【AT】パチスロ初心者が一番最初に困惑する?あの略語についておさらいしよう!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「AT」について。恐らく初心者の方が最初に困惑するであろう略語です。完全に最近始めた方向けの解説になりますが、改めて振り返ってみましょう!
アシストタイムのことです。
ATとは「アシストタイム」の略です。
なにがアシストされてるかというとこれは「メイン小役」の「押し順」や「色の組み合わせ」などで、今のパチスロでいえば「○○ラッシュ」や「○○タイム」「○○チャンス」などのメダル増加区間のことを指します。また表面上は「ボーナス」と表示されていても内部はATの場合もあり、これは「疑似ボーナス」と呼ばれます。
といった感じで説明しても最近始めた方は何のことやらさっぱりわからんとおもいますが、要するにパチスロには「押し順」や「色の組み合わせ」が正しくないと揃わない小役というのが搭載されている場合があり、それを全部揃えるのはよっぽど優れたエスパーじゃない限り本来は無理なのですが、それを「出玉を増やす区間」として利用し、毎ゲーム正しい組み合わせを画面上などに表示してくれる機能。これをATという風に呼び、表示される押し順などを「ナビ」と呼びます。
これに対しメイン小役だけではなく「チェリー」や「スイカ」みたいなレア小役を含め、色付きの何かやビックリマークやらで告知してくれる演出のことを「小役ナビ」と言います。これは4号機時代はもっとダイレクトに「チェリー」「スイカ」などの図柄そのものを表示してナビしてくれてたんですが5号機になってルールが変わり、図柄を表示する場合はその小役がちゃんと揃わないとダメになりました。これにて「ナビハズレ=当たり」みたいな演出が不可になった結果、それよりもフワッとした「色付きのマーク」などが使われております。
歴史と仕組みについて。
ATの初出は2000年5月の『ゲゲゲの鬼太郎SP』です。メーカーはサミー。これは左リールの色3択の機種でした。ATといえば押し順のイメージが強いのですが、最初は色押しだったんですな。いわゆる「押し順AT」の初出は同じく2000年の11月、エレコの『イーカップ』です。鬼太郎は初っ端からATでしたがイーカップのそれは当初「ST(スーパータイム)」という名付けられていました。
両者ともATの威力としては「微増」あるいは「現状維持」程度。あくまでも搭載されているボーナスで出玉を増やすのがメインで、ATは文字通り「アシスト」でした。が、このATの意味あいが激変したのが2001年1月に登場したサミーの『獣王』という台でした。
これは各リール色押しの12択(3*2*2)で15枚役がほぼ毎ゲーム揃うというもの。純増はだいたい10枚でそれが10Gあるいは30G継続します。奮ってたのはAT自体が連チャンするシステムで、セットが終了してもストックがあれば潜伏、前兆を経て再度突入! という大発明がブチ込まれております。さらにこれが当選ごとに最大29連するという今思うととんでもねぇ爆裂機です。
なぜこんなことが出来たかというと「ナビ」は当時あくまでも演出の一部として扱われており、適合試験等で完全にスルーされていたからです。
小役やボーナス等を含むクリティカルな部分のフラグを管理する基盤(メイン基板)に対し、液晶やランプなどを管理する部分を「サブ基板」と呼びます。メイン基板は容量の仕様までガチガチに決まっているのですがそれがメチャクチャ少なく、生音やら画像なんかをそこに収納するのは不可能ゆえ必然的に外付けで演出用基盤をつけ補っているイメージです。
国としてはまさかその外付け部分が出玉に影響を与えるとは当初想定しておらず、ルール自体が設定されてなかったんですな。なので当時は『神輿』みたいなメチャクチャな機械も誕生しましたし、爆裂機のイメージが強い『ミリオンゴッド』の初代もこのころ。たまに目にする「爆裂AT機ブーム」というのはこの無法時代を指します。
ちなみに「サブ基板」でナビを管理するのは現在はNG。5.5号機からは出玉にまつわるナビもメイン基盤で生成しなさいというお達しが出た結果、現在は筐体に付随のデジタル表示機にこっそり謎の記号が表示されるようになりました。あれを人間に読みやすく可視化したのが液晶のナビです。
いまは猫も杓子もATですな
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