【語源】なぜパチンコはパチンコという名前なのか確認してみた。
チワッスあしのです。
パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「語源」について。パチンコってなんでパチンコっていう名前になっとるのかを調査してみました。これは結構有名かも? それでは見てみましょう。
一説によると……。
とりあえず今現在、パチンコの原型はイギリスの「ウォールマシン」なるものであるとされています。だいぶ前は「コリントゲーム」が元であるみたいな説が支配的だった気がするのですが、その辺は研究の進み具合で変遷しているようです。今後ももしかしたら別の説が出てくるかもしれませんゆえ一応「一説によると」という枕を使わせていただきつつ両方解説いたします。
んでこの「ウォールマシン」は各国で人気になっていくのですが、アメリカを経由して日本に入ってきたのが大正から昭和初期くらいであったとされます。当時は香具師(やし)が台の後ろにいて、当たりのときは現金(!)をそのまま払い出してくれていたそうです。普通に賭博なのですが、これは最初は屋台などで運用されておったらしく、結構なブームになっていたとの事です。そういえば俺も子供の頃(80年代)とかは屋台に普通に謎のパチンコ置いてあったような……? なんせ、屋台で儲かるとなるとやっぱ店舗での運用というのを試したくなるのが人情。1930年(昭和5年)にはさっそくホール一号店が名古屋にてオープンし一気に広がっては摘発されまくります。この頃にはウォールマシンではなく「球遊機」なるパチンコタイプのマシンが登場しており、これが「パチンコ」と呼ばれるようになりました。
またパチンコの原型は海外の「バガテール」なる遊具だとする説もあります。これはイメージ的にはピンボールに近いものですが、いっても今見たく役物(?)に接触したり特定位置を通過したりする事で点数を重ねていくタイプのゲームではなくもっとシンプルな、釘が打たれた盤面に玉を弾き入れ、箇所によって点数が違う穴に落として得点を重ねていくタイプ。機械も垂直に立てるのではなくやや斜頸をつけて寝かせる形で設置する形になっておりました。んで大正時代にこれを「株式会社小林脳行」という会社が日本に紹介。その際に「小林」を「コリン」と読み替えて商品名に付けたため、このタイプの遊具が「コリントゲーム」として大ヒットするに至ります。遊技場としての認可がコリントゲーム屋のほうが早かったことから一時期はこっちがパチンコの親であるとされていましたが、形状からしてこっちは恐らく「スマートボール」の原型でありまして、現在では上に書いた「ウォールマシン」を祖とする説のほうが有力になっています。
さてどっちにせよなんですが、これらが「パチンコ」と呼ばれるようになったのは何故……?
パチパチと音がするから? パチンと弾くから?
はいパチンコの語源ですが、これは「玉を(パチンと)弾く」からパチンコという名前になったんだよ、という説が有力とのこと。そのまんまですな。玉を飛ばす武器である、いわゆるスリングの事を「パチンコ」と言いますが、語の成立的にはそっちのほうが早く、いわゆる遊技機のパチンコはそっちからの転用であるとする説もあり。どっちにせよ「パチンと飛ばす」のでパチンコだそうです。
一方で、パチンコはそのままスマートに成立した単語ではなく「ガチャンコ」「パチパチ」など地域によって呼び名が違い、それらが組み合わさって出来たキメラ語が「パチンコ」であるとする説もあり。こっちはこっちですごくありそう。当時は今見たく情報拡散の手段が豊富だったわけじゃなく、地域によって呼び名が違ったのは大いに考えられます。
スリングか、キメラ語か。どっちのスタンスを取るかはお任せしますが、多分これ正解を導き出すのは困難かもしれません。なんせ語の成立は100年近く前、かつ戦争も挟んでるので資料の消失等もあるでしょう。恐らくは上記理由で合ってるっぽいのですが、明確に別の理由により「パチンコ」という単語が生まれた瞬間みたいなのがホントはあるかもしれず。このへんは資料の発見が待たれる所です。
というわけで最後に、パチンコ「ホール」の呼び方についてのアンケート結果でシメたいと思います。んだば、ホールのことは何て呼んでる? こちらです。
【質問】遊技場の事、口頭では何と呼ぶ?
— あしの (@Slot_Ashino) July 4, 2022
「○○行ってくる!」の○○に入る言葉です。
もちろん正式名称は「ぱちんこ遊技機」「遊技場」です
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