【カンフーレツデン】711枚獲得ストック機の祖?辛かったけどめちゃ面白かったあの機種をチェック

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「カンフーレツデン」について。毎ビッグ711枚取れるすげえストック機でした。どんな感じの機種だったか振り返ってみましょう! どうぞ。

 

 

毎回711枚ッ!

 

JAC INのフラグとメイン小役の同時成立が画期的だった

 

みんな大好き山佐さんが2002年に出した『カンフーレツデン』、その最大の特徴は毎回711枚取れるBIGボーナスを搭載したモード式のストック機であったことです。今振り返ると似たような台として平和さんの『主役は銭形』やロデオさんの『鬼武者3』、それに大都技研さんの『吉宗』なんかもあるのであんまりインパクトがなさそうな気がしますが全然そんなことはなく。リリース時期が2つくらい抜けて早かったこともり、むしろその手の711枚連チャン機の祖であるという意味で後の世に与えた影響は非常にデカかったと思います。

 

というか何故「毎BIG711枚」取れたのか。

 

4号機のボーナスの細かい仕組みは別稿にて解説してますが、この機種の場合は小役ゲーム中のJACINのフラグとメイン小役を同時に成立させ、押し順によってどっちを揃えるか任意に選択できるようにしてたんですな。さらにそれとシフト持ち越しを組み合わせることで「逆押しで15枚役を取りつつ」、テトラの指示に従い「BAR狙い順押し」することでJACIN+15枚役が3回とれる仕組みになっており、概ね毎回711枚が取れる仕組みになっていたと。これが画期的だったのは赤字部分。それまではJACINとメイン小役は別に成立するのが常識だったので、例えばフラグシフトを備えた大量獲得機でもシフト中にJACINが成立した際はハズしを行う必要があり、その際は払出がなかった。ところがこの機種以降はJACINをハズしつつメイン小役をゲッツできるようになったため、毎回711枚というのが実現できるようになったんですな。流石山佐さんだぜ!

 

毎回711枚取れるというのはツボれはものすごい破壊力を生み出しますが、一方でハマリもめちゃくちゃキツく。『カンフーレツデン』を含み上記で挙げた機種群は漏れなく天井がヤバいくらい高くなっていました。有名なのは吉宗の1921G天井ですが、この機種はそれを超える1969G+前兆。1G連のようなギミックはなく、おまけにRT解除のゲーム数テーブル等も持っておらず。モードごとの違いは毎ゲーム行われる解除抽選率のみという割り切った仕様であったことからどっちかというと「辛い」イメージがありました。

 

 

テトラリールが美しかった

 

辛いけどゲーム性自体は超面白かった

 

辛い。ひたすらに辛い。そんな印象が強い『カンフーレツデン』ですが、ただ面白くなかったかというと全然そんなことはなく。むしろ711枚というリターンのデカさとテトラリールを用いた秀逸な前兆システムが上手く噛み合って、ゲーム性自体は超面白かったッス。

 

というのも「ボーナスの前兆」というのはこの前年に山佐さんが出した『キングパルサー』がある意味では初出にして完成形でして、この機種はその発展形に近い感じでした。内容としてはボーナスの放出数ゲーム前から演出の発生率が上がり強演出の発生率がアップ。告知系の演出してボーナスドン、みたいな感じ。のちにシナリオ管理の「長い前兆」が主流になっていき、そっちは別ベクトルでめっちゃ面白かったんですけども、多分こういう「短い前兆」のくくりのなかではこの『カンフーレツデン』は最高峰の完成度だったと思っています。同じくテトラリールを用いた前兆機としてはキングパルサーの焼き直し(?)である『パニックザウルス』もありますがあっちもすげー良かったので、おそらく「ちょっとざわついてすぐ告知する」というシステムとテトラリールの相性というのがとても良かったのではないかと思われます。

 

その他、バウンドストップやウェイト音変化やリール消灯など。当時のギミックでできるあらゆることをブチ込んだ感もあり。液晶非搭載機でありながら印象としてはとても賑やかだった気がします。ちなみに筆者、この機種がとても好きだった事もありチーパオはすごく大好き。飼い猫に「チーパオ」と名付けようとして嫁から全力で止められた過去もあります。

 

 

業界豆知識あしの 画像3チーパオ好きをこじらせてムイムイも好きでした(他社)

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