【1/65536】激重フラグでよく出てくるあの数字の意味を解説！

2022/01/21 12:0010

チワッスあしのです。

パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「1/65536」について。プレミア級のフラグによく出てくる数字ですが、なぜこの数字になってるのかを軽めにお伝えいたします。一緒に理解を深めていきましょう！

2進数って何？

65536＝フラグの数

パチスロにおいてはレバーを叩くごとに内部で乱数（ランダムな数字の事です）を生成するのですが、その数字は「2進数」で「0から65535」までの値になります。なんでその数字になるか。やや難しくいうと、これはパチスロ内部で使われてるマイクロプロセッサの演算処理が最大で16ビットまでの対応となっているからです。

さてビットについて。これが今回の重要単語ですな。

仕事上でも要注意のタスクに対して『ビットが立つ』とか言ったりしますが、これは「2進数」の「桁」の事です。2進数というのは通常我々が使ってる0から9までの数字じゃなくて。0と1しかない数字。なので1の次はすぐ桁上りが発生します。で、桁の最大数を「8ビット」「16ビット」、みたいに表現します。

ちなみにみなさんが使ってるスマホはほとんど64ビット。パチスロは8ビットプロセッサで一部演算が16ビットまで対応との事。つまりかなり古いプロセッサを使ってるんですな。んでこの「演算は16ビットまで」というのがミソで、要するにそれで表現できる10進数の種類が0から65535となっており、1/65536という数字はここから来てます。

パチスロにおいてはこの65536種類の数字それぞれに対応した役割をもたせ、それを「フラグ」と呼びます。例えば0番から8191番までに「リプレイ」をいう役割を対応させれば、リプレイフラグの出現率は12.5%（1/8）になります。で、例えば65535番に「フリーズリプレイ」みたいな特殊な役割をもたせれば、1/65536のプレミアフラグの出来上がりです。

もっと重いプレミアがある。

1/262144＝1/65536の1/4

上の説明を読むと「パチスロで一番重いプレミアは1/65536」に見えちゃいますが、実際の所はそうじゃないです。取得した乱数を更にふるいにかけることで、それよりも低い確率の超プレミア演出を実現する事ができます。例えば分かりやすいのでいうと「1/65536を引いた時の1/4」で発生する超プレミアフリーズがあるとします。これだと実際の出現率は1/262144になりますね。これは初代「コードギアス反逆のルルーシュ」のフリーズのシステムです。

で、これちょっと表現が難しいのですが、この場合でも引いたフラグはあくまで「1/65536」です。初代ギアスの場合でいうと「ギアスラッシュ」という特殊なボーナスなのですけど、その1/4でフリーズが発生すると。この場合なんかは「フリーズのフラグを引いた」という表現は間違いなのが判るかと思います。正確には「ギアスラッシュからフリーズに当選した」とか。そんな感じになります。

あくまで、パチスロ上のフラグで最も重いのは1/65536。それ以上重いのは何かのフラグを引いた上で、さらに何かの抽選を突破した結果になります。なのでプレミア演出やら状態みたいなのは、それより低い確率がちょいちょいありますと、本日はそんな話でした。

業界豆知識あしの画像3 みなさんが引いた最も重いプレミアはなんですか？

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