ガリぞうが考える正しいヤメ時とは?新コーナー「パチスロ一問百答」スタート【収支日記#68】 (2/3)

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収録ヒストリー『食わず嫌い』

 

5号機ヒストリーと合わせて、過去の収録実戦から皆様の参考になるような部分を抜粋する企画を考えました。今回から4週ほど特長ある過去の収録を取り上げ、テーマを持たせた実戦記を書いてみます。ではでは……。

 

皆様は食わず嫌いな機種ってありますか?絵面が嫌いとか、単調さが苦手とか、荒さに追いつけないとか。パチスロで勝ち続ける為には苦手だったり無知だったりする機種であれ打たねばならない時もあります。

 

私にも苦手な系統がいくつかあります。1つは番長シリーズ。4号機の初代番長(設定6で107%)を一切触らなかった事に起因していて、それ以降はスペック的に打たねばならない場面でも避けて通りがちです。

 

また、財布の増減に厳しかった嫁の神経を逆なでしないよう機種選別してきた結果が今のノーマルタイプ主軸になっているので、荒い機種の王道たるGODシリーズも苦手です。そして、北海道には設置の少なかった沖スロシリーズも苦手です。これはスペックとまた別の部分で苦手意識がありました。そんな感情を10年以上前の無料コラムに書いていたので、そちらから抜粋します。

 

 


 

※以下、2007年の実戦記より抜粋

 

久しく覗いてさえいなかった店が12時OPENらしく、そのイベント内容もしっかりと明示してあったので、他に打てる店も見当たらず、久しぶりの店を覗いてみる事に。設定6を使っている台のヒントが「札付き他いろいろです」とメールで届いたけれど、札台に空きは無く、まずはバラエティの新エヴァの札台へ。

 

軽い投資でBIGを2発引くも、BIG中・通常時ベル共に悪い数値のまま引っ張られ、僅かな出玉を残して各シマをフラフラ。ヒントメールの内容がわかりやすいからか、絶滅種と思っていたノリ軍団の方達がハイスペックを押さえている中、ヒントメールの内容通りの札台に1台だけ空席を発見。該当機種は……南国娘。

 

スロの収入で生活し始めて早11年。この11年の間、意識的に避けてきた系統の機種がある。それは……沖スロ。例えば、私の漫画雑誌で毎月1機種を特集しているパチスロ三昧というコーナー。もう5年近く書かせてもらっているけれど、シオしかり南国しかり、一度たりとも沖スロ系の機種を取り上げた事がない。例えばこのニコラム。この携帯サイト創設の頃からコラムを書かせてもらっているけれど、「沖スロ打ちました」系のコラムを書いたのは一度あったか無いか(あったとしたら島唄)、といったトコロだと思う。勿論、過去の沖スロに食える機種があった事も甘い機種があった事も知っているけど、どうしても食わず嫌いの気が抜けない。

 

その昔、特に北海道の沖スロは、正規のモノじゃない台を扱っている店が多かったというのもあるけれど、やはり沖スロのシマに群がっていた客層に起因すると思われる。どうしても、あの独特の我が物顔でシマを闊歩している群集に馴染めず避けて通ってきた沖スロ。今では、その客層の面影さえ残っていないけれど、今も尚、沖スロを毛嫌いしている感覚は抜けない。

 

しかし目の前には6かもしれない南国娘。こんな沖スロに無知な私でも、南国娘の仕様ならば簡単には理解している。

 

BIG後50Pの完走型RTに入る。設定6で110%。BIGの青7率と通常時ベルに設定差。後は……知らない。11年間ずっと毛嫌いしてきただけあって、私は沖スロ系の知識が非常に乏しい。

 

 


 

そんな苦手意識のある沖スロでも設定が見込めるとあれば打つべきであり。少し前置きが長くなりましたが、今回はそんな沖スロの実戦記です。

 

今回は初実戦となる某A店での収録です。状況を搔い摘んで説明すると、基本的に7の付く日が強いとされているようなのですが、実戦日は翌日の8の付く日。つまり、強い日の翌日に実戦というキツそうな状況です。加えて実戦当日は取材も入らない模様。私の収録案件が取材代わりと取れなくもないので、過去にA店で収録された他媒体の動画等を探してみた結果、A店は収録や来店をほぼやらない店舗のようで調べようがありませんでした。そもそも収録店舗のある三重県はジャグラーの設置が少ないので、今回は完全なるヒラ勝負で挑むしかありません。色に寄せられる抽選勝負の状況とは違い、店を調べるスキルが活きる環境という事です。

 

そもそも初見店なので、まずは高設定が投入される傾向を測る為、一通り過去データを漁ってみました。すると、設定の上げ下げ傾向や機種別の強弱は見つけられなかったものの、個別で見た際の台単体で高設定の入りやすさがあるようで。と言うのも、1万G回っている台が1日に数台ありまして。万ゲー回すには相当な設定の自信がなければ難しいですから、きっと高設定濃厚な何かがあった台なのでしょう。過去1週間で万ゲー回されていた台は延べで計15台。(ハナハナ系に10台、絆2に5台)

 

この15台の特長を下見で確認。すると、一列20台設置の中、15台中13台がカド~カド3に位置していました。ちなみに万ゲー回っていた15台の前日データを確認すると、14台が前日設定1ないしそれ以下の近似値だったようで。なるほど、A店は目立つ場所の上げ狙いが有効かもしれないと見えてきました。ならば、万ゲー回っていた台のある絆2とハナハナのシマでカド~カド3、そして寄せ傾向も踏まえた上でジャグラーのカド~カド3を狙ってみる事にします。

 

実戦当日。並び200人中、私の入場番号は111番。まずはジャグラーのカド~カド3を狙い、駄目なら絆2からハナハナへ流れます。許されるなら苦手なハナハナにたどりつく前にジャグか絆2を確保したいところですが。

 

開店時間になり、入場開始。いそいそとジャグのシマへ進みますが、四つカドの3台は既に満席。慌てて絆2のカド~カド3へと向かいますが、残念ながらこちらも満席です。やはりA店でのこの狙い方は間違っていないのでしょうか。続いてはハナハナのシマへ。プレミアムハナハナの上げ狙い台たるカド台が空いていたので、急いで台確保。3番手ながら狙い台の確保に成功です。後は展開と相談しながら進退を決めていきたい……ところなのですが、残念ながら私にハナハナ系の実戦経験は皆無なので、判断に関してはおもいっきり不安です。

 

 

※BIG後の数字は全て累計値で「ゲーム数.BIG中スイカ出現回数」。
ガリぞうの収支日記 画像1

 

打ち始め2Gで当たったは良いものの、一進一退を繰り返す私のプレハナ。

 

ちなみに、私が知っているハナハナ系の設定推測の知識は、

 

・BIG中スイカが1/30~1/50くらい。

・BIG終了時にパネフラで高設定示唆(当日初回BIGは5割でパネフラ)。

・REG中に白7中段ビタで偶奇や高低の推測。

・REG終了時パネフラで設定3以上確定。

 

これくらいでしょうか。ただ、知ってはいても経験値が皆無なので、判断基準の精度は相当に低いと思われます。うぅむ、不安だ。

 

そんな中、ハナビのシマデータでBIG中ハズレらしき履歴を2台で確認できました。加えてハナビのシマは5台とも出玉が好調な様子。もしや全台系……?ただ、空席は1台もないので、今は自身の読み筋を信じてもう少し回してみます。

 

 

ガリぞうの収支日記 画像2

 

打てども打てどもイマイチ伸びない私のプレハナ。そんな中、ハナビのシマでもう1台BIG中ハズレらしき履歴が現れました。やはり今日はハナビが全台系なんじゃないでしょうか。

 

席を立ち、ハナビのシマを確認しに行く私。すると、カドの1台だけが誰も打っておらず、下皿にライターが置かれてあります。しかも、この状態が1時間ほど続きました。

 

全台っぽい状況のハナビのシマで、かつ元々の読み筋であるカド~カド3にも合致します。打ちたい。滑り込みたい。

 

ここで店員さんに伝え、ハナビの呼び出しをかけてもらいます。収録中の演者とは思えない立ち振る舞いですが、これもピン稼働が可能な数少ない抗える手段なので、私は普段からこうしています。

 

すると、すぐに人が戻ってきて打ち始めてしまいました。掛け持ちだったのでしょうか。何れにせよ私はハナビに移動できなくなりました。

 

ここで再び席を立ち、他の狙い台の状況をチェック。……悪くないように見えます。むしろ私の狙い台はハナビのカド~カド3含めほぼ合ってるんじゃないでしょうか。どうせ最たる移動先を失ってしまいましたし、進退の判断をスパッと決められるほどプレハナの実戦経験がある訳じゃないので、もう少し粘ってみましょう。

 

 

ガリぞうの収支日記 画像3

 

ガリぞうの収支日記 画像4

 

打てば打つほど読み筋の精度が高く見えたので、そのまま閉店まで粘る事に。結果、4500枚の出玉を得る事に成功しました。最終的にはデータも高設定挙動になってくれましたし結果オーライでしょうか。ただ、粘りきれたと言うよりは、進退を決めきる経験値が足りなかった故に打たされてしまったと言った方が正しそうです。

 

そもそもジャグラーや絆2のカド~カド3が空いていたらハナハナのシマには来ていなかったでしょうし、呼び出しをかけてもらったハナビが空いていたら絶対に移動していたでしょうし。絆2のカドが万枚出ていたり、元々の読み筋台の8割は正解に見えましたが、それでも今回の大勝ちは偶然の産物に近いと思います。

 

今回は大勝ちできた事よりも、苦手機種で推定高設定終日稼働できた事の方が大きいように感じます。これを実戦経験に今後は視野に入れられるかもしれないのですから。

 

何事も経験。今後は20年越しの食わず嫌いを克服していきたいと素直に思えた収録実戦でした。

 

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

 

>>【動画】プロスロ13 第45弾【下準備編】

>>【動画】プロスロ13 第45弾【目移り編】

>>【動画】プロスロ13 第45弾【完結編】

 

 

ガリぞうの収支日記 画像5

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