【エウレカ】5号機の流れを一気に変えた伝説的な名機を振り返る!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「パチスロ交響詩篇エウレカセブン」について。これは5号機ART機のブレイクスルーとして思い出に残ってる方も多いと思います。言ってももう結構前の台なので知らん人もいるかもしれませんが、この機会に改めて振り返ってみましょう。どうぞ!
通常時からバリバリARTに入るやんけ!
『パチスロ交響詩篇エウレカセブン』の登場は2009年。当初はボロカスだった5号機の評価が『リンかけ』『スパイダーマン』などのリプパン(チェリパン)機の登場により「おい5号機結構いいんじゃねぇか」みたいな感じにちょびっと変わった後の話です。
パチスロ必勝本責任監修による「5号機コンプリートブック」ではこの機種に「あらゆる場面からARTを狙える事で話題を呼んだ」というキャッチが付けられておりますが、特徴としてはまさしくそれ。エウレカが起こした革命はそれまでの5号機でデフォだった「ボーナスを起点にしたゲーム性」に一石を投じた「どこからでも当たるART」にありました。
通常からARTに突入する仕組みはすでに『忍魂』などでも採用されてたので特に大発明というわけでもないのですが、エウレカの場合はその見せ方がめちゃくちゃ上手く、例えば「一回非RT状態に落ちてからの復活」みたいな「潜伏」の表現や、突リプ成立時に敢えて演出(ねだるな勝ち取れ!)を発生させる事でチャンスを明示する点など、演出の斬新性という意味で飛び抜けておりました。
またセブフラ音を伴う感動のフリーズ演出の搭載も忘れちゃいけないポイントのひとつ。この機種により「セブフラ=大爆発」みたいなコンセンサスが形成されたのも事実です。
またボーナス関連の仕組みとしては「REG中の自力6択」も大切な特徴のひとつ。ボーナス中に押し順を当てれば当てるほど報酬がデカくなるというのは4号機の『猪木』シリーズもあるのでこれもまたこの機種の発明というわけではないのですが、5号機のご時世にこれがまた体験できるとは思いもよらず。5号機というだけで「ゲーム性の幅が狭い」という印象が拭えなかった当時の時世に新しい風を吹き込むことに成功しました。
もちろん、この「新しい風」というのはちょっと懐古方面に舵を切っており、例えば当時のプロモーション映像なんかも「4号機のゲーム性を彷彿とさせる」というのを前面に押し出したものでした。筐体のデザインも、例えばARTランプなんかは昔のAT機にちょっと寄せた感じになってましたしね。もしかしたらどこかで賛否があったのかも知れませんが、今思い返すとそれは、まちがいなく当時のスロッターの大多数が求めてた方向性だったと思います。なので、たぶん大正解でした。
他にも特徴は色々あるんですけども、とりあえず版権の強力さもあってこの『エウレカ』は大ヒット。個人的にはARTのシステムそのものに与えた影響自体は『忍魂』の方がデカいんじゃないかと思ってますが、見せ方の方向で残したものはエウレカの方がぜんぜんデカいと思っています。
歌スロとしても優れていた
あと、エウレカを語る上で忘れてはイカンのが「歌スロ」の側面。
アニメ主題歌や挿入歌がこれでもかと詰め込まれており、「歌が流れるとARTロング継続」みたいな見せ方も多分コイツが最初だったんじゃねぇかなと思っています。もちろんそっち系の見せ方としては『北斗』の「愛を取り戻せ!!」があるので発明とはいえないのですが、それでも歌が変わってガッツポーズ、というのをホールで久々に体験した方も多いと思われます。元のアニメの歌が良い、というのもあるのですが、これによりシステムはもとより「曲」「歌」を強く覚えている方も多いかもしれません。
ちなみにエウレカシリーズはその後2013年に『パチスロ交響詩篇エウレカセブン2』が純増2.8枚の高純増AT機として登場。2017年リリースの『パチスロエウレカセブンAO』では初代と同じボーナス+ART機に回帰。さらに6号機の世に放たれた近作『パチスロ交響詩篇エウレカセブン3 HI-EVOLUTION ZERO』および『パチスロANEMONE 交響詩篇エウレカセブンHI-EVOLUTION』では再度ボーナス非搭載のAT機となるなど、作品によってゲーム性がぜんぜん違うのも特徴になっています。
次のエウレカはいつでるのかちょっと分からないのですが、どうせならまたスマスロで新時代を作る感じの斬新なゲーム性でリリースしてもらいたいなと思います。
原作も面白いんでオススメです
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