【P真・花の慶次3 新台レビュー】出玉スピードは速くないがスペックは文句なし!慶次シリーズファンなら必ず楽しめる仕上がりに
「真・花の慶次」シリーズのナンバリングタイトル3作目にして最終章となる「P真・花の慶次3」が登場です!
初代を彷彿させる高継続STを搭載したスペックやシリーズ初となる専用ギミックなど、シリーズ最終章を飾るに相応しい渾身の1台になっていますよ。
今回はそんな本機を一足先にショールームで試打してきましたので、実際に打ってみてどう感じたかをレビューしていきたいと思います!
専用ギミックは豪華仕様!しかし遊技性の面で気になるポイントも。
本機は「黒船」枠をベースに専用デバイス「慶次パネル」&「押して参るボタン」などが搭載されたものになっています。専用デバイスが初ということがかなり意外でしたが、「真・花の慶次」シリーズ最終章ということでその力の入れようが伺えますね。「Relf」「天槍」そして「黒船」…と、ここ数年のニューギン筐体は下皿のサイズ感やハンドルの操作性など遊技に関わるところの感触が非常に良い印象。そんな好みの筐体に豪華な専用デバイスまで搭載されたのだからもちろん☆は5つ…といきたいところですが、「慶次パネル」が搭載されたことにより頭上のカウンターが確認しづらくなってしまったことが気になる方も少なくはないハズ。
そしてあわよくば「Relf」で搭載されていたハンドル横のプッシュボタンも復活してくれたら嬉しいな…。ということで、高評価ではあるもののさらなる遊技性の向上を願って☆は4つ。
頭上のデータカウンターは隠れてしまいますが、遊技履歴ではそれ以上に詳細な遊技データを確認することが可能です。しかし、ホールで背伸びをしたり斜めからデータカウンターを覗いている光景を見ると、やはり筐体の高さはもう少し低い方が良いのかなと感じます。いつかはホールからデータカウンターが姿を消す日が来るのでしょうかね。
筐体右サイドに設置されているのが本機専用デバイス「押して参るボタン」。かなり堅牢な造りをしており、おそらく皆さんが想像している数倍固いです(笑)。上記写真のボタン指示が発生すれば激アツの合図!気合を込めて押し込みましょう。
なお、皆大好き「天激ボタン」もしっかりと搭載されているのでご安心を。
専用デバイス以外にも存在感のある新ギミックを多数搭載。初代「CR花の慶次~雲のかなたに~」から今なお受け継がれる「桜」のギミックもこんなに大きく綺麗に育ちました。時代の流れを感じますなぁ。
甘いボーダーにヘソ賞球2個で文句なし!天晴!
本機は初当たり確率約1/319.68のV-ST機となっており、ST突入率は約55%(時短引き戻し込みなら約67.5%)。ST「真・傾奇ラッシュ」の継続率は約83.3%でラウンド振り分けは10Rが80%、2Rが20%となっています。ラウンド振り分け有の高継続STといえば…そう。今作はシリーズの幕開けである「CR真・花の慶次」のDNAを色濃く継承したスペックとなっているんです!
「CR真・花の慶次2漆黒の衝撃」も2400発の破壊力は魅力的ですが、せっかく突入した確変が駆け抜けて終わってしまうことが多いのも事実。「花の慶次」の伝統である高継続タイプの連チャンを再び「真・花の慶次」のSTで…と待ち望んでいた方もきっと多いのではないでしょうか。
また、これはあくまで導入前の情報で個人的に試算してみた数値ですが、ボーダーラインは16回転代/kでした。最近はヘソ賞球1個&ボーダー低めの機種が増えている印象ですが、本機のヘソ賞球は2個。ヘソの賞球数が減少の一途をたどっていることに不満を感じていたユーザーは少なくないと思うので、その点にもしっかりと配慮されたスペックのように感じました。
高継続&ラウンド振り分けタイプという初代「真・花の慶次」のゲーム性、そして現役屈指の甘さを評価して…☆5つです!
個人的に「ずっとこれを待っていたんです!」と言いたくなるようなスペックです。ST回数は初代「真・花の慶次」よりも15回転多い135回転で継続率約83.3%。連チャンモード中というパチンコで1番楽しい時間をじっくりと楽しむことのできるバランスだと思います。
スペック的に大当たり濃厚演出だけでなく10R濃厚、確変大当たり濃厚演出もきっと用意されているハズ。演出法則を覚えて打ち込みたいと思える天晴スペックではないでしょうか!
通常時は演出カスタムがあればさらなる高評価だが…
通常時の演出フローは「真」と「花の慶次」シリーズの伝統をミックスしたイメージ。基本的に「金系予告」などの熱めの予告から「キセル予告」→強リーチといったお馴染みの流れが大当たりの王道パターンとなっています。専用デバイスである「押して参るボタン」、パチンコでは初となる原作最終章の物語がリーチ演出として搭載されるなど、演出ボリュームもパワーアップしており「真・花の慶次」シリーズ最終章に完成度。
しかし気になるのは演出カスタム機能が非搭載であることです。演出バランスの完成度が高ければ何も問題ない…とは言えないのが昨今のパチンコで、「先読みを完全に無くしたい」「超激アツ演出をたくさん見たい」などのニーズがある以上、演出カスタム機能が無い時点で残念に思う方は少なくないでしょう。
歴代シリーズの伝統を継承そして秀逸な新演出も搭載され高い完成度を誇る本機ですが、演出カスタム機能が必須になりつつある今のご時世を考慮して…☆4つ。
個人的には作り手のこだわりを感じる演出カスタム非搭載はアリ派なんですが、演出カスタムが無い機種はその時点でちょっと…という方もいらっしゃいますよね。僕だってカスタム機能が搭載されている機種ではかなりの頻度で設定していますし。
でも、それによって本当の意味でのその台に対する評価が難しくなってしまったという点もあるかと思うので、カスタム非搭載機種も全然ありだと思います!
原作最終盤のシーン初の映像化となるストーリーリーチ「風流仕候」は「真・5大注目演出」の1つです。実際に見て見ましたが、「真・花の慶次」シリーズ最終章に相応しいリーチ演出だと思いました。
「風流仕候」とは打って変わってこんなお茶目なリーチ演出も新搭載。「真・花の慶次」シリーズは弱い展開からでも大当たりに期待できる救済系リーチの存在が良いアクセントになっていますよね。過去シリーズでは救済系リーチ演出での大当たり時は確変期待度が高くなっていましたが、本機では果たして…?
出玉スピードは速くないが、慶次ファン納得のゲーム性!
ST「真・花の慶次」は「一騎駆ラッシュ」「花傾奇ラッシュ」「本舞台ラッシュ」「沖パチラッシュ」という4種類の演出モードから選択可能です。一発告知に重きを置いた新モードも搭載され、演出面では盤石の構えといったところ。ラッシュ性能に関しては先ほどご紹介した通りで、僕を含め初代「真・花の慶次」が好きだった方なら間違いなく楽しめるゲーム性になっていると思います。
しかしながら気になるのはその出玉速度。今回の試打ではほとんどがST前半での大当たりで6連チャン、約7000発を獲得するのに要した時間は20分ほどでした。サンプル不足は否めませんが、もう少し深い回転での連チャンが起こることを考慮しておそらく時速15000発~20000発ほどになるでしょうか。「花の慶次」シリーズを代々打ち込んで来た方にとってはさほど気にする要素ではないと思いますが、昨今の高速連チャンタイプに慣れている方にとっては少々スローに感じてしまうかもしれませんね。
トレンドに流されることなくシリーズのファンを尊重したスペック&ゲーム性を継承したことに拍手を送りつつも、時速○万発を前面に押し出した機種が主流となりつつある昨今の時流を考慮して…☆4つ!
4つの演出モードそれぞれにプレミアム演出発生率がアップする「極ラッシュ」が存在するので、細分化すれば8種類の演出モードが存在します。これだけのボリュームがあれば歴代シリーズ同様、向こう数年に渡って飽きずに楽しむことができそうですね。
今回の試打を通して時速20000発は難しい…というのが現実的な意見です。僕としては「花の慶次」シリーズはこのゲーム性を貫き通して欲しいと思いますが、今現在高速連チャンタイプの機種をメインに楽しんでいる方には少々辛い出玉スピードであることは否めません。
気になるポイントはあるもののすべてが高水準なV-ST機の大本命。
いくつかのマイナス面も取り上げはしたものの、全体的に見れば「真・花の慶次」シリーズの最終章として文句のない出来栄えです。特に初代「真・花の慶次」を彷彿させる高継続&10R振り分け80%というST性能、低ボーダー&ヘソ賞球2個を実現したスペック面はまさに天晴の一言。欲を言えば演出カスタムや「ReLf」にあったプッシュボタン(あれが好きだった人いるよね?)があれば評価はさらに高くなっていました。
とはいえ「真・花の慶次」シリーズファンの方なら必ず楽しめる仕上がりです。高速連チャン機も魅力的ですが、こういうラッシュで大当たりまでのドキドキ感をじっくりと味わうのも良いかもしれませんよ。
今回のレビュー結果
本機の演出信頼度などの詳しい解析情報は「なな徹」で随時更新予定なので、是非こちらもチェックしてくださいね。
初代「真・花の慶次」が令和に蘇った…スペックを見た瞬間真っ先にそんな感想を抱きました。初代のように積極的に打ち込める状況になることを期待します!
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