有利区間3000Gの6号機が今年夏〜秋頃に登場!?規制緩和がもたらす影響を考察

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POKKA吉田 プロフィール
POKKA吉田

業界紙「シークエンス」の編集長という立場を持つ、ぱちんこ業界専門のフリーライター。独自の目線でぱちんこ業界に関する著作物を数多く出版している。

3000ゲーム

 

先週月曜日のこと。番組収録だったのだがそこで3000ゲームの話を触れようと言われる。ところが私、この時点で決まっていたことを知らずにいた。先々週の後半はずっと宅仕事(主に原稿)にかなり忙しくてほとんど業界の誰とも話をしていなかったからだ。

 

いろんなところで拡がってるよ、それも(先々週の)金曜日からだよ、というので、そこからいろんな方面に話を聞いていった。特にパチスロメーカーの人たちは、こぞって歓迎ムードであることは間違いない。というか、かなり期待度が高いという反応が多かった。

 

有利区間のゲーム数上限が1500ゲームから3000ゲームに引きあがって、ATの設計の自由度がかなり高くなることはわかっている。一方2400枚規制は残っていることから、出玉性能拡大とは言えない、という雰囲気も拡がっている。

 

私見だが、今回の件は3年間の6号機の短い歴史の中では最も緩和の内容になっているように思う。このため、実際に3000ゲーム対応機種がリリースされるのは夏から秋頃となりそうだが、その時期にリリースされる6号機ATは今までの6号機ATよりもかなり中身が違うものになっている可能性も高い。

 

パチスロメーカー組合の日電協(及び回胴式遊技機製造業者連絡会)は、現在、この新しい自主規制についてアナウンスする検討に入っている。このため、いつかとは言えないが、遠くない時期に正式に発表されるので、詳しい内容はここでは来月に委ねたいが、いろんな好影響が出る予想がつくくらいには少しだけ触れておきたい。

 

5号機時代の途中から登場した有利区間というものは、AT等が発動できる区間のこと。それが1500ゲーム続くと強制終了するということで、AT性能の設計はこの「最大1500ゲームの中で差枚数獲得シナリオを作る」必要があった。たとえばこれがノーマルタイプならいわゆる完全確率が続くということで、設計上のシナリオはない。完全確率ではなく、仕組み上の連チャンやセット回数増、ATゲーム数上乗せという仕組みは、抽せんの仕組みの設計によってシナリオができあがる。そのシナリオは途中途中で確率抽せんの勝ち負けも左右するが、それらの設計によってときに2400枚完走まで、ときに1回でほとんどメダルが増えない、というようなばらつきが出てくる。初当たりも含めてAT当せん確率とそのような差枚数獲得上乗せが発生する確率等を総合的に考えてメーカーは抽せんの仕組みや確率の値を決めていく。それができあがったとき「この仕組みで多くの遊技客が一喜一憂、追いかけて楽しんでくれる」ことを期待するわけだが、その仕組みは1500ゲームで終了する。一度有利区間が終わってもすぐに有利区間が始まることが多いわけだが、次の有利区間のシナリオは「いちから始まる」。

 

これは私の感覚であるが、完全確率ではない区間が今の遊技の最も面白いところというのがAT機。完全確率からどのように外れた設計になっているか、その内容が客に支持されるかどうか、というのがとても重要で、それこそが面白いとか面白くないという部分の本質だと思っている。それはATに関する設計内容そのものだ。4号機時代も5号機時代も、AT機は設計された数値がもたらす打ち手個人のその刹那の遊技結果を「設計側に仕組まれた形でいい展開になって多くの差枚数を獲得する」ということを目標にして、それを目指して打つものだと思う。

 

たとえば「突破型」と言えば、その設計された数値等は「天井などで初当たりを引いたあとに、何かをいくつか引いて突破していく」みたいなイメージだ。これは長いゲーム数にまたがる複数段階抽せん的なもの。たとえば数十分の1程度の確率でチャンスゾーンを引いてそこから当せん役を狙う、という設計はそれよりは短いゲーム数にまたがる2段階抽せんのようなもの。こういったものの総合的な分布のようなものがAT設計によるシナリオだ。

 

そのシナリオは有利区間が長ければ長い方が多様性が増すというもの。シナリオをどのように配分するかは各メーカーの力量による。純増枚数を下げて2枚ちょっとにしても天井から2400枚獲得まで可能な有利区間ゲーム数を確保する設計もあるだろうし、他にもいろんなことが考えられる。そういうことを今、AT機を開発企画するパチスロメーカーは懸命に考えている。なんなら既に出来上がったものの設計を変えることも辞さず、という感じだ。

 

また、もともと有利区間ゲーム数上限にメスを入れることは昨年12月頃から検討と協議が始まっている。そのココロは「適合率の向上」であり、純粋にこちらも見込めるもの。さらには業界の最大懸案でもある低ベース値化の加速についても、3000ゲームの進捗の中でいろいろあって少しずつ良化していることがわかっている。というか、今年の協議は有利区間ゲーム数上限の協議中にいろいろ注文がついて低ベース値の話も併行して進んでいった。低ベース値についてはこの3年間で何度も進展したのに戻されて、ということを繰り返してきたイメージだが、そろそろ落ち着いた可能性がある。もっとも、これは今までもそうだったから今後またケチがつく可能性もあるが、有利区間上限が3000ゲームになったことで、低ベース値設計も適合率的には作りやすくなったという可能性もある。

 

このように、いろんな可能性を見ることができるので、まずは公式の発表を待っていようと思う。なお、2400枚規制については、日電協にとってもすべての業界関係者にとってもそして遊技客にとっても見直したい部分ではあるが、今回の3000ゲームの件はあくまでも適合率の向上に資するということで昨年末から業界と警察庁が協議してきた流れの結果であり、2400枚規制の今後の進捗とは基本的には関係がないことも申し上げておきたい。

 

公式発表があれば、ここでももう少し突っ込んで書いてみたい。今はひとまずこの程度で了とする。

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