【ギャップCT】5号機の一時期あった良くわからない機能の代表格についてざっくり解説。
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「ギャップCT」について。これ5号機の中盤くらいに颯爽と現れたよく分からん仕組みの機能なのですが、これ理解してる人あんまりいないと思うので1回解説しときます。
そもそもどれのことよ。
ギャップCTと呼ばれる機能は、「バジリスクII」とかに搭載されていたヤツで、ATではなくART機なのに純増が2.7枚とかある「高純増ART機」に搭載されていた機能ですな。
そもそも普通に作ったらART機の純増って2.4枚くらいが限界でそれを突破することは出来ないはずなんですけど、5号機の一時期はそれが出来てたんですね。それらの機種には必ず「2ゲーム連続で14枚や15枚が払い出されるプチボーナスみたいなもの」が搭載されてました。そんなんあったっけ? と思うかもしれませんが、そのボーナスというのは特に告知されることもなく、一見するとただのハズレ目のような出目で入ってすぐ抜けてたんで気づいてないだけです。
んでボーナスなので当然通常時も成立してはそろってるわけですけど、そうなると困るのが「通常時のベースが高くなりすぎる」という問題。いわゆる「ギャップCT」というのはここを解決するためのアイデアであり、要は通常時はそのプチボーナス中の制御では15枚役が優先されるため15枚役が揃って終わるものを、ART中は限度枚数ギリギリの枚数を取らせてボーナスを継続させ、2ゲーム目で15枚をとらせるというものでした。通常時とART中で同じプチボーナスでも取れる枚数が変化し、そこにギャップが生まれるという意味で「ギャップCT」ですね。CTというのはボーナスの名前ですけどそこまで解説するとめちゃくちゃ長くなるのでスッと流してください。
保通協のシミュレーションではART中もこのプチボーナスは最初に15枚を取って終わらせるということにしてるので問題がなく、あとは試射で大爆発しすぎなければ無事適合みたいな、一種の裏技に近い機能ですね。たしかに当時は多くのART機がこの機能を取り入れてましたし、流行していた、といっても良いでしょう。パッと思い出せるのは「バジリスクII」の他、「豪炎高校應援團」や「忍魂弐」あとは「魔法少女まどか☆マギカ」とかにも搭載。当時売れてたART機にはだいたい搭載されてます。あと「聖闘士星矢海皇覚醒」にもついてたよね確か。
なんで制御変えられるんだよ。
はい「ギャップCT」がなにか、というのはわかったと思うのですが、問題は「通常時のCTはなぜ1ゲームで終わるのか」です。
これ押し順とかで15枚じゃなくて14枚にしてるのか? というと実はそうではなく、明確にリール制御で変えてるんですね。通常時とART中でリプレイ以外の小役のリール制御そのものが変化するとか聞いたこともないんですけど、これは一体どういうことなんだろう。調べてみるとどうもCT中もその時のRTの状態を引き継ぐことができるらしく、かつCT中はリプレイ優先の制御じゃなくても良くなるそうで。つまりART中に成立したCT中は枚数が取れる小役だけではなくリプレイも同時に成立しており、そしてそれを蹴るために通常時とは違うリール制御になっていたとか。ちょっとオレもあんまりわかってないのですが、各種解説を読むとどうもそんな感じであるようです。違ったら申し訳ないですが、まあでもこの考え方だったら通常時とART中でCTで取れる枚数が変わるのも分かりますし、辻褄は何となくあってるのかな?
まあ何にせよ、ATの純増枚数の制限が緩和された今となっては高純増に拘るならARTの枚数を頑張って伸ばすよりもATにしたほうがいいでしょうし、あまり意味がないレガシーなアイデアではあるのですが、それでもホントに5号機の最終盤まであった機能ですし、そのうちまた似たようなのが出てこないとも限らない。
なので皆さんも心のどっかに「ギャップCTってのがあったな」というのは、ぜひ忘れずに仕舞っといてください。
オレも全然わかってないけどね
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