【ゼロボーナス】何のためにあるのか分からない謎のボーナスの意味を解説!

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あしの プロフィール
あしの

「浅草に住むサブカル・ギャンブル系フリーライター。ペンネームの由来は4号機『バクチョウ(メーシー)』の主人公あしの君から。いろんな所でちょいちょい書かせて頂いております。

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チワッスあしのです。

 

パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「ゼロボーナス」について。パチスロ初心者にとってはおそらく最も不可解な単語だと思いますが、意外と「何のためについてるか」というのは分かりづらかったりします。折角なのでおさらいの意味でもう一回確認してみましょう。どうぞ!

 

 

型式試験というのがあります。

 

業界豆知識 画像1

 

このコラムでも何度か出てきましたが、パチスロというのは開発したあとにまずは「型式試験」で適合を受ける必要があります。

 

この試験の内容というのは時代によって変遷していて、例えば有名な例でいうと4号機から5号機に切り替わる時にモノサシのひとつとして追加されたものに「短期出玉率」というのがあります。「短期間にめっちゃメダル出たら落とすぜ」という事ですね。これで大花火みたいな大量獲得機や純増枚数が高いAT機なんかは封殺されました。

 

で、その影に隠れてイマイチ知名度が低いですが、その時にもうひとつデカい変化がありました。それが試験の科目(?)のひとつに加わった「シミュレート試射」と呼ばれるもの。具体的にどうやってんのかは公開されてないので分かりませんが、内容としては「全ての小役やボーナスを成立ゲームで揃えて出玉率を計測するよ」というものです。

 

これには4号機時代にAT機やらストック機でやりすぎたメーカーに対し、過度な射幸性を備えたパチスロを作っちゃ駄目ですよ、という割とはっきりとしたメッセージ性を持っています。とりあえず成立した小役やボーナスは全部取る。パチスロの歴史は規制と発明の戦いの歴史といっても良いです。何かキツい規制があった際には天才が何か発明しそれを無効化する。そしてその発明に対し、また規制が敷かれゼロに戻る。無効&無効の、血で血を洗う戦いが連綿と続いていたのですが、「シミュレート試射」というのはその「発明されるであろう抜け道」を塞ぐ、より未来を見据えた(?)ものであります。

 

5号機に突入してからかなり長い間、メーカーの開発者さんはこのシミュレート試射の壁をどう突破するのかに頭を悩ませる事になります。

 

 

ゼロボが来たりて笛を吹く

 

業界豆知識 画像2

 

2011年。恐るべき機種が登場します。エレコの「エージェントクライシス」ですね。

 

当時打った時は何かよく分からんがすげー複雑そうな事やっとんなみたいな印象の台でした。これは5号機高純増AT時代の幕開けとなった機種として知られています。実は当時の主流だったART機をルール通りに作った場合、純増の限界値はどうやっても2.4枚になります。これを突破するにはブレイクスルーが必要でした。そして、この機種にはそれが搭載されています。いわゆる「ゼロボーナス」の仕組みです。

 

シミュレート試射は「成立した小役とボーナスを全部取る」。ならばそれを逆手に取り、増えも減りもしない「揃えちゃ駄目なボーナス」を搭載してゲーム数を稼げばいいじゃない。という考え方から生まれたとんでもねぇ発明です。

 

「エージェントクライシス」は内部システムがややこしいので少々違うのですが、考え方としては「ユーザーには揃えられない(あるいは意図的に揃えない)ボーナス」も「シミュレート上は全部揃える」ことを利用し、奴さんには2枚イン2枚アウトとかの無駄なゲームが30ゲームくらいついてくるボーナスを「頻繁に」消化させる。これによりゲーム数を稼いでシミュレート試験を無理くり突破する。というものですな。いうなれば対シミュレート試射用最終決戦兵器。恐ろしいヤツです。

 

この「ゼロボーナス」というアイデアは高純増機を作る際には必須のテクとなっており、6号機の現在も普通に使われています。が、たぶんこれ、良くわからないと思うんです。筆者の説明が下手くそなのもあると思いますが、やっぱ揃えた経験が無いからピンとこない。なんで揃えた事がないのか。それはゼロボ搭載機に関してはメイン小役やリプレイ、あとは1枚役を含む各種小役が余す所なく敷き詰められているため、揃えようと思っても揃わなくなっているからです。「小役優先制御」があるからですね。クソ低確率で揃う台があったり、また特殊な打ち方で揃ったり、あるいは極稀に普通に揃う台もあったりするんですけども、大抵の機種は普通に遊技してたらまず揃わねぇッス。でもシミュレート試射は前述の如く成立ゲームで必ずズドンと揃えます。なので搭載してても基本的にはユーザーへの不利益はなし。罠にハマるのはシミュさんだけであり、ユーザーがその存在を意識することもありません(この辺はボーナス成立後のRTを利用した工夫があるのですが割愛)

 

上記「エージェントクライシス」は実験機的な意味合いが強く、通常時に狙ったらいつでもゼロボーナスが揃うという仕様になっており、それでなんか知らんがいきなりボーナスきたぜとなったものの「なんやこの無意味な時間は」とプンスカする人も多く、直後に出た後続のゼロボ搭載機は「揃わないように」ブラッシュアップされおります。

 

 

業界豆知識 画像3ゼロボーナスを揃えた時専用のボーナス画面が搭載されてた機種はなーんだ?

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