【P ベルセルク無双 冥府魔道ver.】ゲーム性はそのままにラッシュ性能を強化!進化した「ベルセルク無双」のスペックや演出を徹底レビュー!
こんにちは! ななプレス編集部のパン君です。
今回はニューギンさんから登場する注目の新台「P ベルセルク無双 冥府魔道ver.」の試打レビューをお届け。スペックや演出、ラッシュはどんな感じだったか筆者の独断と偏見に基づいて各項目を5段階評価でレビューしていきたいと思います。
本機のスペックや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
スペック違いながら新ギミックを追加!
まずはギミック面から。本機は2021年に登場した「P ベルセルク無双」の兄弟機(スペック違い)的な機種ということで前作に搭載されていたギミックは全て踏襲しております。様々な場面で作動するロゴギミック&激アツ演出や大当たり告知時などに作動する「鉄塊」のギミックはインパクト抜群!
そして本機では筐体上部にロゴユニット&「烙印ランプ」を新たに追加。このギミックが演出に大きく関わっており、前作にはない新鮮さを感じることができるようになっていました。スペック違いの機種だとギミック面はほぼそのままというパターンが多いので、新ギミックが追加されているのは素晴らしいですな。演出に関しては後ほどの項目でご紹介したいと思います。
続いて盤面構成。アタッカーは前作同様の羽根アタッカータイプとなっております。アタッカー到達までに溢しルートはないので構造は優秀ですが、ラウンド間は若干長めのインターバルが存在。打ちっぱなしだと基本的に毎ラウンド1玉はアタッカーが閉じたタイミングで通過してしまう感じでした。盤面下部にあるポケットや電チューに拾われることもあるので完全に無駄玉になるわけではありませんが、ラウンド間は一瞬止め打ちを行うのがベターかと思います。
続いてラッシュ消化に関わるところ。まずは先程のアタッカー上にあるのがスルー。そして盤面下部には赤いプラ板が2箇所あり右側が電チュー、左側が小当りアタッカー。そして画像の右上部分に見えるのがオマケ入賞口になります(特図2始動口も兼ねる)。本機は小当りラッシュ機なので、玉の増加スピードに大きく関わる溢しルート(電チュー右上部分)の状況が超重要。今回の試打ではさほど気になりませんでしたが、ここはしっかりとチェックしたいですね!
ギミックや盤面構成は基本的に前作を踏襲。ギミック面は元々のクオリティが高いことに加え、新たなギミックが追加されたというのはかなり評価できるポイントですね!ただ、盤面構成は少々注意しなければならないポイントもあるということで、ここは☆4つ!
初当たりの50%で小当りラッシュ直行!メリハリのあるゲーム性に!
本機は初当たり確率約1/319.7の小当りRUSH搭載V確変ループ機。通常時~ラッシュ中まで基本的なゲーム性は前作を踏襲していますが数値面での変更点が数多く存在しています。まずは通常時。初当たり確率は前作と同じですが、確変割合は75%→50%へと低下しております。ここだけ見るとネガティブな印象を受けるかと思いますが、もちろん他の部分が強化されており、通常時の確変大当たりは全て10R&小当りラッシュ突入となっているのが最大の注目ポイント。
前作は確変割合75%とはいえほぼ4R&小当りラッシュ直行振り分けは7.5%のみ。初当たりで確変を引いても小当りラッシュに辿り着けず終わってしまうことも珍しくなかったので、最初の1/2をクリアすれば必ず小当りラッシュを楽しめるゲーム性は前作よりもとっつきやすい印象を受けました。
小当りラッシュの名称は「BERSERK EXTRA」→「BERSERK EXTRA 冥府魔道」へ変更。基本的なゲーム性は前作を踏襲していますが、1番の注目ポイントはなんといっても小当りラッシュ終了契機である大当たり当選確率が約1/45.0(前作)→約1/80.0に低下。つまり小当りラッシュ滞在回転数が約2倍へと大きく増加していることです。実は小当りアタッカーの賞球数が15個(前作)→13個(今作)へと減少しているのですが、滞在回転数が2倍近くということでトータルの獲得期待値が大幅に増加。1回の小当りラッシュにおける獲得期待値は前作が約1000発に対し今作では約1400発へとパワーアップしているようです。
前作は大当たり確率が高かったので、ようやく辿り着いた「BERSERK EXTRA」も一瞬で終わってしまう恐怖に怯えていましたからね…。1番のお楽しみである小当りラッシュの魅力は間違いなく前作以上になっていると感じました!
基本的なゲーム性は前作を踏襲しつつも通常時~ラッシュ中まで数値面のブラッシュアップが施された本機。おそらく本機のように小当りラッシュが楽しめるタイプの方がより多くのユーザーに受け入れられるのかなと思います。☆は4つで!
演出はほぼ前作踏襲だが、本機ならではのお楽しみ要素を追加!
通常時の演出も基本的に前作を踏襲しており、「ベルセルクロゴフラッシュ先読み」や「烙印ランプ」などデバイス系は新規演出が搭載されているものの液晶上の新規演出は非搭載。前作同様「無双RUSH」を中心とした演出フローになっており、演出バランスの変化などもあまり感じませんでした。前作を打ち込んだ方ならそのまま前作の知識を活かして楽しむことができると思いますが、スペック違いの機種でも専用の新演出が搭載されることは珍しくないので新鮮味に欠ける点は少々残念に感じてしまいましたね。
しかし、本機からの新規要素もいくつか存在。まずは初当たり時に訪れるジャッジ演出で、図柄揃い直後に「ブチ込め」と表示されスルーに玉を通過した際に「鉄塊」ギミックが作動すれば10R大当たり=小当りラッシュ突入が確定するという流れになっています。初当たりの内訳が変化したことで前作よりDEAD or ALIVE感が増しているので、この「ブチ込め」では本機ならではの緊張感を味わうことができました。
「ブチ込め」と表示される手前のカウントダウン中はチャンスボタンや「天激ボタン」をプッシュすることで一発告知が発生することも。激しい音と共に上部ロゴユニットが虹色に光れば10R大当たり+小当りラッシュ突入が濃厚となるのですが、その恩恵の強さもあってこの告知はかなり中毒性がありますね!
もう1つの新要素は演出カスタマイズ機能が追加されたこと。ニューギンさんの機種では昨年あたりから演出カスタマイズ機能が充実しはじめた印象ですが本機でも遂に実装されました。僕の記憶が正しければ前作では演出カスタマイズが行えなかったはずなので、これは多くのユーザーにとって嬉しい進化点でしょう!
個人的に面白いなと思ったのは「無双RUSH%UPカスタマイズ」。こちらは初当たり時に「無双RUSH」で「90%(大当たり濃厚演出)」が出現しやすくなるという演出カスタマイズです。一発告知系のカスタマイズこそないものの、この「無双RUSH%UPカスタマイズ」なら周りからの注目を浴びずに大当たりを察知可能…というのがお気に入りポイント。あまり目立ちたくないという理由で、他機種では「音系」よりも「エアー系」の一発告知演出を選ぶユーザーさんなんかにはこの「無双RUSH%UPカスタマイズ」をオススメしたいですね!
本機ならではの緊張感を味わえる「ブチ込め」や演出カスタマイズ機能が搭載されていたことでしっかりと進化を感じることができました。しかしやはり液晶演出が完全にそのままなのは少し残念なポイント。せめて1つくらい追加されていればな…ということで☆は4つ!
演出構成が刷新され小当りラッシュの弱点を克服!
性能面では大幅な進化があった「BERSERK EXTRA 冥府魔道」ですが、演出面はおそらく前作の「BERSERK EXTRA」を完全踏襲。まぁスペック違いなのであまり多くは求められませんが、やはり何か1つでも良いので本機ならではの演出が搭載されていれば嬉しかったですね。一応今回の試打では転落煽りのバトル発展率が低い印象を受けました。これは大当たり確率低下というスペック面によるものでもありますが、前作よりもストレスやプレッシャーを感じること機会が少ないのは良かったですね。
前作同様バトル演出に発展した際は「10R大当たり+ラッシュ継続」or「2R大当たり+ラッシュ終了」いずれかの当選が濃厚。ここでは前作から演出構成に一部変化があり、具体的には「ガッツ先制(勝利濃厚)」時の攻撃演出が丸々カットされすぐに大当たりへ突入するようになっていました。昨今の人気機種達と比べるとどうしても出玉スピードは控えめな印象のある小当りラッシュ機。バトル勝利後の攻撃演出は出玉スピードという面では払い出しが発生しない無駄な時間ともいえるので、全体的なテンポが良くなり爽快感が増していたのは嬉しい進化点でした。
また、今作では「裏バトルモード」という演出モードを追加。こちらは対戦相手相手が「ゾッド」以外ならその時点で勝利濃厚、「ゾッド」なら敗北の大ピンチ…という非常にメリハリの効いた演出バランスになっています。通常時の「無双RUSH%UPカスタマイズ」と同じく、早めに大当たりを察知したいけどあまり目立ちたくない…という方にはこの「裏バトルモード」の追加は嬉しい要素でしょう。
本機1番のお楽しみである小当りラッシュ滞在時間が増加しており出玉性能における進化は疑う余地ナシ。バトル演出の構成が変化したことにより爽快感アップ、また「裏バトルモード」が追加されるなど前作にはない楽しみも味わえるようになっており間違いなく前作よりも魅力的なラッシュに仕上っておりました。新演出がなかったのは残念ですが…最近では小当りラッシュを楽しめる台自体が貴重なこと、そしてしっかりと進化を感じられたということで☆は5つで!
確実に前作より魅力を増した1台
約2年ぶりの登場となるシリーズ最新作「P ベルセルク無双 冥府魔道ver.」。前作からはスペック面の変化がメインではあるものの、通常時の演出カスタマイズ機能やラッシュ中の「裏バトルモード」といった新要素が追加されたことで前作にはない楽しみ方ができるようになっていたのはかなり評価できるポイントですね。
各項目でいくつか気になるところはあったものの、スペック面から演出面まで確実に進化を感じることができたので☆は4つ!
今回のレビュー結果
小当りラッシュファンの方にとってはまさに待望の1台!
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