【交換所】パチンコ店の近くで営業している小さいお店の中は誰が働いているのか!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「交換所の中のひと」について。実は筆者もちょっとバイトしたことあるのですが、果たしてどんな人が働いているのか? ちょっとチェックしてみましょう。
金地金(きんじがね)についてちょっと
「交換所」については思い浮かべる業態にちょびっと地域差があります。東京だと「TUC」といった方がピンと来る人もすでに多くなってるかもしれません。逆にそれ以外の地域の方はTUCつったって絶対分からない。
TUCというのは「東京商業流通組合」の買い取り部門である「東京商業流通協同組合(東京ユニオンサーキュレーション)」の略で、これは東京都内の景品交換所の屋号にもなっています。これらの設立目的は「金地金の推進」。この場合の金地金というのは金(ゴールド)を使った特殊景品を指します。
今でももしかしたらどっかにあるかもしれませんが、パチ屋の特殊景品というのは古来よりボールペンなどがデフォでした。三店方式の仕組み上、ホールにボールペンを卸す業者というのももちろんありますが、買取価格に対して実際の価格が低いボールペンがぐるぐる回るというのはいかにも悪い人が介入してきそうな雰囲気がバリバリあり、そういうのを防ぐため、実際に同等の価値のあるものを回しましょう、ということで採用されたのが「金地金」です。金地金を使った景品を、地域で共通化して運用、団体が管理することで流れを透明化し、危ない人が入ってくるスキをなくそうぜ、というのが上記団体の目的なんですな。
したがって東京都内においては、TUC加盟店の景品はどこに持ってっても同じ金額で買い取ってもらえます。これはプレイヤー側にはものすごい便利。とはいえこれはあくまで任意団体ゆえ、加入してないお店も当然あります。
中で働く人。
んで筆者、ピンチヒッターみたいな感じでちょびっとだけTUCでバイトしたことあります。これがわりと楽しくて時間が過ぎるのも早く、時給もそこそこ良かったため「バイトとしては結構オススメ」でした。空いた時間に普通にSwitchとかで遊べますし。人間関係的にも全然問題なし。周りの人も全然怖くなく、非常に良い人が多かった。というか扱う金額がデカいゆえ胡散臭い人はそもそも入ってこれないという敷居があるんだと思われます。
またそれが故にバイト等もあんまり募集されてないのではないかという推察も成り立ちますが、今調べてみたらそんなこともないみたい。少なくとも年齢が上のひとにとっては、ホールで働くよりやりやすいんじゃないかなと思った次第。
さて「中の人」ではこんな話もあります。大阪です。
大阪もまた独自の流通システムを持っており、元売りが「大遊協商事」、搬送保守を「大和産業」、買い取り事業を「大阪就業支援協会」が担当。それぞれ事業提携を行っています。この中の「大阪就業支援協会」は2019年まで「大阪母子寡婦福祉事業協会」と呼ばれており、現在の協会はその関係者が新設したものです。
で、その「大阪母子寡婦福祉事業協会」は名称の通り、未亡人や障がい者などへの雇用創出として「パチンコ景品交換所への人材派遣」を行っていたそうです。この創立は1961年なので終戦16年後、所得倍増計画が発動した年ですな。福祉の意識がまだ低かったであろう年にこの取組はなかなかすげえと思います。現在の「大阪就業支援協会」がどうなってるのかはちょっと不明ですが、ただ、前身が破綻した理由は全く別件なので、そういう基本的なマインドは受け継がれておっても全然不思議じゃないです。
勤務中は好きな時間にお弁当を食べる事ができました
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