来たる令和7年7月7日!POKKA吉田が業界の希望「LT3.0プラス」を語る!

7月の話
先月はLT3.0プラスの話などを触れたが、関連情報が次々に拡散されていることはご承知だろう。新機種情報、新機種の導入時期、目標販売台数などだ。そしてこれらを見ていると「ぱちんこメーカー各社がものすごく強気の販売計画を立てている」ということが言えるかと思う。それだけ「LT3.0プラスは売れる」と考えているのだろう。
LT3.0というLT基準はスマパチ限定だから「LT3.0プラスはスマパチだけ」である。もっともP機の基準のLT1.0に時短の進化の「プラス」性能を搭載することは可能だからLT1.0プラスというのもアリであるが、しばらくはLT3.0プラスに注目が集まっている。
その注目が集まっている機種群を見ていると「7月だけでもスマパチが10万台ほど売れそうな勢い」ということになる。目標販売台数が強気設定の機種が多いため、計画通りに売れるとそうなるわけだ。
現状、スマパチは大都がリードしており、続いてSANKYO系が続く、ということになるかと思う。初動が良い機種はそこそこ出てきたが、長期間好調を維持できていないことから、スマパチは全体的にまだ盛り上がってはいない。
スマパチは対応ユニットがないと設置できないわけだが、スマスロと比較するとシェアはまだ小さい。稼働貢献が終了しているスマパチは多いので、それらを撤去してLT3.0プラスに入替、という算段は多くのホールがするとは思うが、私の現場感では「それだけの入替ではLT3.0プラスの各メーカーの目標販売台数合計に及ばない」となる。つまり「わざわざスマパチ対応ユニットを導入してLT3.0プラスを導入する」ということをしないと目標に届かないのではないと思っているわけだ。
各メーカーが強気の販売台数目標設定をしているのは、売れると見込んでいるからだ。売れるのはホールの評価が高いと考えていることを意味する。LT3.0プラスに対するホールの評価が高いのならば売れるのは間違いない。今、7月はそういう状況だ。
ここでBT機。6月から導入が始まっていくわけだが7月は導入2ヶ月目だ。そして7月以降もBT機は導入される予定である。特に注目はエヴァとアレックス。エヴァはおそらく現状BT機の新機種ラインナップの中で最も販売台数目標設定が多くなっている。5号機初期のパチスロ市場をエヴァが牽引した実績を多くのホールが覚えていることから強気の目標設定なのだろう。つまりBT機は6月に導入され7月以降もシェアは徐々に増えていく計算だ。
そのBT機はスマスロ、メダルパチスロ問わず可能だ。しかしスマスロBT機の新機種ばかりである。象徴的なのは先日岡崎産業創業75周年記念式典でトリプルクラウンの記者発表会が開催されたことかもしれない。トリクラは沖縄で根強い人気を維持しているが、今回のトリクラは「LB」だからスマスロでありBT機である。いろんな意味で驚きというか新鮮な印象を受けるLBトリクラだが、これがスマスロで登場するというのも時代の流れであろう。これをもってしてもスマスロは市場的には完全に確立されたと言っていい。なお、岡崎産業と清龍ゲームジャパンのコラボとしてLBトリプルクラウンは登場する。本土でスマスロでBTで、トリクラが打てるというのは個人的にもかなり感慨深い。
6月にBT機が登場し、7月にはBT機がさらに登場しつつLT3.0プラス対応機がかなり大量に導入される公算だ。BT機については、徐々にシェアが拡大していくようなイメージを私は持っており、一気にどかんと拡大するというイメージではない。一方LT3.0プラスは各メーカーの販売台数目標がおおむね達成されれば「一気にどかんとシェアが拡大する」ことになる。ここがBTとLT3.0プラスの違いだろう。
BTの方は「徐々に」というイメージではあるが、そもそもパチスロ市場は活性化している真っ最中である。つまりパチスロ市場全体としては懸念材料というのはさほどない。BT機の中で大ヒット機が登場すれば自然にBT市場は確立されることになるだろう。
一方のLT3.0プラスは逆だ。現状、ぱちんこ遊技機市場は低迷が続いており4円島の集客力は低い。それを打破するべくぱちんこメーカー組合の日工組が警察庁と協議しながら新しく決めた性能規制がLT3.0プラスである。その性能規制の内容に多くのメーカーがとても期待をしているから目標販売台数設定も強気なのだ。
メーカーが軒並み強気なのだからたぶん機械は売れる。問題はその後だ。売れた機種が客の支持をどこまで集めることができるか。市場全体としてぱちんこ遊技機市場は苦しいところが現状である。各メーカーがLT3.0プラスに寄せる大きな期待を信用して7月の市場活性化を私は強く期待しているが、こればかりは蓋をあけてみなければわからない話である。
なお、8月以降のLT3.0プラスの予定も少しずつわかってきているのは7月のBT機のリリース状況と似たようなものだ。現在、ぱちんこメーカーはLT3.0プラスを起死回生の切り札と考えており、パチスロメーカーはAT機もBT機もノーマルもそれぞれ重要な市場カテゴリと認識している、というような感じだ。ここに付け加えるならば今のところBT機はスマスロで出す流れである。
既にBT機導入まで1ヶ月を切った。LT3.0プラスはまだ2ヶ月先だ。しかし6月のBT機と7月のLT3.0プラスの登場について、特にぱちんこ遊技機市場が回復・成長トレンドに反転できるかどうかの分岐点となるし、何よりもスマパチが一気にシェアとして拡大することが予想できるわけだ。拡大したスマパチ市場が活性化すれば、拡大しているのだから4円島の状況は今と一変することになる。20円島が好調を維持しつつ4円島が回復・成長してこそ市場活性化であろう。
そこまでの希望的シナリオまであり得ると期待して、各メーカー今後も続々と出してくるであろうLT3.0プラスの強気目標設定等の情報に注目しておきたいと思う。もちろんBT機の大ヒット成功事例が早々にも登場することも期待しておきたい。
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