【CR大工の源さん】未だに語り草の爆裂CR機。初代「源さん」についてふわっと解説!

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チワッスあしのです。

 

パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「CR大工の源さん」について。96年頃に全国のパチ屋を熱狂の渦に巻き込んだヒット機種ですが、一体何が凄かったのかをちょっと解説。知らない人は一緒に学びましょう……!

 

 

当時のパチンコは設定付きだった!

 

業界豆知識あしの 画像1

 

「超韋駄天BLACK」が本日導入されるお店も多いかと思いますが、源さんは元々R-TYPEでおなじみ「アピエス(現・アイレム)」が出したアーケードゲームのキャラクターでした。それがパチンコ化されたのが1996年の事。発売されるやそのスペックの激盛りっぷりから一躍大ヒット機種となります。

 

ではどんなスペックだったのか。まずはそこからなんですが、なにげに当時のパチンコは設定付きの機種というのが結構ありまして、源さんもその一つ。今と真逆で「1が一番強い」という数字の強弱の違いはあれど、2018年の規則改正により登場した現行の設定付きパチンコと大枠では一緒です。で、初代源さんのスペックがこちら。

 

大当たり確率
設定1 1/369.5
設定2 1/405.5
設定3 1/438.5

 

これだけ見るとめちゃくちゃ重いんですけども、尖ってるのが確変の考え方。こちらは今で言う「ツインループ」の考え方になっており、1/3の確変図柄を射抜いて高確率状態に突入すると、2回連続で通常図柄を引くまでそれが継続します。2回中に一度でも1/3を引ければそこから更に2回。出玉は15賞球の10カウント16ラウンドで2400発。さらに確変終了後は100回の時短付きでした。

 

スペックを一読するだけでもわかるように、控えめにいって「爆発力」がとんでもなく、またたく間に大人気機種となりました。また発売と同年にはパチンコの内部規則が改正され、2回ループおよび確変搭載機の時短の禁止と大当たり確率の下限が1/360に規制されたので、同時期に出た爆裂機の中ではほぼ最後発に近い機種となったことも人気を後押ししたものと思われます。

 

96年といえば筆者はまだギリギリ高校生。パチンコを打ち始めるのがその2年後なので源さんがブイブイいわしてる時代のホールは知らんのですが、当然設置機種の一つとして源さんは普通にありましたし打ったこともあります。確変に入ったことは2回しか無いんですが、そのうち1回で万発超えは体験したので「すげーな源さん」と思ったのは覚えてます。なんせ規則改正後のパチンコはみんな横並びのスペックでしたからね。

 

あと当時の友人にひとり、源さんで学校辞めたヤツはいました。わりと身近にそういう人がいたので、無垢な高校生であった筆者も「大工の源さん」という単語にただならぬ気配は感じており、その原体験みたいなのが呼び水となった事でのちに自らパチンコに触ってダダハマりし、ひいてはその分野で飯を食っていく事になると。

 

そう考えるとこの機種は、ホントに色んな人に影響を与えてるものと思われます。

 

 

実は「海物語」誕生にも関わっている。

 

業界豆知識あしの 画像2

 

以前どこかで読んだ話なのですが、実は源さんは海物語の誕生にも大きく関わっているそうです。

 

というのも、当時のSANYOさんは「CR大工の源さん」以外にも「CRギンギラパラダイス」という大ヒット機種を抱えていました。ギンパラの発売は巷にWindowsフィーバーが吹き荒れてた95年。システム的には権利モノだったのですが、特に「図柄が右から左に流れる」という図柄の動きが斬新だったらしく、また「魚群」のアツさも好評を博し、幅広い年齢層に愛されました。

 

で、ギンパラはのちの「海物語」に繋がっていくわけですが、この発売が1999年。ギンパラから4年後です。大ヒット機種の後継機としてはいささか開発期間が長い。それだけ「丁寧に作った」という事なのですが、この丁寧に作れるだけの時間が担保できたのは、つまるところ「源さん」が売れに売れたおかげだったそうです。

 

もちろん規則改正直後なので他社の動向を様子見してたというのもあると思いますが、とにかく時間をかけてじっくり作った「海物語」は大量のスペック違い版が逐次リリースされ、特に大当たり確率1/315、確変突入率・継続率50%・リミット100回の「CR海物語3」が大ヒットする事になり、その勢いのまま現在に至ります。

 

よく考えると「海」のアウトラインは初代から現在までほぼ変わってませんし、初っ端からそれだけ完成度が高かったんだろうなと。そしてその完成度を呼び込んだのは、やっぱ「源さん」あっての事なのかもしれませんな。

 

 

業界豆知識あしの 画像3超韋駄天BLACK打ちたい

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  • 1:2022-04-04 12:58:36源さんも、ギンパラも、液晶演出は任天堂が作ったと言う話を聞いたことありますが本当ですか?でも確かにギンパラの非CRバージョン、通常時の音楽がマリオの水中面に似てるんですよねぇ。
  • 2:2022-04-05 08:29:15源さんは抜けた後に時短100回あって、ここで確変引き戻すことも結構あったなあ。 ギンパラ>すだれ役ものを思い出すなあ
  • 3:2022-04-05 17:20:07旧アイレムでもゲーム関連はアピエスというよりアイレムソフトウェアエンジニアリングになりますよ!ゲーム関連以外はアピエスですが。 「アイレムソフトウェアエンジニアリング(現・アイレム)」が出したアーケードゲームのキャラクターでした。と言った方が正しいです。 1 > 初代ギンパラと初代源さんの液晶演出を作っていたのは旧アイレムの頃です。任天堂ではありません!キャラデザはぐっすんおよよと似ています

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