【連続演出】そういえば「連続演出」を初めて搭載した機種ってなんだろう?

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「連続演出」について。これはもう当たり前に使いまくってる言葉ですが、これを最初に搭載した機種については意外と知られて無いかもしれません。というか俺も知らんので調べてみました。一緒に学びましょう。どうぞ!

 

 

デュエルドラゴンらしいぜ。

 

【連続演出】 パチスロの主要な液晶演出は初搭載から1年以内で生まれた

 

はい、いきなり見出しでネタバレしてますが、連続演出」を最初に搭載した機種は2000年2月の「デュエルドラゴン」(アルゼ)でした。デュエルドラゴンは同発の兄弟機が2つあって「デュエルドラゴン2」と「デュエルドラゴンR」がそれなんですがあくまでもスペックの違いであり演出は共通。したがって連続演出初搭載機の栄光も「デュエルドラゴン2」と「デュエルドラゴンR」両方に輝いています。

 

そもそもパチスロに初めて液晶がついたのが2000年1月の「ゲゲゲの鬼太郎」なのは有名ですが、その1ヵ月後には連続演出が搭載された機種が稼働開始したということになるので、この辺の速度は非常に速い。もちろん液晶自体はパチンコのほうにはとっくの昔にあったわけでアイデアはそっちから持ってくれば良いような気がするのですが、実際我々ユーザーからみても「パチンコ」と「パチスロ」は演出の考え方が全く違います。なので2000年に液晶が搭載されたばっかりの時期においては各メーカーとも「どうやったら液晶演出を上手く使えるか」「遊技性に活かせるか」の模索に腐心したハズなんですけど、個人的な所感でいうとパチスロにおける「液晶」の使い方の進化速度は異常だったというほかなく、裏でどういう苦労があったかはさておき、表に出てきた製品群を見る限りは上記の「連続演出」や「演出矛盾」はもちろん、「芸能人タイアップ」(玉緒でポン!)「ステージチェンジ」(タイムクロス)、さらには「乳揺れ」(キャッツアイ)「遊技履歴表示」(リアルボルテージ2)なんかも液晶初搭載から1年以内に登場しておることから、当時の進化はまさに「日進月歩」という単語がピタッとハマるものでありました。

 

んでここでいう連続演出というのは複数ゲームに渡って展開される演出を指し、例えばボーナスに入ったとして、その告知をバトル風であるとか、あるいはミッション風な感じで3ゲームくらい見せ、最終的に告知する、という感じが基本です。

 

で、パチンコ的な考え方をするとこの演出というのは発生時点でのフラグありきになるので、当否の結果というのは決まっており、内容もそれに向かって一方的に進んでいくだけです。しかし、パチスロは液晶演出を制御するための「サブ基盤」を遊技内容そのものに反映させるという仕組みが早くから登場しました。これにより連続演出の発生時点で取得した乱数とは関係ない方向に演出を進行させることができるようになり、連続演出に「ガチ要素」が生まれることになりました。

 

これを特定区間のみの「ミッション」として見せてるのが2001年7月に出た山佐の「サイバードラゴン」(ミッション中の特定条件達成でAT突入・発動)で、もうちょっと連続演出っぽく「バトル」として見せてるのが2001年8月に出たアルゼの「ヘラクレス」(バトル中の特定小役で敵を撃破・AT突入)でした。何気にやってることは同じなんですけど、見せ方がまるで違う。両者ともこれは現在において「ガチ抽選」とか「CZ」とかいわれるヤツなんですけど、その萌芽はなんと液晶搭載から1年くらいで誕生してるんですな。

 

 

「書き換え抽選」がオマケじゃなくなった機種もある。

 

【連続演出】 CZまではいかない微妙なオマケ要素を「書き換え抽選」と呼ぶことがある

 

上記CZの考え方にも近いんですけども、ごく短いゲーム数の連続演出中に特定条件を達成すると結果が変わる、というCZまではいかない微妙なオマケ要素を「書き換え抽選」と呼ぶ場合があります。これはどこからどこまでが書き換えで、どこからがCZなのかは厳密には決まってないと思いますが、筆者は「連続演出」と見せてる3ゲームくらいのヤツで、当否がほぼ決まっており何を引こうと滅多に結果が変化しないものを「書き換え抽選」と呼んでます。

 

なのでイメージ的には連続演出の結果の「書き換え」というのはオマケに過ぎず、それはその言葉が使われ始めてからずっと変わらんのですけども、オマケの域から1歩抜け出して「自力感のある連続演出」みたいなCZと連続演出のハイブリッドですよという見せ方をした機種といえば、やっぱり2017年の「押忍!番長3」でしょう。

 

それまでの常識からすると書き換え抽選のウェイトが大きすぎますし、またCZにしては短すぎる。さらに演出自体がそれまでの番長シリーズの連続演出を踏襲してたこともあり、「ただの演出のように見せかけたガチバトル」という独特の見せ方になっていました。筆者の肌感覚ですが、これ以降同様のシステムを搭載した機種が急増したように思いますし、めちゃくちゃ弱すぎて何を引いても勝てねぇ、みたいな絶望的な連続演出(はいワロ演出と呼んでましたな)は、減ったように思います。

 

 

業界豆知識あしの 画像3はいワロ演出といえば「虫の木ミッション」

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