【PGO!GO!郷 Comeback Stage】11年ぶりに登場するシリーズ最新作のスペック&演出を徹底レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回は11年ぶりに登場するシリーズ最新機種「PGO!GO!郷 Comeback Stage」を試打してきましたので、スペックや演出はどんな感じだったかユーザー目線でレビューしていきたいと思います。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
「PGO!GO!郷 Comeback Stage」の解析情報はこちら
こんなロゴギミック見たこと無い!
まずはギミック面から。今回確認した限りでは演出に絡むギミックはロゴギミックのみ。こちらの画像で液晶上部に見える「GO!」の部分がそのロゴギミックでして、一見非常にシンプルな造りに見えます。
しかしこのロゴギミック、実はめちゃくちゃ多彩なアクションを見せてくれます。チャンス演出などでは内部に収納されている部分が稼働し「GO!GO!」になったり…
よりアツい時には「GO!GO!」の横に文字が追加され「GOLD GOLD」に変化することも!
そして極めつけはこちら。収納されていた部分が全て現れ…なんと漢字の「郷」が完成! こちらは主に大当たり告知時に発生するのですが最初に見たときはブッたまげましたね。このデザインやアクションを考案した方たちはマジで天才だと思います!
続いて盤面構成。本機の大当たりは全てこちらのアタッカーで消化するのですが、打ち出した玉が高確率で通過するアタッカー上部分に溢しポイントが存在しているのは少し気になったポイントですね。しかしアタッカー内のセンサー感知が遅めなおかげか打ちっぱなし消化でも10R中2~3個オーバー入賞することもあったので、トータルで考えればアタッカー周りは甘めの造りといえるでしょう。
お次はラッシュ消化に関わる部分。「GO」と書かれている箇所がスルー、その下に見える白いプラ板部分が電チューでニューギン系機種ではお馴染みの造りです。電チューは最近の機種の中では割りと細かく開閉するタイプ。電チューに拾われなかった玉はアタッカーの左下にあるオマケ入賞口に向かいますがこぼれてしまうこともあるので、なるべく止め打ちを行って消化した方が良いかもしれません。本機を打つ際は出玉に影響があるアタッカー上の溢しポイント&アタッカー左下のオマケ入賞口の状況はしっかりチェックすることをオススメします!
最初は「ロゴギミックだけかぁ…」と思っていましたが、実際にギミックアクションを見てその印象はガラッと変わりました。他メーカーさんの台含めクオリティの高いギミックは多々存在しますが、大当たり時に「郷」が出現したときの衝撃は中々他機種では味わったことのないレベルでしたね。ただ、大当たりやラッシュの消化に関わるところではいくつか気になるポイントもありましたので…ここは☆4つで!
安心感とドキドキ感を味わえる欲張りスペック
本機は初当たり確率約1/319.68の一種二種混合機。初当たり時の大当たり内訳は「10R大当たり(1400発)+ラッシュ(時短30回転+残保留4個)突入」が1%、「3R大当たり(420発)+ラッシュ(時短30回転+残保留4個)突入」が99%となっています。初当たりさえ引けば必ずSTに突入し楽しい時間を味わえる安心スペックというだけでも非常に価値がありますね。
ラッシュは規定回転数内の大当たり目指すSTタイプのゲーム性で、ラッシュのトータル継続率は約81%&10R比率70%。ST回数は30回+残保留4個とショートST寄りですが、予告やリーチ演出がそこそこの頻度で発生するので何事もなくスンッ、と終わってしまうことは少ない印象でしたね。演出面についてはラッシュの項目でより詳しくご紹介したいと思います!
そして本機のゲーム性で注目したいのが新感覚ボーナス「超HYPER GO! GO! BONUS」です。こちらはラッシュ中大当たり時の30%で突入するのですが、当選時点でVストックを獲得し+1回以上の大当たりが確約される「超HYPER GO! GO! BONUS RUSH!」へ突入。そしてそこで当選した大当たりが3R or 7RならVストックを必ず獲得し「超HYPER GO! GO! BONUS RUSH!」が継続! 10R大当たりだった場合は基本的に通常のラッシュに復帰しますが、一部「超HYPER GO! GO! BONUS RUSH!」継続となる場合もあるようです。
3R or 7Rを終了契機とする造りでもおかしくなかったと思いますが、最後に必ず10R大当たりを獲得できるようにしてくれているところはユーザー思いの素晴らしい設計だなと感じました!
しかし一つだけ気になったポイントが大当たりの出玉。本機はアタッカーの賞球数が14個なので、払い出し出玉は10R→1400個、7R→980個、3R→420個となっています。だからといって決して出玉性能が低いというわけではなく、そのおかげでラッシュ突入率100%でありながら約81%という継続率や「超HYPER GO! GO! BONUS」などを実現できており、ボーダーラインも16.9回転/kと十分甘い数値。
しかし昨今のミドルスペック機では賞球15個、10Rの払い出し1500個がスタンダードになっていることを考えると「あれ?」と感じる方もいらっしゃるのかなと。魅力的なスペック&ゲーム性に仕上がっているのは間違いないのですが…ここは☆4つで!
本シリーズならではの実写とアニメーション演出のバランスは健在
前作「CR GO!GO!郷3」が登場したのは2012年。僕も当時何度か実戦したことがあったのですが、実写だけでなくコミカルなアニメーション演出も充実しておりとても賑やかで楽しい雰囲気を持った台という印象がありました。あれから約11年という長い年月が経っているので通常時の演出も様変わりしている可能性もあるかと思っていましたが、実写&アニメーション演出の絶妙なバランスは本機でも継承されており全体的な雰囲気は前作にかなり近いものになっている気がします。
ニューギンさんのタイアップ系機種は「花の慶次」や「あぶない刑事」などを筆頭に硬派な作品が非常に多いのですが、本機のような明るい雰囲気の台をもっと色々作ってみて欲しいなと感じました♪
もう10年以上も前なのでちょっと記憶に自信がないところもあるのですが…確かこのミニ「郷ひろみ」は過去作でも登場していましたよね?
僕はそれほど打ち込めていなかったので今回気づけなかった演出が多数あると思うのですが、当時ガッツリと打ち込んでいた方なら「あ~こんな演出もあったなぁ」ときっと僕以上に昔を懐かしみながら楽しむことができるのではないでしょうか。
実写系リーチ演出は「2億4千万の瞳」をはじめとしたアップテンポな曲で構成される「ライブリーチ」、そして「逢いたくてしかたない」をはじめとしたバラード系楽曲で構成される「バラードリーチ」の2系統が存在しており、「ライブリーチ」発展でチャンス、「バラードリーチ」発展で激アツという演出構成になっているようです。歌パチものでは基本的に人気楽曲が上位リーチという位置づけになっていることが多いと思いますが、遊技するユーザーは性別も年代もバラバラで全員が楽曲を完璧に認知しているとは限らないので、楽曲のジャンルと信頼度をリンクさせるというのは非常に面白い試みだと思いました。
一つ気になったのは、他のニューギン系機種でも見たことのある系統の予告演出がいくつか搭載されていることですかね。他メーカーさんの台でも珍しくないことですし別に悪いことではないのですが…本機の登場を心待ちにしているのはきっと歴代「GO!GO!郷」シリーズを打ち込まれていたユーザーが多いハズ。であれば昨今の他機種で搭載されている演出に似ている物の数は最小限に留め、過去作に搭載されていた演出や本機オリジナル演出をもっと全面に押し出しても良いのかなと感じました。とはいってもこのあたりは好みにもよると思うので、昨今の演出も豊富に取り入れられた本機の演出構成がベスト!と感じる方もいるでしょう。
最後に少し気になるポイントをお伝えしましたが、全体的な雰囲気は歴代シリーズに近いものを残しつつも予告&リーチ演出共にアップデートが行われており、歴代シリーズのファンはもちろんこれまでシリーズ機を打ったことの無い方や若年層のユーザーでも楽しめるよう工夫されているなと感じましたので、☆は4つで!
まるで別の機種を打っているかのような感覚を味わえる!
ここではラッシュの演出面についてレビューしたいと思います。本機のラッシュの演出モードは「HYPER GO! GO! RUSH」と「郷右衛門RUSH」の2種類から選択可能。まずは「HYPER GO! GO! RUSH」ですが、こちらは実写の「郷ひろみ」さんが活躍する演出モード。リーチ演出は多数用意されていますが中心となるのは「歌いきりリーチ」。リーチ中に最高3回の継続ジャッジが発生し、3回目まで継続に成功すると歌いきりに成功=大当たりとなります。
歌手とのタイアップ機王道のリーチ構成なので、本シリーズを打ったことがなくても歌パチ系機種が好きな人ならきっとこちらのモードが気に入るかと思います!
もう一つの「郷右衛門RUSH」ですが、こちらはSDキャラの大泥棒「郷右衛門」が活躍する演出モード。こちらもリーチ演出は多数搭載されていますが、お宝ゲットで大当たりとなるバトル系リーチ演出がメイン。通常時の項目でも触れた通りコミカルなアニメーション演出も本シリーズの魅力だと思うので、個人的にはこちらのモードがかなり気に入りました!
また、昨今の機種はラッシュ中の演出モードが3つ4つ搭載されていることもありますが「どこかで見たことがあるような…」というモノも少なくありません。そんな中で本機のラッシュは演出モードの数こそ2種類と多くはありませんが、しっかりと本機オリジナルの魅力を生み出そうとしている印象を受けましたね。
最後にラッシュ中の演出バランスに関して。スペック&ゲーム性の項目でも触れましたが予告やリーチ演出はそれなりの頻度で発生。今回の試打ではST回数30回(残保留4個分は通常画面で消化)で平均2回くらいはリーチ演出に発展してくれる感じだったので、ショートSTタイプにありがちな「始まったと思ったら終わっていた…」という展開は少ない演出バランスになっていると思います。ただ、赤系演出やチャンスアップ演出が複合してもハズレるパターンが何度かあったのが少々気になるポイント。長時間打ち込めたワケではないので運が悪かっただけかもしれませんが、あくまで今回の試打を行った限りでの印象だともう少し演出の強弱にメリハリがあってもいいかも?と感じましたね。
THE・歌パチを楽しめる「HYPER GO! GO! RUSH」、そして時代劇モノのタイアップ機かと勘違いしてしまうような演出を楽しめる「郷右衛門RUSH」。ラッシュの演出モードは二種類と昨今の機種の中では少なめではありますがそれぞれが個性的かつ魅力的な演出モードになっており、2機種分のラッシュをこの一台で楽しめているかのような満足感がありました。最近はラッシュ中にじっくりと大当たりまでの過程を楽しめる機種も少ないですし、本機のようなゲーム性&演出バランスの台を待ち望んでいた方もきっと多いハズ!☆は5つで!
スペックから演出まで高い満足感を味わえる一台
約11年の時を経て登場する待望のシリーズ最新作「PGO!GO!郷 Comeback Stage」。ラッシュ突入率100%×「超HYPER GO! GO! BONUS RUSH!」という独自のゲーム性、そして二機種分のラッシュを楽しめるといっても過言ではないラッシュ中の演出構成など、非常に高い満足感を味わえる一台に仕上がっておりました。
若い世代の方だと過去のシリーズ機を打ったことのない方もいらっしゃると思いますが、昨今の荒いゲーム性の台に疲れてしまった時なんかには是非一度本機に触れてみて欲しいと思います♪
今回のレビュー結果
「PGO!GO!郷 Comeback Stage」の解析情報はこちら
ロゴギミックは今年一番の衝撃
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