ガリぞうが2人の恩人「ワサビ」「妻」への想いを綴る!【収支日記#25:2020年9月15日(火)~9月21日(月)】 (1/2)

ガリぞうが2人の恩人「ワサビ」「妻」への想いを綴る!【収支日記#25:2020年9月15日(火)~9月21日(月)】 eyecatch-image

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今週の収支日記は9月15~21日分です……が、この期間は毎週訪れるコラムの締切3本を前倒しで書いたり漫画原案等の原稿を執筆するばかりで時間が過ぎていきました。そこで今週は、私が想いを寄せる2人について、パチスロライターとパチスロ生活者それぞれの視点でお話ししていきます。

 

お人よしと良く言われる私は別名「だまされ屋ガリぞう」とも呼ばれてきましたが、それは私の弱さが生んだモノでもありました。しかし、今回挙げる2人のように、私は人に恵まれていたからこの程度の被害で済んでいたとも言えます。今週は、そんな2人の紹介です。

 

 

9月15日:ワサビさん

 

今日はガイドワークス発刊「スロマンV」のDVD番組「ガリワサビ」の収録で栃木県へ。有料コンテンツなので実戦内容は書けませんが、今年最もお仕事でご一緒する機会の多かったワサビさんとの馴れ初めについてお話ししていきます。

 

私は現在のパチテレ!がBIGチャンネルと呼ばれていた黎明期からの視聴者で、番組に出演されている姿を見てワサビさんの存在を知りました。私もいくつかの番組に出演させて頂いてましたがご一緒させて頂く機会はなく、彼は必勝パチスロファン枠でウグイスさんという方と共に出演されていた記憶があります。

 

初対面はパチテレ!の番組「S-1 Grand Prix」でした。同一ホールで3人が実戦する対人戦の番組です。今や放送が600回を超えるほどの10年以上続く長寿番組ですが、この第1回(#1,#2)が伊藤真一さん・ワサビさん、そして私でした。当時から出演者同士の絡みが少ない番組だったので収録中は交流がほぼないまま終わりましたが、我々の実戦を見に来ていた実況役のポロリさんも交え、終了後に4人で呑みに行った席が最初の会話でした。

 

初対面での会話の節々から「ワサビさんは頭の回転が速い」と思わされる場面が多く、そういう方の前で見透かされている感を覚えてしまう私は終始緊張していた記憶があります。ただ、会話のほとんどがパチスロの話題ばかりだったので、それなりの交流は持てましたし無口なまま終わらずに済んで良かったです。今は誰も信じないかもしれませんが、当時のパチスロライターの年収は300万円でも多い方と言われるほど儲からない職業だったので、好きじゃなければ続けられません。だからその席にいた4人全員が今でもこの業界に残っているのだと思います。

 

ワサビさんは頭の良さだけじゃなく、見えない気遣いにも惚れさせられます。以前にカラ取材の件で代理店の方と大揉めし、怒り心頭で誓約書をツイートした翌日。

 

 

ガリぞうの収支日記 ツイート画像 誓約書

 

その日は夜からワサビさんと2人で実戦する生配信のお仕事がありました。4号機のネオプラネットを打つ担当とコメントを拾って読む担当で分けて交互に実戦するという企画です。しかし、現場に着き話を聞くと、私は完全に実戦のみ担当で、コメントはワサビさんだけで拾う企画に変わっていました。私的には全く問題なかったのでそのままやり通しましたが、後になって企画が変更された理由を制作の方から聞かされました。

 

「愉快犯でカラ取材の件に触れるコメントが来てガリさんを戸惑わせる可能性もあるので、僕がコメントを拾う専門でやりますよ。」

 

という経緯だったそうです。

ちょっと泣けませんか?

そんな男の優しさに惚れました。

 

また、2人でお酒を呑んでいる時にも色々と多角的なアドバイスを頂けます。私は文章力もトーク力も低く、パチスロライターとしての価値は現場感しかないので、ワサビさんのように何でもできる人が羨ましいと話した時の事。

 

「文や喋りが上手だからと言って必ずしもその人が魅力的とは限らない。」

 

と言って頂きました。

その現場感が1人でも魅力的な番組として完結させられる能力になっているのだから気に病む必要はないと言われ、パチスロライターとしてとても救われました。だからと言って文章やトークが下手なままで良いと思ってはいませんが。

 

そんなワサビさんから1つダメ出しをされた事があります。

 

「収録案件がジャグラー取材のイメージになるのは多少なりとも諦めて受け入れなさい。」

 

と。

私は以前から「自分の収録案件をジャグラー取材にしたくない」と言ってきました。あくまでも私はパチスロの勝ち方を伝える為にパチスロライターを続けている訳で。収録の度に「今日はジャグラーかっ!?」と店にも客にも思われてしまうと、勝つ為の正当な方法論を伝えようとしても「この店は収録案件に寄せる傾向なので今日もジャグラー打ちます」になってしまいます。

 

そんな状況は局地的すぎるのに、です。勝ち方を伝える仕事に歪みが生まれてしまうので、自分の収録案件をジャグラー取材にしたくないと思っています。しかし、ワサビさんの考え方は私よりも多岐に渡っていました。

 

「言っている事も分かるけど、パチスロライターとしての色を喉から手が出るほど欲しがってる人の方が圧倒的に多いですよ。その武器を持っているのだから多少なりとも諦めて受け入れなければ。」

 

はい、確かに。

この特色がパチスロライターとしては強力な武器という認識が私には薄かったかもしれません。ある程度は受け入れつつ、これまで歩んできた道も忘れずに進んでいこうと思います。

 

そんなワサビさんとの番組「ガリワサビ」も収録されているDVD付録の漫画誌「スロマンV」が先週11月11日(隔月11日発刊)に発売されています。よろしくお願いします。

 

 

ワサビ ガリぞう リノ 梅屋シン 食事中の写真

 

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