【レア小役】今さら聞けない基礎用語!レア小役の意味や歴史について調べてみた
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「レア小役」について。3日もパチスロを打てばだいたい分かる単語だとは思うのですが、よくわからん人がいないとも限らんので改めて確認してみましょう!
レアな小役です。
パチスロはレバーオンの瞬間に内部でランダムな数が取得され、その数に応じた「役」がリール上で揃えられるようになるというのがルールになっています。ちょっとややこしい表現ですが、この「役」を「フラグ」と呼び、それが内部的に決定されることを「成立」と言います。んで上では「リール上で揃えられるようになる」という表現をしましたが、成立したフラグは必ずリール上で図柄揃いとして出現せねばならないものではなく、物によっては「成立してるのに揃わなかった」という現象が起きる場合もあり。これを「取りこぼし」と表現します。フラグに関してもうちょっと突っ込んだ質問はこちらをどうぞ。
んでこのフラグには台ごとにいろんな種類があり「リプレイ」とか「メイン小役(とその正しい押し順)」とか「一見ハズレに見える一枚役」とかが頻繁に成立するのですが、その「出現率」には「フラグの価値の高さ」に応じた高低が設定されており、リプレイやメイン小役に対して「チェリー」「スイカ」など「出現率が低いフラグ」を「レア小役」と呼びます。
ついでに解説しとくと、レア小役の中でもさらに出現率が激低く、めったに成立しない代わりに強烈な恩恵が設けられている小役を特に「プレミア役」などと言い、これは例えば多くの機種では「中段チェリー」やミリオンゴッドシリーズにおける「GOD揃い」などが該当します。
レアだから偉いというわけでもなかった。
特定の小役が偉い、という風潮は2号機以前の「集中」では見られたものですがこれが後に禁止となり、その概念の再興は4号機中期まで時間を進める必要があります。
3号機から4号機中期までは多くの機種でレア小役は「引いたからって別にどうということはない」みたいな感じのものでした。というのも当時、世の中にある機種はだいたい今で言うノーマルタイプのようにボーナスのみで出玉を増やしていくシステムなのが当たりまえで、あんまり成立しないレア小役というのはリール制御的に「これがハズレたら激アツ」のようにボーナスの期待度を煽る役割がメイン。あとは技術介入的に「全部ちゃんと取れば割が上がる」みたいな存在であり、むしろ「揃ってガッカリ」「ハズレてガッツポーズ」みたいなのが普通だったんですな。
これが4号機AT時代に「ボーナス以外で出玉を増やすゲーム性」が登場した辺りでレア小役自体に何らかの役割があるゲーム性の機種が登場。サミーの『獣王』ではリーチ目でも何でも無い全小役のハズレ目(純ハズレ)がAT抽選役になっており、厳密に言うと特別なフラグではないものの、これが「出玉に直接影響を与える特別なフラグ」として史上初めて正式採用されました。またAT抽選率の高低を管理する「状態」も搭載。こっちは「リプレイ」および「チェリー」で変化しますが、往々にしてマイナス方向に働くもので今とは使い方がちょっと違う。同じ年の山佐の『スーパーリノ』は同じく「純ハズレ」によりRTの解除(つまりはボーナスの放出)が行われる仕組みになっており、のちにスタンダード化する「小役解除」の端緒になっています。
このようにして「レア小役」がハズレて嬉しいものから成立するだけでありがたいものに徐々に変質していき、サミーの『北斗の拳』に至っていよいよレア小役による状態移行のみで構成されるシステムが誕生。ここで「レア小役来い!」と待望しつつ打つという、今の時代に近い遊技性が広く浸透することになります。
さらに5号機になると「重複」の概念が誕生。小役とボーナスの当時抽選が可能となったことでレア小役が揃った時点でもうチャンスだぜ、という遊び方がノーマル機でも採用可能となり、「強チェリーが揃ったらボーナス&ART上乗せ&特化ゾーン突入抽選」みたいな見せ方も普通にできるようになります。
今では特定のCZ中にレア小役で大チャンス、みたいなのがゲーム性の大きなカギになってる場合が多いですが、そういう見せ方も古来からそういう台ばっかりあったわけではなく、パチスロの長い歴史から見るとわりと最近当たり前になったもの、なんですな。
リプレイやメイン小役が同時抽選対象のゲームもあるのでレア役ばっかが偉いというわけでもないんですけども
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