ジャグ神ガリぞう三度降臨！第3回ジャグラー質問箱【収支日記#52：2021年3月23日(火)～3月29日(月)】 (2/3)

3月27日：将来

今日は糟屋郡粕屋町で「プロスロ13」の収録でした。ただ、諸事情により動画公開が大幅に遅れているので実戦記は載せられません。誠に申し訳ありません。

この3月27日は私の49歳の誕生日でもあったので、今回は今後の展望や将来の希望をまとめていきたいと思います。

「将来は嫁と温泉付き老人ホームに入って静かに暮らしたい」

ヒロシ・ヤングさんの著書「パチスロで生きていく技術」で今から10年前にヤングさんから取材を受けた時にもそう答えていました。そのビジョンは今もさほど変わっていません。

その為に国民年金に加え基金を夫婦合わせて12口(家賃より高いです)増額で払っていますし、それによって誰に悪びれる事もないよう稼働収入も申告してきました。

今年の演者業を4ヵ月(2月,5月,8月,11月)お休み頂いて稼働に専念する事は既にお知らせしてある通りです。まだ決めていませんが、それでも稼働が足りないと感じた場合、来年は2ヵ月に一度お休みを頂くかもしれません。

「日々の稼働をエンタメで見せて社会貢献に」とも考えているので完全に引退する訳じゃありませんが、こうして少しずつ表舞台から遠ざかろうとしている意思がある事も最近は良く口にしています。

「もったいない」と、あまりにも多くの方々に言われるので、優柔不断の私は心が揺らいだりもします。それでも、自身の性格と現状を天秤にかけた場合、私にとって今の「ガリぞう」という商品は色々な意味で荷が重いです。

まず、私自身は皆様から大きな支持を得られるような能力を持った者ではありません。どんな仕事にも真剣に挑んでいるから多少は良く見えるだけで、この業種に関わる全ての人が全力で挑んでいたなら私はきっと馬群に消える事でしょう。そもそもパチスロで勝つ為のスキル以外は持ち合わせていませんが、世間には私より上手な打ち手はたくさんいます。

自宅が北海道という事で、他のライターさん・演者さんよりも1本の収録案件に奪われる旅程が長い所も難点です。都内住まいの方であれば日帰り可能な案件も、私の場合は前のり後泊で3日取られてしまいます。

性格的にも幾多の代理店と取引をする演者には向いていないと感じています。パチスロメディアという社会に入れば、大なり小なり商売上手な方々が近づいてきます。田山さんの言葉を借りるなら、本物の「悪徳商人」がリアルに存在します。

これまでに6桁・7桁の原稿料やギャラが未払いのまま逃げられた事も何度かありましたが、性格的に弱い私は泣き寝入りするしかありませんでした。どうせ支払われないならその時間を稼働にあてたかったというのが本音です。

また、「その仕事は受けられません」と断り済だった仕事が、私及び私の作品の名前を勝手に使い、売上の為に無断で進められていたなんて事もありました。

社会には人を騙して儲けようとする怖い方達がたくさんいます。それら全ては自分の弱さが招いた損害だと理解していますが、そうした事件に出くわす度に大きなストレスが溜まります。

しかし、そんな社会的弱者の私にもパチスロは優しいんです。

ハナビで氷が揃っても「こいつは性格が弱いから騙せるだろう」と枚数を減らしたりせず、毎回キッチリ15枚払い出してくれます。少し話が脱線しましたが、性格的に弱い私には、演者業で頑張るよりパチスロの方がストレスフリーである事は間違いありません。

元々、私は金銭欲もさほど強くないので、お仕事バブルにどこまでも乗っかっていきたいとは思っていません。じゃなけりゃ自ら仕事を断って稼働のみ月間をこんなに設けたりしませんし。名声欲もとっくにオーバーフローで、理由を添えた上で「今日でツイッターを辞めます」の下書きも既に保存してあります。

以上の諸々を考慮した最良の結論が「嫁と静かに暮らす」になります。毎日パチスロを打ち、その稼働の中で培った勝ち方を世間に伝えてエンタメとして社会貢献につなげ、残る人生を嫁と静かに暮らしていけたら後は何も望みません。それが来年で50歳になる私の小さな目標です。