高射幸性パチスロ撤去は無期限延期!?型式試験が改善されないとベニヤ島が増える!?全てのボールは警察庁にアリ!!

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POKKA吉田 プロフィール

業界紙「シークエンス」の編集長という立場を持つ、ぱちんこ業界専門のフリーライター。独自の目線でぱちんこ業界に関する著作物を数多く出版している。

再び説明しておきますが

 

ホール団体の全日遊連が9月の理事会後の記者会見で、来年1月末の高射幸性パチスロのシェア目標5%について、決めきれてないということを明らかにしている。これについて触れたい。

 

元々、旧基準のシェア目標という取り決めをしていた全日遊連だったが、これに業界6団体の枠組みで追加されたのが高射幸性というカテゴリだった。このときはまだ規則改正は予定されておらず、結局、都合2つの自主的な取り組みを業界はしていたことになる。

 

高射幸性の取り組みは「撤去していこうね」というものにすぎず数値目標はなかった。一方、旧基準については数値目標もあったが一昨年の12月1日の20%で終わっており、その先がなかった。このため今年の1月末に高射幸性を15%、来年の1月末に5%、再来年に0%という数値を自然減の想定値を参考に引き継いでいまに至る。なお、旧基準と高射幸性は似てるが定義は異なる。

 

今年の1月末のシェア目標達成のための6号機のリリース環境が悪すぎるということが昨年明らかになった段階で全日遊連は今年の1月末の目標を無期限延期とした。理由は6号機のリリースが少なく撤去してもその分すべてを入替することが難しいのと、中古流通が少ないことだった。今は新台を買えないホールも多く、中古流通が活性化しないと導入できないのである。

 

その無期限延期は昨年の段階でもちろん警察庁にも報告されている。当たり前のことだが、6号機のリリース状況の悪さは警察庁による型式試験所管に原因があることから、この一年で警察庁がどれだけ改善するか、というのが焦点であった。

 

今年の8月5日、風営法議連が開催されたが、年末にかけての高射幸性認定切れによる撤去が議論されている。絆、ハーデスなど15万台ほどの撤去である。

 

どのように議論されたか。「このままパチスロの型式試験が改善されないと、ベニヤ島が増える」と議連の先生方が警察庁の課長に詰め寄るという感じである。

 

業界の取り組みである高射幸性の取り決めは、経過措置内のもの、つまり合法機のシェア目標値である。一方、今年の年末までの認定切れ撤去は経過措置終了による撤去であり、撤去しなければ違法となる。

 

撤去しなければ違法となるものの撤去について、型式試験の問題で警察庁に詰め寄っているような状況下で、設置してても合法なものの撤去目標値と期限は無問題でやりましょうとは間違っても言えないものだ。このため、全日遊連の現在のスタンスは単純に自然なものとなる。

 

全日遊連としては警察庁とも協議・相談することになるが、このタイミングで「やっぱりシェアコントロールやります」とは言えないだろう。あくまでも拘束力のない状態でコントロール努力を呼び掛ける、というところが精一杯ではないだろうか。

 

そもそも6号機の型式試験が正常なら、今年の1月末の15%も延期されることはなかった。これは単純に、警察庁側の問題であり、警察庁自身が一年以上も対応を怠ったのだから、警察庁的に面白くなくとも仕方がない話である。

 

毎年秋に余暇進の秋季セミナーで警察庁の課長補佐が講話するのが慣例だ。昨年はちょうどシェア15%の無期限延期を決めた直後だったこともあり発言が注目されたが一言苦言を呈するだけで他の話題になっている。これも当たり前だが、無期限延期の理由が自身の型式試験所管にあるのだから嫌事を縷々述べたらブーメランになるかもしれないのだ。

 

全日遊連他、業界側が「遅ればせながら、そろそろシェアコントロール目標値と期限を復活する」というくらいの改善を警察庁は急がなければならないだろう。せめて年明けにもそういう状況にしなければ、一年半後の自然減に委ねる、つまり警察庁が業界を指導して取り組みとさせたものがまったく無駄ということになるわけだ。

 

ボールは昨年秋からそもそも業界側にはない。この件は警察庁の対応があるかないか、だけの分岐である。

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