【S 織田信奈の野望 全国版】画期的な新システムを搭載!新日テクノロジーのパチスロ第1弾を試打レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回お届けするのは「S 織田信奈の野望 全国版」の新台レビュー。遊びやすいスペックに画期的な新システムが搭載された注目の1台です! 今回はショールームで試打を行わせていただきましたので、通常時~AT中までの所感を筆者の独断と偏見に基づいて各項目5段階評価でレビューしていきたいと思います。
なお、導入前ということで細かい数値などについてはわからないところも多く予想も多分に含んだレビューとなっておりますので、本機を実戦される際には是非「なな徹」にて解析情報をチェックしてからお楽しみいただければと思います!
遊びやすさに重きをおいた満足感のあるスペック
本機は純増約2.5枚/GのATを搭載した6.5号機。通常時は疑似ボーナスを経由せずCZから直接メインATに当選するタイプでありながら、初当たり確率は約1/280であることやAT中の純増枚数などからも、気軽に遊びやすくAT中も様々な体験をしやすい機種を目指して作られた印象です。昨今のスマスロ含む6.5号機はメイン突入へのハードルが高い機種も珍しくないのでこの手のタイプの需要はかなりあると思いますし、「織田信奈の野望」というコンテンツにどのようなゲーム性が求められているかもしっかりと考えられているなと思いました!
ゲーム性の面では中々特徴的な要素が存在。それが育成システムと「姫ベル」揃いというもので、これらは2つで1つのシステムのようなものになっています。まずは育成システムに関してですが、本機は通常時~AT中までリールの周囲に6キャラ分の顔アイコンがあり、ここに表示されている数字が「忠誠度」というもの。「姫ベル」が入賞した際には当該ラインの「忠誠度」に応じた抽選が行われ、この「忠誠度」が高ければ高いほど通常時であれば各種初当たり、AT中であれば各種上乗せ抽選を優位に進められるというものになっています。
この育成システムに関しては通常時で育成した「忠誠度」がAT中にも引き継がれるというのが注目ポイント。初当たり当選後や本前兆中だとレア小役などを重ねてもそこまで意味がなかったりする機種もありますが、本機の場合は「忠誠度」は上がれば上がっただけAT突入後の期待枚数もアップ…というイメージで、無駄ビキ感が一切なく常に「忠誠度」の昇格に期待しながら楽しめるのが好感触でした!
続いて「姫ライン」&「姫ベル」についてですが、個人的にはこれが本機1番の目玉。パチスロでは一般的に3本構成のメインリールの停止型で配当などが決定しますが、本機では先程ご紹介したメインリール両サイドに表示されているキャラクター達を擬似的なラインと見立てることでこれまでにないゲーム性を実現しています。ここでは通常時に突入する「ちゅー誠ゾーン(忠誠度昇格ゾーン)」を例にご紹介しますが、基本的には押し順ナビ発生時が「姫ベル」成立のチャンス!リール両サイドに表示されているキャラクターアイコンはそれぞれが擬似的に「ベル」として見立てられており、キャラクターアイコンから横or斜めラインで3つのベルが並ぶと「姫ベル」の入賞となります。第2停止時点でどのラインが有効かというのは液晶上、そして各キャラクターアイコンの点灯 or 消灯で判断することができます。
この状況では中リールの中段にベルが停止し、中段ラインでの「姫ベル」が入賞! これは通常時なので「忠誠度」の昇格抽選ですが、AT中の上乗せ特化ゾーンだと「忠誠度」に応じた倍率の差枚数上乗せを抽選。そして複数ラインで入賞した際はそれぞれの抽選が適用されるので、第1停止~第3停止までめちゃくちゃ感情が揺さぶられましたね。これまでのパチスロではメインリールとは別に演出用の為だけに搭載された疑似(液晶)リールが搭載されている機種があったりしましたが、メインリールと液晶リールを組み合わせるというのはかなり斬新。当然ながらメインリールしかない機種よりも停止型や入賞ラインの自由度が段違いなのでかなり新鮮な興奮を味わうことができました!
ゲーム性の面でもう1つ気に入ったのがAT終了後に必ず突入する引き戻しゾーン「姫くりカレンダー」で、ここでの引き戻し期待度はなんと約30%! もちろんレア小役を引けた方がチャンスですが、ベルやリプレイのみでの引き戻し当選も確認できました。正直なところAT1回あたりの出玉は若干控えめですが、初当たり確率の高さと「姫くりカレンダー」の存在を考えればそれも納得。昨今のトレンドである一撃性とは真逆の方向性ですが、非常に高い満足感を味わえる造りになっていると思いました!
昨今の機種では珍しい遊びやすいタイプの部類のゲーム性でありながら、「忠誠度」や「姫ベル(ライン)」といった独自要素を搭載。特に「姫ベル(ライン)」のシステムは画期的で、これをもとに今後さらなる魅力的なゲーム性が誕生する可能性も…という期待を感じました。これが初当たりが重く荒波系のマシンだったらこの「姫ベル(ライン)」の魅力を知ること無くスルーされてしまうことも多くなりそうですが、より多くのユーザーがこの画期的なシステムを楽しめるよう比較的マイルドなスペックになっていることも評価できるポイントですね。☆は5つ!
どこからでも初当たりを目指せる安心設計
通常時は主に「合戦の刻」&「信奈チャンス」という2種類のCZからAT当選を目指すゲーム性で、初当たりの多くは「合戦の刻」経由での当選。このメインCZである「合戦の刻」への突入は成立頻度の高いベル(小V停止)がメイン契機となっているのが嬉しいポイントです。通常時はベル成立時に「戦況ゲージ」がアップする可能性があり、ゲージが5段階(MAX)まで到達すると前兆ステージである「戦略会議」へ移行。この時点で「合戦の刻」突入抽選&「戦略会議」中も全役で「合戦の刻」突入抽選というダブル抽選が行われているようです。
とはいっても結局はどこかでレア小役を引かないとキツイんだろうな…と思っていたのですが、試打を行ってみてその印象は一変。通常時からレア小役は一切引かずに小Vベル→「戦略ゲージ」MAX到達からの「合戦の刻」当選を何度も確認することができました。
また、レア小役はレア小役で高確移行や上位CZ「信奈チャンス」突入抽選という役割が存在。レア小役が引けなくとも現実的に初当たり当選を目指せる、そしてレア小役(特に強レア小役)成立時もしっかり別ルートでの初当たり当選に期待が持てる…と、通常時の初当たりシステムはユーザーを飽きさせないような作り込みを感じます。
メインCZである「合戦の刻」では「忠誠度」&「姫ベル(姫ライン)」という本機の独自要素が輝く場面。「姫ベル」の連打で敵軍の人数をガツガツ削れているときがめちゃくちゃ気持ちいい! ただ、決着が着くまでかなり長引くことがあったのは気になるポイントで、今回の試打では最長40Gの継続を確認。その時は最終的にATへ当選したので良かったのですが、これだけ長く続いてCZ失敗…となってしまった際はけっこう精神的なダメージがありそう。このテンポ感だからこその楽しみもあるのですがもう少しだけ決着が早いほうが良かったかな、と感じました。
通常時は「忠誠度」が低い状態での「合戦の刻」突入時のキツさや滞在ゲーム数が長引くことがあったのはちょっぴり気になりましたが、これは逆に「忠誠度」が低い状態でも「姫ベル」やレア小役の連打によってスピーディーにAT当選を射止めることができた際の快感にも繋がっております。「合戦の刻」の勝利期待度は約52%とかなり高めなこともあり、今回僕がデメリットに感じた部分も実際にはさほど気にならないのかなと思います。レア小役に頼らずとも現実的に初当たり当選を目指せる、そしてそもそものAT初当たり確率が設定1で約1/280とかなり軽めに設計されているということで、通常時はかなり満足感の高い仕上りでした。☆は5つです!
初当たりで「忠誠度」の影響が大きい点は好みが分かれそう。
本機のATは「姫武将RUSH」と「極上嫁武将RUSH」の2種類。純増枚数は共に約2.5枚/Gですが「極上嫁武将RUSH」では各種上乗せ性能が大幅に強化されます。両AT中もゲーム性の核となっているのは「忠誠度」で、各種上乗せ抽選への影響はもちろんのこと上位ATである「極上嫁武将RUSH」への突入(昇格)条件は全キャラクターの「忠誠度」を「レベル4(MAX)」にすること。通常時の「忠誠度」はそのままAT中に引き継がれるので、通常時に「忠誠度」が上がりまくっているときの「今ATに突入したらどんだけ出ちゃうんだろう…!?」というワクワク感が通常時から味わえます。
しかし当然ながらその逆もまた然り。「忠誠度」が低い状態でのAT突入時は各種上乗せにあまり期待できない状態からのスタートとなる為、一定以上の出玉獲得には普段以上のヒキを求められます。通常時の頑張りがそのままAT性能へ反映されるというゲーム性は個性的でとても魅力を感じましたが、デメリットにもなるところかなと思いました。
当選ルート問わずAT初当たり時は差枚数上乗せ特化ゾーンである「南蛮コーデ七変化」、もしくは上位版の「デレデレ南蛮コーデ七変化」に突入。ここでは液晶右側にある衣装アイコンが当該ゲームの上乗せ性能を示唆しており、「ハート図柄」停止 or 「姫ベル」停止 or レア小役停止で上乗せを獲得。消化中は「姫ベル」の高確率状態となっているようで、「姫ベルの押し順ナビが発生しろ!」と毎ゲームのレバーオンに気合が入ります。上位アイコンでの「姫ベル」成立、そしてさらにその中でも倍率の高い「姫ライン」で揃った際はかなり高揚感がありますね。
しかし前述の通り通常時の「忠誠度」が大きく関わる上乗せシステムなので、あまり育てられていなかった際はショボイ上乗せ(おそらく最低100枚以上?)で終わってしまうこともしばしば。この本機独自の育成システムは好みが明確に分かれそうなポイントだなと感じました。
AT消化中は小Vベル・消化ゲーム数(20G周期)で高確移行、レア小役成立時は高確移行&特化ゾーンを抽選。最終的な目標である上乗せ特化ゾーン当選にはレア小役が必要になってきますが、小Vベルやゲーム数のみで超高確まで昇格することも珍しくなく、「上乗せや特化ゾーンに期待できる状態」はそれなりの頻度で味わうことができるのは好印象。
AT中の特化ゾーンは「姫乗せチャンス」「天嫁統一アタック」「デアルカ」の3種類。まずは今回の突入頻度的におそらくメインの特化ゾーンだと思われる「姫乗せチャンス」ですがこちらは規定回数のベル(5回+α)成立まで継続。ここでも「姫ベル」の高確率状態となっているようで、「姫ベル」成立時は各「忠誠度」に応じた倍率上乗せだけでなく「忠誠度」の昇格抽選も行われています。差枚数上乗せに期待できるだけでなくその後の上乗せ性能にも影響を与えるという明確な勝負どころになっていますね。
もう1つの上乗せ特化型ゾーン「天嫁統一アタック」は1セット10Gで、「姫ベル」が成立すると「忠誠度」に応じた倍率上乗せ&残りゲーム数を10Gにリセット…というSTタイプのゲーム性。ここでの注目ポイントは各「姫ベル」成立時は当該キャラクター(姫ベル)を「攻略」と判定され、全キャラクター攻略…つまり全種類の「姫ベル」が成立すると本機最強の上乗せ特化ゾーンである「デアルカ」に突入するというところです。基本的には「忠誠度」を軸としたゲーム性となっていますが、この「天嫁統一アタック」から「デアルカ」への突入ルートのように己の腕のみで勝負できる場面が用意されていることでパチスロとしての魅力がワンランク上に引き上げられています。
本機独自のシステムである「忠誠度」によってプレイヤーが感じるメリット&デメリットを理解した上でATのゲーム性を作り上げれているので☆は4つで!
必要最低限の狙い所は存在するが…
お次は攻略面。狙い目となりそうなポイントはまず、ゲーム数天井が999G(AT当選)に存在していることが判明しています。ゲーム性的におそらく天井を除けば規定ゲーム数などによるAT抽選などは存在しないものと思われます。著しくハマっている台以外はどこから打ち出しても損得があまりない…というのは遊びやすさの観点では嬉しい設計ですが、立ち回りには組み込みづらい機種かもしれませんね。
天井狙い以外では「忠誠度」や「戦況」を意識した立ち回りです。しかしこれに関してはどちらも液晶上でハッキリと表示されているので、そもそも「忠誠度」や「戦況」が良い状態で捨てられることがあるのか…というのが問題になってきますね。どちらも初当たり確率やAT当選時の期待獲得枚数に大きな影響があるので高くなるので空き台チェックする価値は大いにありますが、現実的には美味しい台を見つけることのできる機会はそう多くないのかなと思います。
遊びやすさの観点では非常に優秀な造りになっている本機の通常時ですが、狙い目となる要素は控えめな印象。ここは☆3つで。
機種コンセプトがハッキリとした良台
満足感の高いスペック&ゲーム性、そして「忠誠度」や「姫ベル(ライン)」といった独自要素も搭載されており非常に完成度の高い1台に仕上っていると感じました。特にスペック面は設定1でも初当たり確率約1/290、疑似ボーナスを経由しない直ATタイプ、さらには高期待度の引き戻しゾーンが存在…と、昨今のパチスロシーンにおいて一際輝く要素が満載となっております。一撃の出玉性能よりもドキドキできる瞬間の手数やまったりと楽しめる時間の長さを重視する方には全力でオススメできる1台ですね!☆は4つで!
今回のレビュー結果
こういうスペックを待っていた、というパチスロファンは多いハズ!
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