【筐体の灰皿】パチスロ筐体の「灰皿」について分煙化が進んだ今こそ考えてみる!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「灰皿」について。昔はホールでもタバコがスパスパ吸えたんで筐体に据付の灰皿を使いまくってたもんですが、そういえば灰皿の歴史は考えたことなかったんで調べてみました。みなさんも一緒にどうぞ。
そもそも使えない店も多かったよね。
灰皿。今はもうあんまり意識することはありませんが、その昔は「筐体の灰皿」にみっちりと吸い殻をぶち込むくらいの勢いで紙巻きタバコをスパスパと吸いながらパチスロを打ってました。分煙化が進んだいまはそんなに使われてませんけども、そもそも分煙化の前の段階からすでに、筐体に据付の灰皿はシールなどで封印し、個別に店舗が灰皿を用意して吸うのが当たり前みたいになってましたね。これはいろんな理由が考えられますが、ひとつはやっぱ掃除の手間とオペレーションの問題があります。
昔からの喫煙者で筐体に据付の灰皿を使ったことがある人は知ってるとおもうのですが、あれは機種によっては灰皿自体がクルっと下に回転して吸い殻を落とせるようになっており、なんかあれがうっかり発動すると自分の膝のとこに吸い殻がドサッと落ちる、みたいなこともあったんですね。また灰皿がいっぱいになったら当然スタッフがそれを回収して回るんですけど、その時もやっぱクルっとやって灰を落としてダスター(雑巾)で中をさっと拭く、というのが一連の流れになっており、有り体にもうせば「普通に太ももらへんに灰が飛んでた」わけです。これはもうパチスロの筐体に灰皿を付けたらどうしてもそうなりますし、根本的な構造的不具合なんですね。どんなカタチにしたって、プレイヤーが遊技してるところで筐体据付の灰皿を掃除したら灰が飛んじゃうのです。
それを防ぐには「ゆっくり丁寧に拭く」以外になく、これは単純に効率が悪すぎる。だったらもう筐体の灰皿は使用禁止にして、別に灰皿を利用してその場でスッと交換できるようにしたほうがいい。
あとは「中古価格」の問題もあります。メーカーによっては灰皿は取り外して交換できるようになってましたが、5号機の途中くらいまで取り外し出来ないのがデフォだったんすね。そうなると当然中古売買したり店舗間の移動を行う場合も灰皿込みで移動するわけで、前者の場合は取引金額にも影響したかもしれませんし、後者の場合でも「新台入れ替え!」と謳いながら灰皿がボロボロだとなんとも締まらない。
したがって、そのような理由により、いつしか「筐体に灰皿がついててもそれを使えないようにする」という店が増えていったんだろうと思います。
最初に搭載したのは「パチスロパルサー」
んで灰皿の歴史を紐解くに、それを最初に搭載したのはなんと0号機1発目の「パチスロパルサー」だったとのこと。1980年のことです。かの機種は現代の機械に続く「史上初」の機能が沢山あってそっちが有名なんですが、なんと灰皿まで初搭載してたとは……!
この「筐体に据付の灰皿」はやがてパチスロ筐体がもつ基本機能になっていき、1993年には「タバコ置きスペース」を搭載する機種(大東音響「ザンガス1」)、2003年には灰皿をスライドさせて右側に付けられる機種(大都技研「バンバンダッシュ」)なんかも登場するなど灰皿の進化も、あんまり幅がなさそうに見えながら徐々に進んでいきます。で、灰皿自体が取り外し可能になったのが2007年、ネット株式会社の「リオパラダイス」だったそうです。それまでは灰皿を利用してほしくない場合はカバーをかけたりシールを貼ったりして対応していましたが、これにより灰皿自体を最初から取り外しとく、という根本的解決が可能となりました。
このように「灰皿」といってもそれなりに歴史があるようですが、ご存知のように今は昔の話。今の機種は多分灰皿はついてませんし(ついてないよね?)ついてたとしても使用禁止がデフォになってるハズ。筆者も分煙になるまで打ちながらタバコ吸ってましたけど、その当時ですでに店が別に銀色の灰皿なりを用意してある店がデフォだったので、果たして筐体に灰皿がついていたかどうかは定かじゃないです。多分なかったんじゃないかな。
そう考えると「最後に筐体に据付の灰皿を使った記憶」というのは実はかなり前かも。どの機種だったか、というのはちょっと覚えてないんですけども。少なくと7年くらい前かもしれない。とか思いました。
忘れてるだけで結構最近まで使えてたのかもしれんが
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