ただ、これを長時間打ったあと他の機種に移動すると「MAXベットを押す」という動作のせいで脳がバグり、レバーオン→MAXベット→レバーオンという無駄なワンレバーが入る現象がしばらくの間ちょいちょい起きることに気づきました。逆にベンリーシステムを打つ際も「ベットがない」というのが脳のバグを呼び、「何もないところを押す」あるいは「演出用のボタンをベット代わりに押しちゃう」という怪行動が出現する。

 

なんでこんな事になるかというと、これはもうパチスロが基本的に単純作業の繰り返しだからでしょう。動作に必要なインターフェースが「MAXベット」「レバー」「停止ボタン」しかない。しかもそれを日々何千回も叩いたり押したりするのを十年単位で繰り返してるわけで、もはや水が流るるが如き自然なセットプレイになっておるのです。スロッターにとって、打つ事はすなわち脳を介さないオートアクションになっておると。

 

ところがこれからMAXベットを押すというアクションが抜けると、何百万回と繰り返してきた行動とのズレが生じちゃう。ちょっと考えて修正しないといけないのでオートにならない。とはいえ一々意識しながら操作するのはダルいので、結果、代わりの行動を一個挟む事によって無理やり慣れ親しんだオート行動にすると。それがエアベットボタンだったりするんだと思います。

 

もちろんこれはベンリーシステム自体になれちゃうと徐々になくなる行動なのですが、面白いもんで殆どのスロッターが最初の10プレイくらいで無意識にベットを叩く瞬間が何度かくる。そしてそっちになれて普通の台に移動すると、今度はMAXベットの前に一度レバーを叩くことで修正しようとする。まあほんとすぐ慣れるんですけども、それまでの間のごく短い違和感がなんとなく苦手な人も、中にはおられるかもしれません。

 

 

業界豆知識あしの 画像3筆者もだけども

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103
  • 1:2022-08-26 13:48:12ベンリーシステムは使ったことありませんがスライドはすっかり受け入れられましたね。どちらのシステムも、単なる構造的なものだけではなく、入力順序の入れ替え?などの調整をソフトウェア的にやっているものと思います。ただ、スライド打ちをしている人の隣でスライド打ちするのは恥ずかしい、、

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