【前兆】パチスロの通常時に期待感をガッツリ煽ってくるあの演出について解説!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「前兆」について。もはや当たり前にあるシステムですが改めて振り返ってみましょう。どうぞ!
意味がふわっとしてる?
パチスロにおける「前兆」とは「内部的に何か当選している時、告知までの間に演出等を用いて期待感を煽るシステム」だと筆者は思っています。例によってこれも厳密に言葉の意味が定義されているものではなく、そういうのを慣例的に「前兆」と呼んでるぜ、みたいな感じになっており、恐らく違う意味で捉えてる人もいることでしょうが、とりあえず上記の説明でおおまかには伝わると思われます。
内部的に当選している何かの例 |
CZ |
擬似ボーナス |
AT |
天井 |
フリーズ等のプレミアム |
期待度を煽る演出の例 |
チャンスアップ系の演出 |
特殊な効果音 |
疑似遊技での出目 |
消灯などの筐体演出 |
バウンドなどのリール演出 |
フリーズの前兆ってなんやねんと思われるかもしれませんが、過去にはそういった機種もありました。例えば2016年の5号機『パチスロマブラヴオルタネイティブ トータル・イクリプス』なんかはベルハズレのごく一部でフリーズに当選するのですが、その際は32Gの前兆を経てから発生する仕組みになっており、このように当選した何かが一旦隠されて後から出てくる事を「潜伏」と呼びます。
また、これら前兆は往々にして「ゲーム数」あるいは「レア小役」を契機にして発生し、例によって16あるいは32などのゲーム数続くというのがデフォ。なんで16とか32とか64とかの数字が好まれるかは置いとくとして、その後に実際に何かに突入したものを「本前兆」、突入しなかったものを「ガセ前兆」などと呼びます。また「本前兆」「ガセ前兆」については「種あり」「種なし」などとも表現するので、この辺も頭の片隅においときましょう。
前兆の歴史(完全に私感だけど)
はいそんな「前兆」ですが、これが発展していく上でのバックグラウンドになるのが多分2系統ありまして、ひとつが1989年らへんの集中機であると思われます。
つうか俺その辺の機種はゲーセンでしか打ったことないんで当時の空気感とかは分からず。なので大間違いしてる可能性もあってちょっと怖いんですけども、例えば当時はニイガタ電子の機械であった「アラジン」は、集中(アラジンチャンス)状態になると制御が変わって単チェリーの出現率がアップしてたとの事。なので単チェがモリモリでてる状態でボーナスを否定すればすなわち集中の滞在率がアップするということで、考え方としては出目を利用した前兆演出に近い。ただもちろん当時はこれは「前兆」という言い方はされておらず。4号機になって「AT」の概念が編み出され、このような集中機の遊技性を規則の範囲内で再現可能になった際、そこで初めて「前兆」あるいは「潜伏」という名称が定着したものであると考えられます。こっちの系統は『獣王』の潜伏演出に端を発し、『アラジンA』『サラリーマン金太郎』あたりで早くも完成してた気がします。
んでもうひとつの系統がいわゆる「裏モノ」と呼ばれる不正改造機を原型とするもの。沖スロが有名ですが、これらの中には「○○バージョン」と呼ばれるものがあります。○○にはスイカであるとかチェリーという単語が入り、そのレア役を契機にボーナスを放出するよというものです。こっちは4号機で「サイレントストック」を用いて合法的に再現がなされるのですが、例えば2001年にリリースされた山佐さんの『キングパルサー』では公式パンフに早くも「前兆」という単語が使われてるのが確認できたりします。
んでこれが超進化したのが『吉宗』および『押忍!番長』。それまでの前兆は「滞在中は特定の演出の発生率が上がる」みたいな感じの打ち手任せなものであったのに対し、当該機ではゲーム数によってそれらがある程度管理されておるという見せ方を採用。これにより前兆開始から特定ゲーム数を超えて何が起きればアツイみたいなドラマティックな見せ方が可能になり、この辺はそのまま今のゲームにも受け継がれております。
北斗は前兆モードに突入=当たりでした
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