【モード】パチスロで当たり前に出てくる「モード」っていつからあるの?
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「モード」について。色んな意味で使われてる言葉ですが、これはいつ頃からある仕組みなのか確認してみましょう。どうぞ!
0号機からあるらしい。
そもそもパチスロにおける「モード」が厳密に何を指してるのかは特に決まってません。何らかの状態を複数搭載してる機種があったとして、それを「◯◯状態」と呼んだり「◯◯モード」と呼んだりするのは機種によってバラバラです。ここではそれが小役なのかRTの天井なのかAT抽選なのかに関わらず、「完全確率」ではなく何らかの確率が変動する、もしくは規定ゲーム数が変動するものを全部含めて「モード」と呼びます。
そういう意味ではどうやら「モード」は0号機の頃から存在していた模様。0号機というのは1977年~1985年までの間に稼働していた風営法適合機の事。まだ保通協が無い時代の機械たちです。77年つったら筆者が生まれる前でありどんな機種たちがどんな仕組みで動いていたかを確認するのはかなり難しいのですが、とにかく今では当たり前になってる「完全確率」が義務付けられたのが2号機になってからというのは忘れてはいけません。なんと1号機まではそうじゃなかったんですな。
じゃあどうやってボーナス抽選してたんかというと、例えば「吸い込み方式」がそれ。吸い込み方式というのは「一定枚数のメダルを入れるとボーナスが成立し、連チャン状態になる」というもので、これは言い換えるなら「連チャンモード搭載機」でありました。つまりは完全確率方式が採用される2号機より前は普通に「モードがあった」ということになります。(具体的に何が初だったかとかは不明ですけども)。
つまりその「連チャンモード」は完全確率になったことにより2号機では禁止になります。が、一方で「小役の集中」用のモードが登場。いわゆるフルーツゲーム用のモードです。例えば2号機「バニーガール」は完全確率方式で初となるモードの概念を持った機種として有名です。地獄モード中は5Gばっかりのフルーツゲームも、天国モード中は60Gを選択しやすくなったとか。これにより機械の爆発力が担保され一気にパチスロが人気となります。
しかし! これもまた3号機で規制が入り「小役の集中」が禁止になってしまい、ここで一旦「モード」の概念は表向き歴史から姿を消してしまいます。裏を返すと普通に存在したみたいですが、そこは置いときましょう。
獣王で復活。
3号機の登場が1990年。そこから長いこと「新台にモードが無い」時代が続きますが、これを打破したのが2001年「獣王」でした。2号機以来十数年ぶりのモードの復活であります。獣王のモードはAT「サバンナチャンス」にまつわるもので、何もフラグが立っていない状態(純ハズレ)成立時に参照されるサバの連チャン回数を参照するテーブルが2種あった感じです(ハズレは「0連」としてたハズ)。高低どちらのテーブルを参照するかは内部のモードの高低で管理。ボーナス後に高確率に上がり、主にリプレイで転落。みたいな感じ。超ざっくりですが大事なのはこれがメイン基板じゃなくてサブ基盤で管理されていたこと。要は禁止は禁止のまんまなんですが、保通協の目の届かぬ部分においてワンアイデアで規制を突破した感じです。
さらに4号機においてはRT(ここではあくまでサイレントストック機で使うリプレイタイムを指します)のテーブルの移行を上手い事アレすることで「リアルボーナスの連チャンモード」を復活させることに成功。モード式サイレントストック機の先駆けとなったのはロデオの「ギンギン丸」でした。
5号機になるとゲーム性がどんどん複雑化していき、「モード」が持つ意味が幅広くなっていきます。たとえば「CZの抽選モード」「ART自体の抽選モード」などが別々に動く機種もたくさんありましたし、ARTの威力そのものについて上位・下位などのモードを持つ機種もありました。更にいうとボーナス中の7揃い確率にモードがあったり、上乗せ特化ゾーン中のみに動くナビのモードみたいなのもありましたな。この辺はホントに機種それぞれで全然違い、その辺の基本的なアイデアは現在の6号機にもガッツリ引き継がれております。
演出モード、ってのもありますな
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