【アルゼ】ユニバーサルエンターテインメントをアルゼと呼ぶ人がいるのは何故なのか？

2023/08/09 12:001

チワッスあしのです。

いつもありがとうございます！　パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「アルゼ」について。流石にもう少なくなりましたが、一時期はユニバーサルエンターテインメントのことをアルゼって言う人が結構いましたな。今回はそんな話！

ユニバーサル→アルゼ→ユニバーサル

社名が「アルゼ」の時代jに
パチスロを始めた人が多い？

これはいつパチスロを打ち始めたかにもよるのですが、現在の「株式会社ユニバーサルエンターテインメント」という社名は「アルゼ株式会社」という社名から変更されたものであり、その前にはやっぱり「株式会社ユニバーサル」だった時期があります。ユニバとユニバでアルゼをサンド。なので流れとしては「ユニバーサルは一時期アルゼだった」という表現のほうが分かりやすい。

実は会社の歴史全体でみると「アルゼ」であった時期は短く「ユニバーサル」の方が長いんですが、それでも多くの人が相応の期間、社名変更後もうっかり「アルゼ」と呼んでたのはいくつか理由が考えられます。

ユニバーサルの社名変遷

ユニバーサルリース株式会社（1969～1971）

株式会社ユニバーサル（1971～1998）

アルゼ株式会社（1998～2009）

株式会社ユニバーサルエンターテインメント
（2009～）

これを見れば大体察しがつくと思うんですけど、アルゼの時代は4号機の一番アツい時期から5号機の序盤まで。パチスロの遊技人口が一番多かった時期（1998年で初めて設置が100万台を突破、2006年には200万台にタッチ。翌年には4号機撤去で急減）を含み、かつ当時は今より遥かに20代の参加人口比率が高かった。つまり青春時代にアルゼのパチスロを楽しんだ人というのが相当数おり、中には「アルゼでパチスロを覚えた」という人もたくさん含まれているのは想像に難くありません。

三つ子の魂百まで、という諺もありますし、ここで「アルゼ」という単語を脳にバチっと焼き付けた多くの人は、頭では分かっていても、ついつい「アルゼ」って言っちゃう間違いを犯しがちですし、かつ間違っちゃう期間も（社名の印象が強かっただけに）長くなりがち。てか社名変更から14年目の今年に入ってもうっかり間違っちゃう人もまだいるかもしれない。

最近パチスロを打ち始めた人にとっては「アルゼ」というのは全く知らん単語であるゆえ、間違ったら「何言っとんこいつ」みたいな目で見られることでしょう。その際は「いや、一時期そうだったんだよ」と説明してあげてください。

「解除」もずっと言ってたし「Ａタイプ」は復活した。

間違って使われ続けて
定着した言葉もある

似たような例（？）に「解除」もありますな。これ4号機のストック機時代に「（内部的な）RTが解除されたらボーナスが揃う」という仕様により生まれた言葉であり、意味する所は要するに「ボーナス確定」です。今となってはおぼろげなる記憶ですが、当時は「よっしゃ解除した」という言葉をマジで普通に使っており、そしてそれが当たり前になるくらいには、このストックのシステムを利用した機種が多かったのです。というかそれ以外の機種がほぼなかった。

んで5号機になり、ストック機が無くなったあとも「ボーナス確定」のことを「解除」と呼ぶ文化というのはしつこく残り続け、2010年くらいまでは「解除した……じゃなかった、入った！」みたいな感じで間違って使われまくる事になったのでした。流石にこれはもう居ないと思いますが。

一方で消えた言葉が間違って使われ続けることで市民権を得て復活、という例もあり。それが「Aタイプ」ですな。

いわゆる「ノーマルタイプ」「ノーマル機」を指す言葉ですが、これは原義からすると明確に誤用であり、一時は「Aタイプっていうな」と物申す系のコラムや記事、ネット上の書き込みなども目に付きました。が、あまりにもAタイプという言葉が使われ続けるにあたり、ついにはメーカー自らもその言葉を使う例がみられるなど、徐々に市民権を再取得したかのような状態に。いまではそれについて突っ込んでる人も多分あんまりいません。

筆者は「ノーマルタイプ」って言うようにしてますけども、周りがAタイプって言ってる場面ではそっちに合わせるようにしてますし、当然わざわざ「Aタイプじゃなくてノーマルね！」と訂正するような事はしません。明らかに原義から外れてますけどね。いいんですよ別に、意味が伝われば。そんな目くじら立てんでも……。

業界豆知識あしの画像1 流石にBタイプって言ったら突っ込む

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