POKKA吉田も注目!近づいてきた「BT機の登場」について解説!

BT機登場前夜
業界動向的には1月から2月にかけてはかなりいろいろあったので話題は多い。
まずは全国のホールの多くが加盟する全日遊連の阿部恭久(あべ・やすひさ)理事長の話だろう。2月12日、全日本遊技産業政治連盟は自民党公認候補予定者阿部恭久氏支援表明会見を開催した。昨年12月26日に自民党が今年の参議院議員選挙の追加公認を発表しそれが報じられたことで以降は阿部さんを中心にして業界が動くという流れになっているが、キックオフ自体はこの日だ。
なお、全日本遊技産業政治連盟とはぱちんこ業界の主要団体の幹部らが名を連ねる政治団体であり、6年前に設立されたものだ。実はつい先日まで阿部さんが政治連盟の会長を担っていたが、1月に阿部さんは政治連盟の会長を降りて最高顧問になっており、神奈川のホールの多くが加盟する神遊協(かなゆうきょう)の伊坂理事長が政治連盟の会長になった。ちなみに伊坂さんは6年前に政治連盟が設立されたときの初代会長だ。
以降、阿部さんや政治連盟がぱちんこ業界内でどのような政治活動を展開するか、全国の業界関係者が注目している。
さて、私個人としては、まずは昨今話題のオンラインカジノ関連の話を少しだけ触れておきたい。
卓球の五輪メダリストである丹羽孝希選手が送検されたことが報じられたあと、ダイタクの吉本大、9番街レトロのなかむら★しゅん、令和ロマンの髙比良くるま、とろサーモンの久保田かずのぶらの事情聴取の件が報じられている。このうち久保田かずのぶは関与を否定しているが他3人のお笑い芸人は仕事がキャンセルとなってしまっている。
(一部敬称略)
日本国内から接続してオンラインカジノで遊ぶことは単純に犯罪だ。それは海外で合法とされている業者であっても関係なく犯罪になるものであり、決してグレーではない。ただし日本では(私の記憶によれば)2016年3月に利用客が逮捕されて以降、オンラインカジノの利用客の摘発は2023年4月まで約8年間ずっと0件だった。これは単純に司直の怠慢だと思うのだが、この摘発0期間にオンラインカジノへの誘導を目的とした無料アプリのCMが地上波やラジオやCSなどで盛んに放送されており、オンラインカジノへ誘導するアフィリエイターもたくさんいたことから、犯罪になるとは知らずに遊んでいた人はかなり多くなっていたことが想定されている。
ところで現在の警察はトクリュウ(匿名流動型犯罪グループ)対策が最優先課題だ。昨年の警察白書でも特集されていたテーマである。トクリュウとはSNSを通じて募集される闇バイトなどの、緩い結びつきで形成される犯罪グループのことだ。ルフィの事件など凶悪事件も多い。また、石破首相は今の通常国会の施政方針演説にてトクリュウについて仮装身分捜査等で検挙を徹底すると述べており政府の優先課題でもある。
このトクリュウとみられるオンラインカジノの決済代行業者を、オンラインカジノの掛け金をマネーロンダリングした容疑で神奈川県警が逮捕したという今月頭の報道もあった。芸人の仕事が全キャンセルになるのはペナルティが重すぎるという批判の声もあるが、警察にとってはトクリュウが見え隠れするオンラインカジノの摘発を緩めることはないだろう。なので、オンラインカジノは犯罪だ、ということを忘れないでほしいと思う。
そして個人的に1番注目しているのが表題のBT機だ。1月末にショート動画でオーイズミがBT機の適合をアナウンスした。
オーイズミのショート動画が公開された頃はスーパービンゴネオの自主回収が話題になっていた時期である。12月半ばの導入から1ヵ月ちょっとで自主回収というニュースは、規制緩和が続いてきた業界にとって暗いニュースであった。なのでオーイズミの適合ニュースは私にとってはとても喜ばしいものとなっている。さらにそこから次々にBT機の適合情報や開発情報が出てきており、そろそろBT機が登場する準備はそろいつつある。
昨年のパチスロサミット2024の開会式で、パチスロメーカー組合の日電協の小林理事長はBT機の市場投入時期を「来年度」と明言している。つまり「今年の4月以降」である。日電協は複数機種の同時導入を方針として固めていることはわかっている。スマスロが3機種同時導入だったことから3機種以上が出揃ったら導入準備も揃うことになるかと思う。
日電協としてはBT機の導入時期についてはアナウンスする方針であり、導入が近付いているのでそろそろ詳細も判明しそうだ。規定数を固定し規定数ごとに確率設計が異なるという、今まで存在しなかった全く新しい性能カテゴリであるBT機は、ノーマルタイプやAT機とは違う別のポテンシャルを持っていると思う。願望としてはやはりGW前に導入というのが楽しいのだが、それも不可能ではないくらいに適合や開発状況の情報が出てくるようになった。7月のLT3.0はまだしばらく先だが仮にGW前ならもうすぐそこ、である。
各社どんな性能なのか、どんなタイトルなのか、BT機のそろそろ全貌がわかると思うが、これが私の中では1番注目していることである。
絶好調のe番長のレンタル、好調のファミスタ、 絶好調のL東京喰種、絶好調ロングランも見え始めたモンハンライズなど、新機種の好調さも目立ったのが近況だ。この流れにBT機が続き、そしてLT3.0となれば遊技機市場活性化まで視野に入る。まだまだ特に4円島ぱちんこ遊技機市場は厳しい状況が続いているが、そろそろ反転攻勢する年になってほしいものである。
このように話題には今は事欠かない。願わくばこのまま良い話題が続きますように。
INFOMATION
いいね!する
0関連記事
ランキング
-
24時間
-
週間
-
月間
ランキング
-
24時間
-
週間
-
月間
人気機種ランキング
新台導入日










アクセスランキング
この記事にコメントする