【一撃】万枚達成や完走時に使われる「一撃」とは何を指すのか1回考えてみよう。

【一撃】万枚達成や完走時に使われる「一撃」とは何を指すのか1回考えてみよう。 eyecatch-image

チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「一撃」について。めっちゃ出た時とかに「一撃で◯枚でた!」みたいな言い方しますが、これについて1回考えときましょう。どうぞ!

 

 

意外と知られてないけど。

 

自主規制の都合上
厳密な定義が必要

 

「一撃」という単語は当然ユーザー側から自然発生的に生まれたものです。意味としては「同一のAT(ART)内で出た出玉」を指し、主にパチスロで使われます。パチンコのほうにもあるのかも知れませんが性質上そっちは全ての出玉が「一撃」のはずであり、ことさらこれを取り上げてどういう風に表現するとかはあんま無い気がします。もちろん「確変で一撃2万発出た!」みたいな表現も可能なのですが、筆者だったら「じゃあ一撃じゃない確変って何よ」ってなるので推敲時に削除するかもしれない。

 

んでもうちょい詳しく定義すると、パチスロにおける「一撃」は意外と幅が広く、例えば「同一AT中の上乗せを含む」ものであり、かつ「天国移行などシステム的な意味での引き戻しも含む(自力は除外)」もので、さらに「ARTの場合は消化中のボーナス枚数を含む」ものという意味になってます。要は「エウレカ」のシステムのようにARTなどのセットが見た目上「潜伏」した場合でも、それをもって「二撃」「三撃」(へんな日本語)とはカウントせず、セットが尽きて全部終わるまでのものをひっくるめて「一撃」としますよ、という意味。

 

なんでこんな厳密に定義するかというと、実はこれと全く同じ意味の「もっとちゃんとした用語」があるからです。

 

初出は2009年12月に回胴式遊技機製造業者連絡会(パチスロメーカーが集まって大事な事を決める集まり)で採択された「一連増加区間における期待増加数を3000枚以下とする」という自主規制で、これは読んで字のごとく「一撃で3000枚を越える性能はナシにしようぜ」というもので、目的としては当たり前に「射幸性を抑える」ため。これは後に「一撃3000枚規制」と呼ばれる事になります。んでこれは筆者もそうなんですが普通にパチスロを打ってるだけではまず知らん話であるゆえ、ここで初めて知った人というのもいるかもしれないんですが、5号機のいわゆる「爆裂ART機時代」でもこういう規制は根底に一応あったんですな。

 

ちなみにこれは2012年に同じ連絡会により「再徹底」の採択が行われています。つまり「自主規制を決めたけどあんまり徹底されてないからみんな頼むよ」ということであります。とはいえ2012年といえば爆裂ART時代の幕開けの年であり、この辺からむしろ一撃万枚の難易度がグッと下がった機種がバンバン出るようになったのはご存知のとおり。これはメーカーが自主規制をないがしろにしてたというより、単純に「一撃」の解釈にそれぞれ幅があったという事なんだろうなと筆者は思っています。

 

なんにせよこれが実際にシステムに組み込まれる形になったのが「有利区間」の「枚数上限」であり、2400枚という数字も5号機時代の3000枚から性能を落としたものとして決まったとかそいういう話もあります。

 

 

メディア側の配慮。

 

各メディアも
自主規制に配慮している

 

んで現在の6号機の話になりますが、実はこの「一撃〇〇規制」は現在もしっかりあります。内容は変わってて「ひとつの抽選契機で3600枚以上出るのはナシよ」というもの。「一連増加区間」じゃなくて「契機」にフォーカスされておるのに注目。これは現在「一撃3600枚規制」と呼ばれておりますが、要するにレバー一発で3600枚以上乗せたらダメ、あるいは期待値3600枚以上のフラグを搭載したらダメだという事ですな。

 

これは6.5号機の仕様が出てきた去年の年初くらいに言われ始めた事で、有利区間の上限ゲーム数が撤廃されたスマスロが本丸になってると思います。要はゲーム性に幅がでてそれに伴い出玉性能のパワーアップするけど、それは見せ方次第で射幸性をガッツリ煽る事になっちゃうので気をつけようねという事です。したがって現行機種では差枚管理タイプの場合はレバー一発で「+3700枚」みたいな見せ方は無理ですし、あるいはゲーム数管理の場合は純増ゲーム数が3600枚を超えるような上乗せは発生しないようになっているハズ。2回来たら超えることもあるかも知れませんが、それはその人のヒキだから仕方なく、そもそも一契機じゃないからね。その人のアームがストロングだっただけ。

 

実際、いまは各メディアともリザルト画面で3600枚を超える写真というのは基本的に使ってないと思います。これはリザルト画面からはどういう経緯でその枚数になったか分からんからですな。もしかしたら一契機で3601枚以上獲得しとるかもしれんわけで、要らん誤解を招かないように使わないということになってます。あとは余計な射幸心を煽らないためですね。

 

いやいや一撃カンストのリザルト観たことあるよ! と思う方もおられるかもしれませんが、多分それはSNSで観たやつとかです。……遊技者がホールで出した分に関しては実際に出てるので、それはただの事実ですからね。そこに配慮は要らんす。あくまでもメディアの話。機械性能的に、一契機で3601枚以上乗せるようなのは自主規制されておるよと、そういう話です。

 

 

業界豆知識あしの 画像1期待値3600枚きっかりのプレミアフラグとかそのうち出そう

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