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【ストック機】4号機中期を支えた大発明「サイレントストック」についてふわっと解説!

【ストック機】4号機中期を支えた大発明「サイレントストック」についてふわっと解説! eyecatch-image

チワッスあしのです。

 

パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は4号機時代に数々の名機を生み出したシステムである「サイレントストック」について。どんな感じだったのかをふわっと解説させていただきます。

 

今のパチスロの常識からは考えられないような仕組みなので、ご存知ないかたはこの機会に覚えちゃいましょう!どうぞ!

 

 

よくこんな事考えつくな!

 

逆転の発想でサイレントストックが誕生

 

最近パチスロを打ち始めた方にとってはピンと来ない話かもしれませんが、ボーナスフラグの複数所持が明確に禁止されたのは5号機の規則改正時です。それまではボーナスフラグを内部的に貯留することが規則の拡大解釈により何となく認められていました。そして許されるならシステムとして搭載したくなるのが人情ということで、「ボーナスがストックされるぜ!」というウリで初めて世に出たのが2001年1月、株式会社ネットの「ブラックジャック777」でした。RIOちゃん出て来ない方です。

 

これはボーナス(ビッグ限定)成立時にRTに突入させ、そのRT消化後に最初のビッグを放出。RT中に成立したボーナスはその後に1ゲーム連させるというシステムでした。んでその時のRTの名前が「ストックタイム」です。

 

初出のストックタイムはほとんどが33ゲーム。それ突破すると稀に777ゲームになるのですが、その振分は約10%。RT性能は現状維持で程度で、かつボーナスがそんなに軽い機種でもなく殆どが33ゲームで終わることから、爆裂のためのシステムというより「1ゲーム連を楽しむ」ための機構だったといえます。

 

これら「見た目からしてストックタイム中であると分かる」機種のことを当時は「ストックタイム」と呼んでおり、これはこれで大量獲得機かつストックタイムを増えるAR化(小役ナビ機能がついたリプレイタイム)、さらにストック分のボーナスにもARがつく爆裂機「ハードボイルド2」とか「マッカチン」といった名機が生まれる、ひとつの大切なジャンルとなります。これらは成立したボーナスを「リプレイ」や「メイン小役」などで蹴るのが基本。その蹴ってる間を「ストックタイム」とし、減らさず、あるいは増やしながら次なるボーナスの抽選を受けると。本来のストックタイムはこれですね。

 

が、ある日ひとりの天才がこんな事を思いつきます。

 

「これ別にリプレイ揃えんくても良くない?」と。つまり通常時を常にRTの状態にしといて制御でリプレイを蹴り、見かけ上ハズレにしとけばずっとボーナスのストックができちゃう。ユーザーとしてはボーナスを揃えたくとも(内部的には)リプレイが成立しとるので揃えることができない。んで、RTが終わって通常時のリプレイ確率になった時のみボーナスを揃える事ができると。RT中=通常時で、通常時=ボーナス揃い。この逆転の発想から生まれた伝説的なマシンが山佐の「スーパーリノ」です。ストックタイム初出から8ヶ月後。2001年9月の事でした。

 

スーパーリノが搭載したこの「サイレントストック」。開発的な面ではまた別にあると思いますが、ユーザー的には3つ画期的な部分がありました。

 

まず「RT状態を終了(解除といいました)させるタイミングにより意図的な連チャンが実現可能であったこと」つぎに「他人が貯めたボーナスを別の人が消化する可能性が生まれた事」、そして「ボーナスに天井が搭載可能になったこと」です。つまり相対的に「ハイエナ」の効果が無茶苦茶高まり、かつ設定の意味が薄れる事になります。大事なのは「どこから打つか」です。そして「スーパーリノ」で生み出されたサイレントストックのアイデアは、山佐自身が直後にリリースした「キングパルサー」で完成される事になります。

 

その後、サイレントストック機能はRT解除テーブルに「モード」の概念をつけ「連チャンモード」を搭載するなどし爆裂性能を先鋭化。さらに「大量獲得機」と結びついたりし、この系譜は最終的には「吉宗」につながっていきます。

 

RT解除の仕組みをゲーム数ではなく小役連にし、ATと結びつけて連チャンを実現する系譜もありそっちは「スーパーブラックジャック」シリーズや「旋風の用心棒」「ジェットセットラジオ」に発展。周期抽選かつボーナスにループ率を持たせる「めざせ!ドキドキ島」も斬新でした。んで同じループ式だとボーナスをCタイプ(レギュラーのみ搭載)にして小役で解除抽選を行う「北斗の拳」が最強でしょう。これらは全部サイレントストックであり、通常時は全部RT中です。ハズレが発生するとボーナスが揃っちゃうので、見た目上ハズレに見えてもそれは揃わないリプレイです。

 

この仕組はユーザーにとって爆裂の夢があり、ホールにとってはめちゃくちゃ抜けるということで大いに受け入れられ、一時はリリースされる機種がほとんどサイレントストック機という状況を生み出しました。筆者を含む一部のおっさんは5号機の中期くらいまでボーナス成立のことを「解除」とかうっかり言っちゃう事がありましたが、それくらい、これは当たり前の機種だったんですな。

 

 

他にもあったぜこんな機種。

 

当時は全てストック機!? 楽しい台がいっぱいあった

 

当時は本当にカンブリア大爆発の如く尖った方向に進化した機種があり、スロッターとしても「凄く楽しい時代」でした。メーカーも出玉トリガーのアイデアを思いついたら、ある程度まではホントに実現できるくらいの自由度もあったので、おそらく作ってても楽しかったろうなと思います。

 

例えば「爆裂王7」という機種がありました。アリストクラートテクノロジーズの機種ですが、これはサイレントストック機としてもかなり特殊なゲーム性になっていて、ボーナスを揃える事ができるハズレが常時1/10程度で成立するというもの。ただ、ボーナスを揃えるためには色と押し順の組み合わせがバッチリ合ってないと駄目で、それが72択になっていました。んでこの72択の組み合わせを表示する「ナビ」に連チャン性を持たせることで、連チャン機として成立させておると。めちゃくちゃ面白かったし名前の通りホントに大爆発する機種だったのですが、残念なことに攻略法の発覚で早々に回収されてしまいました。

 

さらに択数が多いのは同じくアリストクラートの「ワンチャンス」です。こっちはレギュラーの択数がなんと108択。正しい押し順をナビしてくれる「ドッグボーナス」はたしかレギュラー2回ワンセットになっていて、それ自体が連チャンしていく方式でした。これ確かビッグはストックされずに即放出だったはず。名機「島唄」とは真逆ですな。

 

あと思い出深いのがIGTの「ブルドッグ」。これは1ゲーム連チャン搭載機。こいつは連チャンも爽快だったのですが、史上初の「ボタンが震えたらチャンスアップ」のマシンでした。ボタンがブルブル震えるからブルドッグ! 結構面白くてよく打ってたのですが、おそらく内容を知らないであろうおばちゃんが震えるボタンの気味が悪かったのか、めちゃめちゃ怪訝な顔で消化してたのが印象的です。

 

あと思い出深いのが「梅松ダイナマイトウェーブ」とか「ギンギン丸」とか「ヒデキに夢中」とかとかとか! とりあえず当時は全部ストック機くらいの感じだったので、挙げてたらキリがないんですけどもね。

 

 

業界豆知識あしの 画像34号機最終盤に出た「俺の空」とか「秘宝伝」とかもだいたいサイレントストック機でした

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  • 1:2022-04-09 08:22:20解釈によりボーナスフラグの複数ストックがなぜokになったのかかなり謎ですが、ストック機は3号機時代のゲーム性が作れる最高の機械でしたねぇ。
  • 2:2022-04-14 14:55:476号機でもそろそろそういう天才現れてほしい

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