【サブ基板】基本中の基本ともいえるあのパチスロ専門用語を改めて解説!
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「サブ基板」について。これはもう超基本の言葉ではあるのですが、解説し忘れていたんで改めてやっときます!
メイン基板とサブ基板。
パチスロというのは守るべき規則というのがすっごい細かく決まっています。特に「出玉」にまつわる部分はゲーム性のみながらずハードウェアも細かく指定されており、抽選やリール制御などは全部ひとつの基盤で処理されます。これを「メイン基板」と言います。
基板というのは工学用語でもあるんですがいわゆる「電子基板」を指します。めちゃくちゃ細かい話になるのですが、例えばパチスロのプログラムは「ROM」に保存されており、これはファミコンのカセットみたいなのをイメージしていただくと分かりやすいです。ただ、実際にはそのファミカセの中身の半導体メモリというちっちゃいチップみたいなのと、そこから情報を読み出して伝達するバス、そしてそれを処理する装置、そこに給電するための装置や抵抗などがセットになって板にくっついてるんですね。これを「基板」といいます。
古来、パチスロにまつわる内部的な抽選や演出なんかは全部その基板1個で完結してたんですけど、上述のようにそこの部分はかなり細かく仕様が決まっており、この部品を使いなさい、という型番もある程度決まってます。で、それが決まったのがかなり昔で処理能力などが追いつかなくなっちゃってるんですね。当然メイン基板1個で超美麗グラフィックの大型液晶を動かせというのはもうこれは無理なので、「出玉にかかわらない部分なので部品を追加させてください」という陳情のもと、2000年頃にその追加部材の搭載が許されたわけです。これを「サブ基板」といい、主に「演出」を担当することになりました。初搭載は2000年1月の「ゲゲゲの鬼太郎」です。AT機じゃないほうね。
これはあくまでも「出玉にかかわらない部分」として搭載が許されておるのですが、当然メーカーとしては新しい装置が付くぞとなったらそれを出玉に活かせねぇか考えるわけで、そこで生まれたのが「押し順ナビ」による出玉の増加機構、いわゆる「AT」なんですね。ATというのは小役に揃う押し順と揃わない押し順を用意し、そして正解の押し順を「演出」として出す事で出玉機能とするものです。当然ルールを決める側は性善説に基づいてサブ基板の搭載を許可してるわけで、ATの登場なんか想定してなかった。なので保通協の試験にも押し順ナビに関する規定なんぞなく、打ち方は持ち込む側(メーカー)が「全部順押しで」とかヒドい場合には「全部逆押しで」みたいな指定ができたと言われています。
これにより、サブ基板初搭載の「ゲゲゲの鬼太郎」から4ヵ月後には実験機「ゲゲゲの鬼太郎SP」にてATが出現。さらにその半年後には「獣王」が登場し世は爆裂AT時代に突入するわけです(そしてすぐ規制された) ちなみに現在、押し順ナビの生成はメイン基板で管理されるようになっており、よく見るとナビが出るときは必ず筐体の7セグのところによくわからん記号がでるようになってます。
サウンドもサブ基板です。
よく勘違いされてるのが「サブ基板はグラフィックボードみたいなものなんだから、画像処理や出力にのみ使われてるんだぜ」という説。これは間違いです。上のを読めば分かるように「出玉にかかわらない部分」に関して搭載されて処理をぶん投げられるものなので、当然画像だけではなく「BGM・サウンド」などの処理にも使われてます。たとえばジャグラーですな。あれは映像出力用のディスプレイなんかついてないのでサブ基板は必要なさそうなんですけど、「サウンド用ROM」とその基板というのがついててそっち側が処理することで軍艦マーチとかを流してます。当然これも「サブ基板」です。
と、このようにサブ基板というのは別に難しいものでもなんでもなくただの部材であり、本質的にはパチスロの攻略にはあんまり関係ねえことが分かります。ただこの「サブ基板」という言葉がなんとも不思議かつ爆発力に満ちた単語だった時代というのが過去あって、そこを逆手にとって生まれたのが「サブ基板攻略」なる考え方。これは過去巷を席巻した「ホルコン攻略」と双璧をなす攻略詐欺だったんですけど、改めてちゃんとサブ基板というものの仕組みがわかると「何が攻略やねん」ってなるのが分かると思います。
まあ、実際に「インディージョーズ」という例はあったんですけど、それは忘れましょう。
獣王は罪なヤツ
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