【コロナの影響】パチンコホールの売上に新型コロナウイルスが与えた影響ってどんなもんだったの?

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「コロナの影響」について。厳密に言うとまだコロナ禍が終わったわけじゃないんですけども、まあそろそろ「コロナを振り返る」的なニュース記事も増えてきたことですし、1回ちょっとまとめてみましょう。どうぞ!

 

 

アフター・コロナ。

 

パチンコバッシングによる長期間休業の影響も大きかった

 

新型コロナウイルス感染症の国内初感染者が見つかったのは2020年の1月16日。「海外でヤバいのが流行ってるぞ」という他人事の事件から「日本もヤバい」という認識に変わったのはこの日でした。んでこの日を境に感染者の数は急増。4月にはついに初の流行期(第一波)に突入し、同時に緊急事態宣言が発布、猛烈なパチンコバッシングが吹き荒れたのもちょうどこの頃です。当時は政府から全国パチンコホールに対し「休業要請」というのがなされ、最終的には大部分のホールがその要請に協力。我々は史上初めて「長期間に亘ってパチンコ屋がやってない時期」というのを経験することになりました。

 

この休業要請の期間というのはパチ屋にとっては純粋な「売上減」となるわけですが、この期間においてちょっとだけ良かったことは「CR機および5号機の撤去期限がちょびっと伸びた」ことのみ。それ以外の部分は概ね業界にとってマイナスだらけであり、特に「分煙」および前述の「旧規則機撤去」はコロナの時期とほぼダイレクトに重なってしまっており、これらの要因が複合した結果、2020年~23年初頭までのパチ屋さんの売上というのは、市場稀にみるほど落ち込む事になりました。

 

さてつい先日、6月23日に帝国データバンクよりある報告がなされました。この報告は各種ニュースサイトに取り上げられたりしたんで目にした方も多いかも知れませんが、内容はざっくり「コロナ禍の3年でホール法人がむちゃくちゃ打撃をうけた」というもの。詳しい内容はググって頂くとしてざっくりとした内容は大体こんな感じ。

 

・3年でホール法人の数が25%減。
・売上高は約5.2兆円減。
・高尾、西陣など有名メーカーの倒産・廃業も相次いだ。

 

ホール数は大体4件に1件が廃業、売上は19年の約16兆5千億円から11兆3千億円へみたいな感じで、控えめにいっても「大打撃」であります。特に売上に関してはとんでもねぇマイナスになっており、インカム自体が2/3程度になってると考えると、なかなか大変な状況。まだ10兆円以上あんじゃねぇか! という声もあるんですが、これはただの「売上」であって実際にはそっから諸々のペイがあるわけです。当然お客が持って帰る賞品代なんかも考慮されておらず、もはやなんのこっちゃわからん数字であり、よくいう「パチンコ業界の最盛期は30兆円産業だった」みたいな話もその辺を踏まえて考える必要あり。

 

要するに「10兆円」つったってかなり多くの部分はお客が交換したぶんとして消えており、粗利はもっとずっと少ない。さらにそこから「機械代金」や「土地建物代」「人件費」「広告宣伝費」なんかもかかるわけでして、10兆円以上売上があんのにホール数が減るわけねぇだろうというのが大間違いであることが分かるかと思います。実際に25%のホールが消滅してますからね。

 

 

今年はどうなる?

 

売り上げの減少は2021年で底を打った?

 

んでまあ今年の状況なのですが、とりあえず「スマスロ本格稼働」というのがデカいトピック。スマパチの方はまだほんとのポテンシャルが見えてない状況なのでどう転ぶかよくわからないんですけど、これはまあ売上的には2022年よりだいぶマシになるんじゃないかとの予測がありますし、すでにGWの稼働が良好だったとかそういうデータもボチボチ出ておりますし。でも、あくまでもコレは売上の話。スマスロ導入にはコストもかかるので粗利ベースでどうなるかはまだちょっと分からない。さらに今年はパチ屋にとって鬼門となる「電気代のさらなる値上げ」という超強力な壁があるゆえ、予断は全く許さぬ状況です。

 

ただ、上記のデータバンクの発表によると、2021年と2022年のデータを見比べると倒産・廃業件数ともに2022>2021であるのに対し、売上自体は微減となってます。社数が減ってるのに売上がそこまで変わってないというのはギリギリで生存していたホールの廃業が2022年で一気にきて、そういうところはそもそもお客さんの入りがあんまり良くなく、全体の売上の構成比率として僅かだったんじゃないか、ともとれます。従って「売上の減少」という意味では2021年の段階で既に底を打っており、今年はプラスに転じるかもしれません。あくまで売上ですけどもね。しかも筆者が個人的にそう思ってるという話。

 

粗利はどうなんだろう。今はもう「出さないと人が来ない」ってなっちゃってるんで、ここはなにげにあんまり変わらない気がします。設定1でもメタクソ面白くてついブン回しちゃうぜ! みたいな機種が次々でればまた話は変わってくるんですけどね。

 

 

業界豆知識あしの 画像3帝国データバンクってこんなデータ出してたんだ

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  • 1:2023-06-28 12:23:272022年の1月5日まで武漢にいたのですが、現地では噂レベルで変な病気流行っていると話が出ていました。最初は人が亡くなりまくるという酷い状況だったので、店舗休業も致し方なかったのではないでしょうか。あの頃は仕事も短くなり、遊ぶこともなくてヒマでしたねー。
  • 2:2023-06-29 09:02:08>>1さん。 うわ、凄い。当時武漢の酷い状況の映像とかがリークされてましたけど、あれってフェイクだったのかガチだったのかどっちでしたか?
  • 3:2023-06-30 08:59:06今の中国は、メディアの情報だけでなくスマホでやり取りされるような個人の情報にしても、全て共産党の監視下にあるので、画像等で見るようなことはなかったです。 ただし「上に政策あり、下に対策あり」と言うように、一般市民の間での情報ネットワークが進み、言葉により伝わってくる情報がたくさんありました。面白いことに、中国語自体が様々な概念を詳細に伝えられるような構造となっている(日本語だと曖昧な表現になってしまう。例えば家族間や村の中などでは阿吽の呼吸で伝わるが、大陸では民族が入り乱れるので論理的に伝える必要性あり)ので、これまた歴史のなせる技なんでしょうね。

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