ガリぞうが49歳にして改めて考える「目指すライター像」とは!?【収支日記71】 (1/3)

ガリぞうが49歳にして改めて考える「目指すライター像」とは!?【収支日記71】 eyecatch-image

番外編続きも最後となる4週目です。今週の5号機ヒストリーは、その後のパチスロシーンを確実に変えた2機種を。収録ヒストリーでは、ツモれていても勝てない時の心の持ちようを。一問百答では私自身の今後についてお話ししています。今週もボリュームたっぷりなので、長時間の並びのお供にでもどうぞ。

 

 

5号機ヒストリー「スカイラブ」「クランキーコレクション」

 

スカイラブ(SNKプレイモア)

 

時代が5号機へと移り変わり、パチスロは様々な部分で制約される事になりました。まずはボーナスの獲得枚数。4号機では最大771枚(3BET限定だと711枚)まで認められていた払い出し枚数が480枚上限に変更。

 

また、検定での検査方法が変わって長期出玉率の上限も120%にまで下がり、4号機のような設定6で140%・150%といった破壊力も見られなくなりました。5号機では出玉の部分以外にも規制が入り、これまでと違って1つのフラグで1種類の制御しか認められない「単一制御」となりました。これは4号機で大流行したストック機を封じる為の規制であり、パチスロメーカーは自らの首を絞める形になってしまいました。

 

複数の制御を利用していたストック機が封じられたという事は、内部モードによる期待値の違いを禁止されたに等しいと思います。これを打破したのが「リプレイ確率が通常時と変わらないRT」の発案であり、スカイラブという機種の長所でもあったと記憶しています。

 

5号機黎明期の2006年に登場したスカイラブは、5G・33G・99Gと3つのRTを搭載していたはずですが、実際にリプレイ確率が上がるのは33GのRTのみだったと思います。この33Gの完走型RTのループが打ち手の高揚感を適度に煽り、5号機黎明期の時代の寵児となっていったという印象です。

 

チャレンジボーナス(一般で言うREG)は平均獲得枚数100枚ほど取れたはずですが、毎ゲームビタ押しする事で最大111枚獲得も目指せたと記憶しています。今思えば、新ハナビのREGもこの程度の技術介入差であれば5号機並みの稼働を維持できたのかなとも思います。

 

ゲーム性や時代背景はパチ7で佐々木真さんが私の百倍ほど詳しく書かれているのでそちらも参照ください。

 

>>パチ7「パチスロ攻略ライターの思考ルーチン」

>>佐々木真Twitterアカウント

 

33Gの完走型RTやボーナスが終わる度にチャンスゾーンへと移行し、ベルが揃えば再び33Gの完走型RTへ、チェリーが出ると99GのRT(と言う名の通常時)へ落とされたと思いますが、ここに5号機の特性を活かしたプチ攻略法があった記憶があります。

 

チェリーは左リールに3つあるので、成立している限りどこで押しても獲得できたと思います。つまり、目押しで取りこぼす事はできず、どう頑張っても通常時に落とされてしまっていたはずです。しかし、カラ回しでの役の入賞が認められていない5号機の特性を活かし、チェリーorボーナスの遅れ発生時にカラ回しでチェリーを取りこぼしてチャンスゾーンを延命させる小技があった覚えがあります。(ジャグラーも同じで、例えブドウやリプレイが成立していても、カラ回しすると全て取りこぼしてしまいます。)

 

おそらくはこれもメーカーの意図の範疇でしょうけども、こうした「ちょっとオトクな攻略法を実践している」というプチ背徳感もまたパチスロの醍醐味だったなぁと今さらながらに思います。

 

例えメーカーの掌の上で踊らされていると分かっていても、あの頃の背徳感を今も味わいたいです。メーカーさんにおかれましては、6号機でもスカイラブのような革新的な機種の開発に期待しています。

 

 

スカイラブ

 


 

クランキーコレクション(アクロス)

 

「4号機時代のAタイプは小役確率の高低差のおかげでタイミングによりスイカのアツさに差異があってさ。」「昔はボーナス成立ゲームでしか出現しないリーチ目ってのがあってね。」

 

5号機では再現できないだろう古き良き時代について頻繁に語られていた2013年。4号機に勝るとも劣らない当時の仕様をアクロスのA-PROJECTが具現化させてくれました。その名は「クランキーコレクション」。私が純粋なパチスロ生活に踏み切ったきっかけの機種「クランキーコンドル」の正統後継機です。

 

今では当たり前になった「1枚役の取りこぼし目」を搭載し、この制御を一気にメジャーにさせた第1号です。これにより4号機時代のボーナス成立ゲーム限定目を5号機でも復活させてくれました。REG中の中リールビタ押しに始まり、クランキーチャレンジ中の中段チェリー(2枚)を強制で角チェ(4枚)にしたり等、細かいながら豊富な技術介入要素も先代を踏襲していました。まさに挑戦的な初代コンドルの印象をも受け継いだ機種と言えます。

 

左リール上段に鳥から右リール中段スイカで2確になった場合、中リールに狙う図柄と停止出目によりボーナスフラグを詰める事が可能です。その多くは中リール上段に狙った青7の停止位置で見極められ、上段停止で青BIG、下段停止で赤BIG、中段停止で共通になる場合が多いです。こうした研究は他機種にも応用可能で、最近では新ハナビで使えないかと模索中です。

 

例えば左リール上段BAR、右リール下段に七停止で2確になった場合、中リールにはチェ・氷・チェの氷が下段に止まれば一枚役ですが、それ以外に止まった場合の停止形でフラグを特定できないか、とか。

 

同じく左リール上段単ドン、右リール下段に七停止の2確からは中リール下段ドン停止で1枚役ですが、それ以外に止まった場合の停止形でフラグを特定できないか、とか。こうした制御研究の面白さをクラコレが再燃させたと思っています。

 

このクラコレのおかげで、その後のアクロスブームが始まったと言っても過言じゃありません。当然ながら私も良く打ちましたし、何度か設定6を含む高設定稼働にもありつけた事がありました。

 

この記事を書いているだけでクラコレを打ちたくなってきてしまいました。もっと正確に言えば、クラコレで高設定を掘りたくなってきました。設定6探しの中、打ち始めて早々に「キュルッ」という音と共に鳥ハサミテンパイを出して悶絶したいです。

 

 

クランキーコレクション

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