【過去最低の出玉率】パチスロの歴史上もっとも出玉率が低かった機種は○○!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「過去最低の出玉率の機種」について。
低すぎるだろうに!
過去最高の出玉率を誇る機種は以前こちらでも書いたようにテクノコーシンの「神輿」になります。これはこれでとんでもない機種なのですが、んじゃ逆のパターンはどうだろう。つまり「過去最低の出玉率」ですね。
これ結構有名らしいのでピンと来る方もいるかも知れんのですが、筆者は知りませんでした。
その名も『満福箱』。2010年の5号機です。ラスターとメテオ(ウィンネットの関連会社)のコラボ作との事。え、ラスターだと? ラスターというのは元テクノコーシンなんですけども、つまりは恐ろしい事に「史上最高」と「史上最低」の両方にテクノが絡んでるんですな。これは凄い!
そして『満福箱』の気になる出玉率。なんと設定1で63.6%ほどだったとの事。ど、どうやったらそんな低い機種が出来るんだ……? というか買うホールあるのかそれ! と、調べて見たところ、コイツはどうやら「業界初の端玉専用パチスロ」というめっちゃ尖ったコンセプトで開発された機種であり、しかも「割勘システム」なるものが採用されていた模様。
意味がわからんので順番に説明すると、まず「端玉専用パチスロ」というのは要するに最後に余った1枚とか2枚で遊ぶ「福引感覚で遊べる」パチスロだったんですな。4号機の時代とかは最後に余った1枚でジャグラー回してペカってケツ浮いたりしてましたけど、5号機になって3枚がけ専用機が増えたりリーチ目主体のゲーム性の機種が増えた事で、そういう遊び方も減りました。
そもそも1枚がけだとどうしてもボーナス確率が下がるのでなかなかペカリも体験できませんし、はたしてどうしたもんか、というのを解決するのがこれですな。「満福箱」は1枚がけでも1/98くらいで当たる、というのが目玉になっております。ただし当たっても50枚とかしか出てきませんが。
次の「割勘システム」というのは、これは「メーカーとホールで利益を折半しようぜ」みたいな感じのビジネスモデルです。今でも新台のレンタルプランなんかは普通にありますが、割勘はそれを更につきつめ、タダで導入可能な上月額も掛からない。ただし、稼働したらその利益の半分をホールとメーカーで折半しようぜ、というもの。「満福箱」に関してはさらに収益の一部を慈善団体に寄付する仕組みになってたらしく、要するに甘い機械なわけが無い。
端玉、そして割勘。
この2つがマッスルタッグを組んだ結果、設定1の機械割が63.6%というえげつない数字が出てきたんだろうと推察されます。
割勘は無理があるよね
「割勘システム」のローンチ自体は2009年。話によると初月400台ほどが稼働していたらしく、粗利がだいたい5000円くらい出てたそうです。そのうち半分がメーカーへ半分がホールへ、みたいな感じだったそうなんですけど、まあ機械台の償却がないと考えると、設置面積が広い大手にとってはそこそこ良いビジネスモデルなんじゃないかと思いました。
ただまあ5号機がこれから活況を迎えるぞ! という時期においては機械は買っちゃったほうがいいですし、そもそも売却益が狙えないのは厳しい。従ってこの方式は残念ながら流行らず。残念ながら2014年にはウィンネット、およびメテオは破産していまいます。
こういうフルインセンティブみたいなモデルは市場がぐいっと下がってる時にこそ効果的なのは間違いない。おそらく割勘も「5号機が死んでるから今こそやろう」という目論見でスタートしたんだと思いますし、その時にはのちの5号機があれほどの盛り上がりを見せるとは想像してなかったと思います。翻って6号機も最初はさんざんでしたけども、その時に同じことをやってたとしても、多分6.5号機やスマスロの現状を見ると「自分で買ったほうがいいや」となる店が増えるのは想像に難くないですし、まあ失敗してたでしょう。
というか、出玉に応じてメーカー側の利益も決まっちゃうので、設定6を使ったらなぜかメーカーが怒る、というよくわからん事にもなりかねませんし、仕組み的に「?」な部分が結構ありますねこれ。
結論、割勘はいつやっても多分無理だったと思います。
考え方はステキなんですけども
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