【ST】主にパチンコで耳にするあの単語について一度確認してみよう!

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「ST」について。パチスロでもSTタイプのATとかいう使い方でたまに出てくるのですが、基本的にはこちらはパチンコ用語ですな。なんとなく意味は分かるんですけども、後学の為に一度おさらいしておきましょう! どうぞ!

 

 

何の略なんや?

 

STの進化は甘デジがきっかけだった?

 

STというのは「スペシャルタイム」の略で、これは「回数切り確変」を意味します。あんまり耳慣れない単語ですが、そのまんま読んで字のごとく「回数で切られた確率変動状態」で、一般の確変ループタイプに上限ゲーム数が付いたものを指します。

 

1999年当時はCR機のスペックはほぼ「初当たり確率1/315、確変突入・継続率1/2、時短なし」というもので統一されておりあんまりバラエティが豊かとはいえない状況だったのですが、そんな中で登場したのが史上初の回数切り確変搭載機である『CRジャングルパークXLTD』。メーカーは京楽さんです。

 

これは大当たり後に1/2で20回転の高確率状態を搭載。滞在時の大当り確率は低確率時の10倍ということで、形としてはST20の即連機、みたいな感じでしょうか。ちなみに大当たり確率は1/239.5。大当たり時の出玉はオール14ラウンドで約2010個。なんかどうも耳に覚えのある単語だなと思って演出を調べてみたのですが、これ打ったことありますわ筆者。なつい。

 

で、上のスペックをぱっと見た感じ『CRジャングルパークXLTD』の美点は大当り確率の高さのみ。致命的なのは突入率1/2でSTに入るのに駆け抜けが発生することですな。これだったら多少初当たり確率が落ちてもループ式のほうがいいに決まってる。なので残念ながら好評を得る事は叶わず。この時点ではSTが一般化することは無かったようです。

 

確変=次回の当たりを保証! という時代が続く中「100%突入のST」という方向性で進化したのは最初は甘デジでした。端緒になったのはサミーの『CRマーメイドザブーンST』なる機種。機種名にSTって思いっきり付いてますな。

 

 

CRマーメイドザブーンST
大当たり確率 1/99.4(1/9.9)
確変突入率 100%(4回転まで)
時短 確変終了後60回転

 

サミーさんといえば2006年には大ヒット機種である『北斗の拳』が『CR北斗の拳STV』という機種名で甘デジ(デジハネ)化されたのを打ったことある人も多いハズ。『マーメーイドザブーンST』も似たようなスペックなので、最初っから完成されてたと言っていい感じだと思います。このように最初は甘デジでの採用が目立ち普及していく中、やがてはその他のスペックにも波及。100回を超えるようなロングSTなどは現在のミドルタイプにも普通に見られるどころか、ヒット機種の多くはST機になっています。

 

 

パチスロに輸出!

 

パチスロのSTはパチンコと似てるけどちょっと意味が違う

 

STはある時からパチスロでも普通に使われる言葉になりました。筆者が覚えてる限り、最初にパチスロでその単語を見かけたのは5号機の『パチスロ キン肉マン ~キン肉星王位争奪編~』だったと思います。ART機だったのですが、演出だけじゃなくてゲーム性も3つから選べるようになっており、そのうちひとつが「パチンコモード」というもの。30Gの間に絵柄揃いできればまた巻き戻って次は40Gにモードアップ……みたいな見せ方でしたが、これを「STのような」と表現するメディアは多かったハズ。

 

最近の獣王の「ゴリラアタック」も「STタイプ」と説明されますし、また6.5号機では『パチスロ甲鉄城のカバネリ』なぞもはやSTを公称にしています。

 

似たようなシステムを指し営業資料に「STタイプ」と書いてある場合も数知れずなので、STという単語はもうパチスロのほうでも浸透してると考えられます。もちろん、この「ST」はパチンコの「スペシャルタイム」を輸入してきたものだと思うのですが、こっちは当然「回数切り確変」という意味じゃなく「特定条件達成でゲーム数が規定まで巻き戻るCZ(AT)」という意味ですな。ニアですけどちょっと意味が違います。

 

 

業界豆知識あしの 画像3ストックタイムじゃないよ

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