【Hooah!】ビンゴシリーズで使われてる「フーア!」ってなんの事?
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回はビンゴシリーズで使われている「Hooah!(フーア)」について。初代の頃ってこれの事を「フーア」って言ってたっけ? とか思ったんですけども発声自体は以後のシリーズも変わってないんで多分初代からそうだったんでしょう。というわけでこれってどんな意味? という小ネタから話を広げていきましょう。どうぞ。
フーア!はちゃんとした単語らしい。
「Hooah!」というのは『スーパービンゴ』(ベルコ/2002年)で使われた、ATのカウントアップ時の言葉です。とはいえこれ別にビンゴ発祥の言葉というわけではなく、実際は「いくぞ!」とか「了解」みたいな意味のスラングとの事。確かに戦争映画とか見てると「フーアー?」「フーアー!」みたいな感じで使われてますな。これ語源には諸説あるんですけども、もともとネイティブアメリカンの人々が使ってた「ハウ!」から派生した単語であるというのが割と有名な説のひとつ。英語版Wikipediaには「How d'ye do」が語源という説も書かれてますが、もはやこれそもそも何て読むか分からんほどなので真偽のほどは不明。また戦争中のなんかの上陸作戦の時に、水しぶきと砂埃で大混乱のなか、味方を識別するのに米軍が「who are!」と声を掛け合ったのが語源だ、みたいなのもどっかで聞いたことあります。これは確かに発音もおんなじだしスッと入ってきますが、とにかく「ハッキリとした語源は不明」な単語なんですな。
とりあえず間違いないのが主にアメリカ軍(陸軍・空軍)で使われるスラングで、似たようなのに海兵隊(海軍じゃないよ)が使う「Oorah(ウーラ!)」や海軍・沿岸警備隊・レンジャー部隊で使われる「Hooyah(フーヤ!)」なんかがあるとのこと。ちなみに日本のレンジャー部隊の候補生は教官へ「レンジャー!」以外の返事をしてはいけないという絶対のルールがあることで知られています。なので日本だとこれは「Ranger!」になるんですかね。この辺の軍隊ノリもまた世界共通なようです。あとあんまり関係ないですけど、「ストリートファイター2」のザンギエフがスクリューパイルドライバーを放つ時の言葉も「Hooah!」とそっくりの発音なので、もしかしたらソ連にも「Hooah!」ってスラングがあったのかもしれませんな(たぶん違う)。
ビンゴは「音」の使い方が上手かった。
さて初代『スーパービンゴ』なのですが、これは2002年リリースにもかかわらず「液晶非搭載機」でありました。あるのは7セグと各種ランプのみ。従って爆裂AT機ながら「音」をメインにした演出が採用されており、往年のデジパチを思わせるストップ音・リーチ音・リーチ中の音等はもちろん、連チャン時の「BGM停止」や「鐘の音」など、音にまつわる思い出が非常に多い。だからこそ「Hooah!」もこだわって収録された音のハズで、なんとなくで採用されたものではないと思います。
問題はなぜその「Hooah!」が実際に使われてるかなのですが、これに関しては良く分からんながら、開発中の2001年にリドリー・スコットの『ブラックホーク・ダウン』がヒットし、しかもこの映画の中で「Hooah!」が多用されまくってたというのが無関係じゃない気がしています。これはもう開発者さんに聞いてみないと分かんないんですが、その機会はおそらく限りなくゼロだと思うので「俺はこう思う」レベルの話としてお納めください。
なんにせよ『スーパービンゴ』作中で最も嬉しい瞬間が間違いなく「Hooah!」のタイミングであり、いまでも「パチスロ最高の効果音(音声)」としてこれを挙げる人が多いのも、頷けるものであります。新作出ますからね。またホールで「Hooah!」が聞ける日を、今から楽しみに待ってましょう。
ザンギエフも「Hooah!」だと思うんだよなあ
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