【フィーバーマクロスフロンティア5】今度の「マクロスF」はロングST!シリーズ最新作のスペックや演出を試打レビュー!
こんにちは!ななプレス編集部のパン君です。
SANKYOさんから登場する最新台「フィーバーマクロスフロンティア5」の新台レビューをお届け!スペックや演出の出来がどんな感じだったのか、独断と偏見に基づいて各項目を5段階評価でレビューしていきたいと思います。
なお、今作は「P機ver.」と「スマパチver.」の2スペック同時リリースとなりますが、今回の記事では導入台数の多いメインスペックである「P機ver.」をレビューします!両スペックの違いや各種演出の信頼度などは「なな徹」にて解析情報を公開しておりますので、是非そちらもご確認ください!
C時短の価値を高めた独自のゲーム性!
基本仕様 | |
タイプ | ミドル |
仕様 | 一種二種混合機 |
大当たり確率 (通常時) |
1/319.7 |
大当たり確率 (右打ち中 図柄揃い確率) |
約1/71.5(※1) |
RUSH トータル突入率 |
約75%(※2) |
RUSH トータル継続率 |
約84%(※3) |
賞球 | 1&5&15 |
カウント | 10カウント |
ラウンド | 2R/10R |
大当たり出玉 ※払い出し個数 |
2R:約300個 10R:約1500個 |
電サポ回数 | 1回転+残保留4回転 /120回転+残保留4回転 /10000回転+残保留4回転 |
潜伏確変 | 非搭載 |
遊タイム | 非搭載 |
※1…特図2に限る。大当たり・小当たり・c時短当選の合算。
※2…特図1突入率:約72.7%、時短1回転引き戻し率:約1.4%(c時短当選を含む)、残保留4回転引き戻し率:約5.5%(c時短当選を含む)、トータル突入率:約75%。特図2に限る。
※3…時短120回転継続率:約81.6%(c時短当選を含む)、残保留4回転引き戻し率:約5.5%(c時短当選を含む)、時短10000回転継続率:約99.9%、トータル継続率:約84%。特図2に限る。
※…液晶の表示に従わぬ場合、本来の性能で遊技できない可能性あり。大当たりはV入賞時に限る。出玉は払出し。ST=時短。残保留4回転は通常画面消化。
ゲームフロー
全体のスペック表&ゲームフローがこちら。本機は初当たり確率1/319.7の一種二種混合機。前作「Pフィーバーマクロスフロンティア4」のラッシュは短期決戦タイプでしたが、今作はロングSTタイプかつ昨今のトレンドであるC時短を用いた継続システムのラッシュを搭載していることが特徴です。
特図1
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R | 時短120回転 +残保留4回転 |
約1% |
2R | 時短120回転 +残保留4回転 |
約72% |
2R | 時短1回転 +残保留4回転 |
約27% |
※…液晶の表示に従わぬ場合、本来の性能で遊技できない可能性あり。大当たりはV入賞時に限る。残保留4回転は通常画面での消化。
まずは通常時についてですが、初当たり時の内訳がこちら。1%のみ10R(1500個)の振り分けが存在しておりますが残る99%は全て2R(300個)。近年の機種はオール10Rなんて当たり前、一撃3000個や4500個の獲得が確約されるようなボーナスの内訳も現実的な設計となっている機種が珍しくないことを考えると、本機の初当たり時の出玉ボリュームにはどうしても物足りなさは感じてしまいますな。
とはいえ、もちろん出玉が抑えられている分はしっかりと他の部分で還元されているのでご安心を。本機では初当たり時のラッシュ直行内訳が73%あることに加え、通常大当たり当選時も時短1回転+残保留(4回転)の引き戻しチャンスが用意されておりトータルでのラッシュ突入期待度は約75%!突入率100%タイプを除けば現行機種トップクラスのラッシュ突入率になっているのが大きな魅力です。これまでの「新台レビュー」でもお伝えしてきておりますが、通常大当たりにラッシュ突入のチャンスが存在するかどうか…というのは僕にとって非常に重要な評価材料。特に本機のように初当たり時の出玉ボリュームが少ない台だと、たった300個の出玉をもらって通常時から「はい、やり直し」というのはあまりにも辛すぎますからね(泣)。やはりメーカーさんとしてもその初当たり時の出玉の少なさを考慮しての設計…なのかどうかはわかりませんが、この引き戻しチャンスがあることで初当たり時の満足感は飛躍的に高められていると感じました。
右打ち中の実質大当たり確率は約1/71.5なので時短1回転+残保留(4回転)での大当たり期待度は約7%。通常大当たりからのラッシュ突入はあくまでオマケ要素といったバランス…ではあるのですが、実は初当たり時にラッシュ突入の内訳に当選していた場合でも大半はこの「強行突破チャレンジ」での告知となっており、「強行突破チャレンジ」経由でのトータルラッシュ突入期待度は50%以上となっています。保留の表示を確認すれば最初からラッシュ突入の初当たりを引けていたのか、それとも通常大当りだったけど時短or残保留分での引き戻しに成功したのか…というのも判別できるハズなので、コアなパチンコユーザーならではの脳汁ポイントとも言えますな♪
お次はラッシュについて。本機のラッシュ「GALAXY RUSH」は電サポ120回転(or10000回転)+残保留(4回転)間での大当たり当選を目指すSTタイプ。もしかするとロングSTタイプでの登場って「マクロスフロンティア」シリーズでは初めてですかね?近年では最も人気の高い性ゲーム性かつ演出もしっかりと楽しめるタイプ(後ほどの項目で詳しくご紹介します)なので、「これを待ってました!」というファンの方も多いのではないでしょうか。
特図2
ラウンド | 電サポ | 振り分け |
10R | 時短120回転 +残保留4回転 |
約80% |
ST回数 リセット |
時短120回転 +残保留4回転 |
約12% |
ST回数 リセット |
時短10000回転 +残保留4回転 (時短120回転 経由も含む) |
約8% |
※…液晶の表示に従わぬ場合、本来の性能で遊技できない可能性あり。大当たりはV入賞時に限る。残保留4回転は通常画面での消化。
ラッシュ中の大当たりはオール10R(1500個)となっており、それとは別にC時短によるSTリセット抽選も存在。これも最近トレンドとなりつつあるゲーム性ですな。しかし本機ならではの非常に魅力的なポイントがありまして、C時短に2連続で当選した際(1回目でも可能性アリ)にはなんと必ず「Premium GALAXY RUSH(時短10000回転+残保留)」に突入!他の機種だと特にST序盤でのSTリセットが続いた際なんかはちょっぴりイラッとしてしまうこともありますが(別に損しているわけではないんですけどね)、本機では実質的に大当たり当選と同じ価値。ただ単に流行りのゲーム性を取り入れるだけでなく、ユーザー目線に立った一工夫が加えられているのが素晴らしいですな♪
初当たり時のヤレる感やC時短の不満点を解消したラッシュのゲーム性など全体的にはかなり満足感の高い造り。ただ、初当たり時の大半が2R(300個)というのは最近の機種に慣れているとかなりボリューム不足感があるのは否めないのでそこだけが惜しかったですね。☆は4つ!
様々な展開から大当たりに期待できる演出バランスが超好み!
「フィーバーマクロスフロンティア」シリーズのナンバリングタイトルはこれで5作目。今作では以前までのシリーズ機に搭載されていたアニメ版&劇場版映像はもちろんのこと、2021年に公開された「劇場短編マクロスF~時の迷宮~」の映像&楽曲も収録されており演出ボリュームは間違いなく歴代ナンバーワン!アニメ自体はかなり昔に放送終了している作品ですが、シリーズ5作目にしてなお新鮮な演出(映像)を楽しめるというのは嬉しいですな♪
筆者はめちゃくちゃ打ち込んでいるとまでは言えないまでも「フィーバーマクロスフロンティア」シリーズは一通り触ってきたのですが、今作の通常時の演出は歴代シリーズ機のエッセンスが随所に感じられる造り。例えばこの「紙飛行機」が飛んでいるロングリーチなんかは初代を思い出しますな。初代ではほとんど大当たりに期待できない印象(モード以降がメイン)でしたが、今作では連続予告や強リーチへの起点となることが多く、ガッカリ演出にならぬよういい感じにブラッシュアップされていたと思います!
リーチ演出の構成も基本的には歴代シリーズ機に近い造りですが「歌姫炎舞SPリーチ」「劇場SPリーチ」という新たなリーチ演出を搭載。特に「時の迷宮」を含む「劇場SPリーチ」は大当たりすればラッシュ突入濃厚とのことで、新映像を楽しめることも含めかなり胸が高鳴るリーチ演出になっておりました。「劇場SPリーチ」発展を賭けた特殊演出発生時のボタンプッシュは本機の通常時でトップクラスに期待感&緊張感を味わえる瞬間ですな!
最後に全体的な演出バランスについて特に印象的だった部分を。全体的な演出フローは歴代シリーズを踏襲しており連続予告を起点に強演出や強リーチへの発展を願うゲーム性ですが、今作では「キーポイント演出」をはじめとした激アツ演出(金系予告なども含む)の信頼度がかなり高めに設定されている印象。明らかな激アツ演出は1~2個でも出現してくれれば高確率で大当たりに期待できる、そして赤系の予告ばかりだったとしても十分大当たりの期待が持てる(=チャンスダウンと感じさせない)演出バランスに仕上げられていると感じました。
あとはリーチ演出に関して。今作では前述の通り「歌姫炎舞SPリーチ」「劇場SPリーチ」という新たな激アツリーチ演出が搭載されていますが、初当たり時のメインとなるのはやはり「バトルSPリーチ」…と歴代シリーズの伝統を踏襲。「バトルSPリーチ」は「強ルート」や「クォーターアタック」発展という熱い展開も用意されていますが、例え「弱ルート」だったとしてもそこまでの予告が強かったりチャンスアップさえ発生すればしっかりと大当たりに繋がってくれそうですね。通常時の演出は総じて、熱い演出はしっかり熱く、そしてちょい熱くらいの展開でも十分大当たりの期待が持てる良バランスに仕上がっていたと思います!
筆者はシリーズで特に打ち込んだのが初代&2だったのですが、今作でもその時代の雰囲気がしっかりと残されていたのが嬉しかったですね。といっても「劇場短編マクロスF~時の迷宮~」の映像を採用したものを含め本機からの新演出もしっかりと搭載されており、シリーズ機の最新作として実にちょうどいい進化を遂げているなと感じました。☆は5つ!
王道バトルだけじゃない!ファン待望の実写歌姫が降臨!
前述の通り本機のラッシュ「GALAXY RUSH」は電サポ120回転(or10000回転)+残保留(4回転)間での大当たり当選を目指すロングSTタイプのゲーム性。演出モードは2種類用意されておりますが、いずれも基本的には予告&リーチ演出をじっくり楽しめるタイプでありつつも忘れた頃に即当たり系演出も発生…といった感じで、演出面の満足感と出玉面の爽快感を両立したバランス型のラッシュに仕上げられている印象でした。
「GALAXY RUSH BATTLE」は豊富な予告演出搭載&その名の通りバトル系演出をメインリーチに据えたSTタイプ王道の演出モード。全体的な演出構成は近年の「エヴァンゲリオン」シリーズや昨年登場した「Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED」のラッシュ中なんかに近い印象で万人受けしそうな造り。とはいえ少々マンネリ感もあるので、なにか目新しさが欲しいなぁと思っていたのですが…この画像、よーく見ると保留が1つだけめっちゃ小さいのわかりますかね?(笑)。今回の試打で出現、というか僕が気づけたのはこの保留演出だけだったのですが、本機のラッシュ中はこのような違和感演出(出現時は大当たり濃厚!)がいくつも用意されているらしく、常に液晶上から目が離せない造りになっております。オーソドックスな演出構成の中にこういった一工夫があるのは評価できるポイントですな♪
演出バランス面では先読み演出非発生だったり弱めの保留からでも大当たりに繋がることが多かったのが好印象。逆に気になったのはリーチ発展率が少々高め、そしてリーチ中はチャンスアップが発生しないとあまり当たりに期待できなかったことです。先読みに依存しない演出バランスはかなり好みだったので、あとはリーチ演出に発展するだけでももう少し期待が持てるバランスになっていれば個人的には完璧でしたね!
もう1つの演出モードが「GALAXY RUSH LIVE」。こちらは「May'n」さんと「中島愛」さんのLIVE映像をバックに進行する演出モード。「マクロスフロンティア」はアニメ界の中でもトップクラスに楽曲人気の高い作品なのでこれはファンの方には堪らないのではないでしょうか。今回は「BATTLE」の方をメインに遊技したので演出バランスまでチェックすることはできませんでしたが、同じくアーティストさんの実写映像を楽しめる「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ3」の「MUSIC RUSH」と比べて間違いなく演出ボリュームは強化されている印象でした!
シリーズ初のロングSTタイプとなる今作。2種類の演出モードはいずれも十分な演出ボリュームかつ、歴代シリーズや同系統のラッシュとは一味違うポイントがしっかりとあるのが良かったですね。演出バランスに関しては主に「GALAXY RUSH BATTLE」の方での評価になりましたが、良いところも悪いところも確認。ここはあくまで今回の試打における印象かつ主観にはなりますが、やはりリーチ中のチャンスアップが無くとももう少し大当たりに期待できるバランスだと嬉しかったですな。☆は4つ!
先バレ系カスタマイズの復活に一安心
お次はカスタマイズ機能についてですが、まずは通常時に用意されているものがこちら。先読み・レバブル・V-フラッシュというSANKYOお馴染みの三種の神器に加え、本機では「入賞時スカルフラッシュカスタム」というカスタマイズ機能が用意されております。
こちらはいわゆる先バレ系のカスタマイズ機能で、保留入賞時に液晶下のギミックが紫色に発光すると大チャンス…というもの。個人的にSANKYOさんの台はただ単にボタンや筐体の一部を光らせるというわけではなく、なにかしらその作品のモチーフと絡めているというのが好きなポイントですね♪
ラッシュ中に関してもカスタマイズ機能は通常時と全く同じ。ラッシュの項目でもお伝えした通り先読み演出が弱くても大当たりすることが珍しくないバランスだと感じたので個人的にはデフォルト推しではあるのですが、よりメリハリのあるゲーム性を楽しみたい方はカスタマイズ機能を組み合わせるのもアリ。特に「V-フラッシュ」は通常時ではほとんど鳴ることがない(10R大当たり当選時のみ)ので、派手な告知や「V-フラッシュ」の音が好きな人は是非ラッシュ中にカスタマイズ機能を活用してみてください!
カスタマイズ機能に関してはここ最近のSANKYO系機種王道の構成…と思いきや、そういえば今年登場した「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ3」には先バレ系のカスタマイズがなかったんでしたね。昨今最もユーザー支持率の高いカスタマイズ機能であることを考えるとここは大きな加点要素ですな。通常時・ラッシュ中共に、いずれのカスタマイズ機能も自由に組み合わせることができるというのも◎。☆は4つで!
新たなトレンド誕生の予感!?万人にオススメできる良台!
SANKYOさんの人気シリーズ「マクロスフロンティア」の最新作は2スペック同時に登場。今回は市場に多く出回るであろう「P機ver.」の方をレビューさせていただきました。シリーズ初のロングSTタイプかつラッシュ突入率もかなり高めに設定されているというだけでも十分に興味を惹かれますが、本機最大の魅力はなんといってもC時短2連続時に必ず次回大当たり当選が確約されること。もしかすると来年くらいには本機のようなゲーム性が主流になっていてもおかしくないですな。ラッシュ突入の間口の広さ、そして他機種にはない独自の魅力がしっかりと用意されており、今まで「マクロスフロンティア」を打ったことのない方にもオススメできる1台でした!☆は4つ!
今回のレビュー結果
C時短の価値が高まったのは嬉しい
INFOMATION
いいね!する
0関連記事
ランキング
24時間
週間
月間
この記事にコメントする