【雀球】たまに聞く「じやん球」って一体なんなんだ!という話

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「雀球」について。たまに目にする単語なんですが、よく考えると1回も触れてないんでこの機会にまとめておきましょう。どうぞ!

 

 

筆者も見たことねぇ。

 

ジャンル自体は実は昭和中期から存在する

 

先にいっとくと筆者はこの「雀球」なるものを一度も見たことありません。業界系のニュースを読んだり資料を集めたりする際に頻繁に出てくる単語ではあるので何となく「なんぞこれ」と気になってはいるのですがついぞ詳しく調べることもなく現在に至る。字面からして「麻雀」っぽい「パチンコ」なんだろうなというのは分かるのですが、分かるのはそれだけです。んでこれ「雀球」の読みは当然「じゃんきゅう」なんですが、これは法律にもちゃんと出てくる言葉でして、その際の表記は「じやん球」であるとの事。「や」がデカいので注意です。

 

んで見たことねぇし触ったことも当然ないので文字および動画で採取した情報になるのですが、どうやら雀球というのは以下のような遊びのようです(デジタル化以降)。

 

・パチスロ用メダルを入れると麻雀と同じく初期の手牌が配られる(配牌)。
・いらない牌を選択して捨てる。
・球を弾く。球が落ちたところに表示されてる牌がツモ牌。
・役ができるまで規定回数繰り返す。
・役ができたら払出し。出来なければ終了。


機種によって細かい違いはあるようですが基本的にはこれっぽい。違ったらすみません。俺も知らんのです。んでこれ「メダルを入れる」のに「玉を弾く」とか意味が分からんと思うのですが、どうも雀球というのはメダルでプレイするけど球を使う遊技らしく、新回胴とかパロットとかあっち系の香りもちょとしますが、この辺は意味わかんないながらもそのまんま飲み込みましょう。で、上に(デジタル化以降)っていう注意書きを敢えてしてますが、実はこの「雀球」というのは昭和中期くらい(昭和40年代という説あり)に盛り上がってた(?)ジャンルの遊技らしく、当時はまた違ったルールで動いておったとの事。まあそりゃ画面つけるのも無理な時代なんだから捨て牌選ぶのとか無理でしょうし、もうちょいシンプルにスマートボール+麻雀みたいな感じだったんではないかと大胆推測。

 

で、なにげに流行してた当時はパチスロ0号機登場前ということもあり「雀球の専用メダル」を利用していたそうです。詳しいレートなどはちょっと分からないんですけども、現代人の強い味方であるウィキペディアによると200枚で3枚のメダルという表記があるので1枚あたりだいたい66円くらいか。これを1ゲームのプレイ料金としていたとのこと。奇しくもこちらの記事のコメントの4番さんの鋭いツッコミとほぼ同額のレートなのは何か関係あんのかな。時期的には何となく同じ?

 

というか実際見たことがないんでふわふわした解説でホント申し訳ないんですけども、「メダル入れて玉で遊ぶ、麻雀の役を作るゲームみたいなのがあったんだぜ」というのは頭の片隅に入れておいても損はないかもしれません。

 

 

実はまだ作れる。

 

サミーは定期的に雀球の新機種を出している

 

はいこの「雀球」ですが、4号機撤去の頃までホールによっては普通に設置してあったとの事。なんと専門店もあったという話ですが、その時に当時動いていた設置期限切れの雀球たちは1機種を除き全撤去となり、いきなり絶滅寸前に追いやられたそうです。その1機種というのが『ドリームジャンベガス』なるサミーの機種のであり、このリリースが2006年(ウィキには2007年って書いてあるんですけどもサミーの公式サービスである『サミータウン』に2006年って書いてあるんでこっちが正解でしょう)、さらに2008年には同じくサミーから手打ち雀球仮面ライダー狙え!大三元』、2012年にはまたしてもサミーから『雀球伝道録カイジ』がリリースされるなど定期的に歴史に顔を出す不死鳥ムーブをキメています。

 

いずれも導入数は奮わねど(あるいは全国発売されたのかどうかすらちょっと怪しいですけど)サミーさんはぱちんこ・パチスロとは異なる第3の遊技機としての『JANQ』を提唱し前述の『サミータウン』や『セガNET麻雀MJ』などとコラボを行うなど戦う姿勢を崩していません。さらに! 詳細不明ながらもなんと約半年前の2023年の1月には保通協の型式試験に雀球が持ち込まれたとのニュースもあり。結果不適合との結果がでておりますが、これはメーカーはどこだったんだろう。個人的には十中八九サミーさんだと思いますけども、これはもう是非頑張って欲しいと思います。

 

だって打ってみたいもんね雀球。1回くらいホールで本物を触りたいなぁ。と、ちと今回はマジで全然知らん事の上に資料もないんでいつにもましてザックリとした感じですが、むしろ当時を知る諸先輩にはどんな感じだったか教えて頂きたいッス。どうでした、面白かったっすか。雀球。

 

 

業界豆知識あしの 画像3獣王モチーフの雀球とか打ってみたい。1索はダチョウで!

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  • 1:2023-06-21 12:33:38池袋サンシャイン通りのビックカメラ正面のアテネという店にありましたよ。200円で3枚でしたがパチスロのメダルとはまた違うような。メダル入れるとアレパチと同じく16球打てて、点数によりメダル払い出しとなりました。業界の先輩方に聞けば皆知ってるんじゃないですかね。池袋はスマートボールもありましたし。
  • 2:2023-06-21 20:15:53大阪の新世界にあったホールで打ちました。200円3枚、パチスロのメダルとは違ったかと。 とにかく、のんびり、スローなゲーム性です。 後年、発売された機種はフィーバー役みたいなのがあり、状態になると好きな牌をツモれて、役を作れたそうです。
  • 3:2023-06-21 21:45:13封入式なのでスマパチの走りですね
  • 4:2023-06-21 22:04:4940年くらい前に中野で遊んでました。液晶画面タイプと今は見なくなりましたが駅の行き先表示のパタパタ表示板タイプがありました。当時あったアレンジボールと共通の専用メダルで200円で3枚貸し(それ以前は100円2枚の時代もありました)、7枚で300円に換金できるライター石の景品に交換していました。 遊び方ですが、メダルを1枚投入すると14球の球が打てるようになるので1球ずつ手打ちします。14球打って麻雀と同じく上がれる状態になれば天和で10枚の払い出しになります。不要な所に入ってしまった球はその不要な牌の部分のボタンを押すと牌を切ったみたいになり、1球打ち直しができます、これを10回繰り返して上がりにできればOK、役に応じて最高10枚の払い出しを受けることができます。 大概200枚出すと終了(打ち止め)になります。8千円前後になるので当時のパチンコと同じくらいの出玉です。 手打ちなので、毎日打っていると段々と上達してしまいます。最後は200円あれば贅沢言わなければ確実にプラスになってしまうようになり、お店の人に、もう来ないでくださいといわれてしまいました。 今となっては良い思い出です。思い出させていただきありがとうございました。
  • 5:2023-08-16 14:10:06小倉の雀球「ひまわり」でやってましたわ、アレンジボールとともに、、、 液晶なんぞありゃしない完全機械式、同じ牌を5つツモってしまう(同じ穴に5球目が入る)と「アウト」と表示されましてなぁ、、、 球が引っ掛かったら、店の親父を呼ぶんだけど、「どこに入れますか?」いうて、好きなところにいれてくれましたわい。 雀球コーナーの島の上部には「本日のドラ」と書かれたパネルがありましてな、いつ行っても「4萬」「7筒」「北」でしたが、手役が完成してペイアウトする時に、手牌内にこの「本日のドラ」が入っていれば、1牌につき1枚払出しが増えるというシステムでしたわ。言うて、最大払出しは10枚とか15枚とかそんなもんでしたがね、、、 そんな「ひまわり」は、牛丼屋さんになってしまってましたわ。 親父はあの世で幸せに暮らしていることを祈るばかりで、、、

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