ガリぞうの目押し力成長記!得意機種なら99%以上というビタ押しはどのように生まれたのか?【収支日記#159:2023年3月14(火)~3月20日(月)】 (1/3)
今週の収支日記は3月14日~20日の1週間です。この週はマグレツモあり、ド鉄板稼働あり、著名人達との共演ありという忙しい1週間でした。
3月17日:目押し力の成長
今日は福岡県で「プロスロ13」の収録でした。とは言っても入場抽選番号が234人中202番といつも通りの後方で狙い台を何も取れず、足掻きゾーンと勝手に呼んでいる設定1でも甘い系の機種が陳列されているシマで唯一空いていたひぐらし祭2に座ったら設定456確が出て閉店まで粘れて勝てたというマグレ回だったので、特に実戦記を書ける内容でもありません。そこで今回は、初代ニューパルサーの7さえ見えなかった私が、ひぐらし祭2で終日ノーミスまで視野に入るほどビタ押しができるようになった経緯について事細かくお伝えしてみます。
私がパチスロを打ち始めたのは1.5号機からでした。初打ち機種は「パルサーxxΣ」。まだ若さあふれる未成年だったので動体視力は今より優れていたハズですが、リール回転中にハッキリと認識できた図柄は1つもなく、私に分かるのは定期的に黒い物体が降ってくること位でした。当時は小冊子等の親切な説明書もなく、スマホどころかインターネット自体がなく配列の検索もできないので、各リールの7が黒いBARからどれくらい離れているかを通常時に調べてBIGを揃えていました。左リールには「スイカ・BAR・7」と目立つ図柄が固まって配置されていたのでタイミングを測れば押せましたが、中リールにはBARが複数あったり、右の7はBARから遠かったりで難儀した記憶があります。
2号機で最初にハマった「バニーガール」、及び「スーパーバニーガール」でも動体視力は全く向上しませんでした。むしろパルサーxxΣで頼りにしていた黒い図柄が存在しないので、ただひたすらに切れ目だけを狙い打っていました。当時のパチスロはリールの切れ目が雑にくっついていたので、リールを回転させていると「ボコッ、ボコッ」と飛び出た部分を認識できました。ちょうどバニーシリーズのBIG図柄は全てのリールの切れ目に配置されていたので、この「ボコッ」さえ認識できればBIGを揃えられました。ただ、本当に毎ゲーム切れ目だけを狙って打っていたので、チェリー等の小役は取りこぼしまくっていたハズですが、リールが1周するタイミングだけは身体に刻まれたのかもしれません。
私が専門学校を卒業する頃、パチスロシーンは4号機に移り変わっていきました。当時まだパチスロで勝つ術を知らなかった私は、ニューパルサーやダイバーズといった大量リーチ目マシンを打つも、やはりBIGを揃えるだけで苦労していました。幸いどちらもREG図柄は黒かったので、この黒い物体から7がどれくらい離れているかを調べて狙う作戦は変わらずでした。
時は流れて28年前。時代は技術介入機全盛期へと突入。当時、その存在を認識し始めたパチスロ攻略誌のおかげで、「設定が高いほど当たる確率が良くなり、BIGを当てた際の獲得枚数も目押しで増やせば大勝ちできる」という情報までは得られていました。
この頃からパチスロ収支はプラスに転じていきましたが、リール回転中の図柄の認識力で言えば、初打ちから何1つ成長していません。コンドルでは回転中にリールの左側と右側ではみ出ている図柄を認識でき、これがコンドルのくちばしと羽根だと分かり、後はパルサーの黒BARからのタイミングと同じく「コンドルをどの辺に止めれば赤7や青7が枠内に止まるか」で目押ししていました。バニーガールで鍛えられた一周のタイミングが効いたのか、コンドルの嘴と羽根しか見えない私でも、リプレイハズシはほぼ完璧にできていました。何なら難易度が上がったクランキーコンテストでも終日打って数ミス程度で済んでいました。くちばしと羽根しか見ていないので止めるのも早く、どの店で打っていても「お兄ちゃん上手いねー」と褒めて頂けてました。
ただ、どんなに褒められようとも私には黒い図柄系以外ほぼ何も見えておらず、スイカ等も全てBARや鳥からのタイミング押しで狙っていました。当時から流行っていたサンダーVはリールの図柄やBGMが大好きだったのですが、目押しで唯一頼りにしていた黒BARが左に2つ、右には3つもあり、とてもじゃないけど私には目押しできないと諦めていました。あの頃「サンダーVは判別が遅いから嫌い」と言っていましたが、「目押しができないから打ちたいけど打てない」が本音でした。
このコンドル・コンテストにも対応できていたタイミング押しから数年経った頃、私に転機が訪れました。鳥シリーズの後継機と言える「グランシエル」が登場。例によってくちばしや羽根を目安にしようとするも、元々の図柄の見にくさに加え頻発するリールフラッシュが邪魔をして通常時の小役狙いさえままらない事態に追い込まれてしまいました。藁にもすがる思いで仲良くしていたパチスロ生活者仲間に相談すると、「目を縦に動かすと見えるよ」と教わりました。当時の私には信じるしかありませんでしたが、目を縦に動かす習慣などあるハズもなく。それでも愚直に眼球を上下させ続けていると、リールは回転中なのに一瞬だけ図柄が止まって見えたような気がしました。当然、次の瞬間にはいつも通りの黒い物体くらいしか認識できない状態に戻るんですけども。でも確かに目を常に上下させていると、一瞬だけ目に映る瞬間があると分かりました。この図柄の一瞬の認識を今まで培ってきた1周のタイミングに合わせられればきっと「直視」と呼ばれる目押しに近づける……!?
最初から常に眼球を上下させるには無理があったので、まず私が始めた練習は「一瞬だけ見えるタイミング」を1周ごとに合わせる事でした。ジャグラーで言えば、左「BAR・ブドウ・リプレイ」が降ってくる度に眼球を一瞬上下に振って図柄を認識するという反復練習です。元々1周のタイミングは測れていたので、1周のタイミングに一瞬の図柄の認識が加われば怖いモノはないハズです。この頃から通常時に要目押しの機種は毎ゲーム何かしらの図柄を直視でビタ押しするように打ってきました。目押しの練習と言うよりは直視の練習の為です。毎日のように毎ゲーム練習していたら、いつの間にか一瞬の図柄認識を好きなタイミングで発動可能になっていました。
直視ができるようになると、黒い物体に頼らずとも7でも小役でも好きに狙えるので、一気に視野が開けたように感じていました。ただ、まさかまさかの大きな代償を払う事になるとは思ってもおらず。直接図柄を認識して押す事が当たり前になると、図柄を大体でしか認識できていない内から何となくのタイミングでリールを止めていた今までの打ち方が怖くなったのです。大体どんな機種でも「1周見て次の周でビタ押し」だったのですが、直視を覚えて以降、図柄をハッキリ認識するまではビタ押しできない身体になってしまいました。また、直視できるようになったと言っても「直視で見えた図柄を次の周でタイミング押し」には変わりなかったので、「うみねこのなく頃に」等の目押し迷子になる機種も稀にありました。
目押し迷子の打破は6号機の「ひぐらしのなく頃に・祭2」でした。1度ミスると元に戻せないのは何故かと考え、リールを止める瞬間にも図柄を見る練習をしてみると、精度が飛躍的に改善されました。リールを止める瞬間なので指先との関連性は少なさそうなのですが、降ってくる図柄をすくい取るように直視で図柄を認識しながらボタンを押すようにすると、目押し迷子になる事がなくなりました。昨今の私のひぐらし動画を観て頂ければ、そのすくい取るイメージでビタ押ししている姿が見られるハズです。
これが、黒BARしか見えなかった私が、苦手な機種でも97%以上、得意機種だと99%以上でビタ押しできるようになった経緯です。流れを簡潔に伝えるなら、「まずは1周のタイミングを身体に刻む」→「一瞬直視の練習」→「一瞬直視を1周のタイミングに合わせる」→「反復練習」→「止める瞬間も見るようにする」でしょうか。この5つの階段を昇るまでに人間力の低い私は34年かかりましたが、皆様なら1年かからず駆け上がれるかもしれません。何かしらの参考になってくれたら幸いです。
いいね!する
212関連記事
ランキング
-
24時間
-
週間
-
月間
ランキング
-
24時間
-
週間
-
月間
人気機種ランキング
- パチスロ
- パチンコ
新台導入日
- 導入予定
- 導入済み
-
2024年12月02日2024年12月16日2025年01月06日2025年01月20日
-
2024年11月18日2024年11月05日2024年10月21日2024年10月07日2024年09月17日2024年09月02日
アクセスランキング