【獣王シリーズ】色々出ててちょっと混乱する「獣王」についてまとめる。
チワッスあしのです。
いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「獣王シリーズ」について。5号機の後半に矢継ぎ早にリリースされたイメージがあるこちら、どれがどれだか分からなくなっちゃうので備忘録代わりに特徴をまとめてみましょう。どうぞ!
今のところ7作? かな?
いまでも定期的にリリースされてる獣王シリーズですが、数えてみると今のところ多分7作出てます。ただまあ「猛獣王G」と「けものっち」の扱いをどうするかでちょっと変わるんですけども、それを踏まえた上で、それぞれがどんな機種だったかちょっと見てみましょうかね。順番とタイトルと特徴、それぞれ正確に分かるかな?
1.『獣王』『ゴールド獣王』2001年
まずは伝説の名機である「獣王」は2001年登場。純ハズレ目で抽選が行われるというATのお約束はここで生まれました。AT抽選状態に高確率の概念があったり、また連チャン数がテーブル管理になっていたり。さらに連チャン重視の奇数と突入率の偶数という設定の特徴もここから。後の世に与えた影響が極めてデカい、パチスロ界のコペルニクスみたいな機種でした。販売台数は4号機の歴代機種のなかでも結構上の方の14万台。純粋なAT機としてはおそらくトップ。もちろん、獣王シリーズとしても最も売れた機械です。『ゴールド獣王』はただのパネル違い。ですがいまと違ってパネル違いも雑誌に広告が出たりしてたんで、新台と勘違いして座った人も多いハズ。
2.『猛獣王S』2002年・『猛獣王G』2003年
獣王を液晶対応にしサバチャンをゲーム性が違う3種に増やした後継機。天井の仕様が強烈で1200G以降のチェリーは全部サバになるというもの。天井から万枚というケースも珍しくなくよりギャンブリックな台に仕上がっていた。『猛獣王G』は規制対策の4.5号機バージョン。ちょびっとスペックが違い設定6の割の公称値が119.9のギリギリから117.8.に低下してる。当時は名機がひしめき合っていた事もあって販売は10万台程度と早くも前作割れしてる。
3.『サバンナパーク』2003年
問題作。前作までと装いを新たにし、低純増AT機へ。ただし突入率自体は上がっており、また一撃3000枚のプレミアAT「グレートサファリツアー」を搭載しているのが特徴。タイトルに「獣王」と付かないのはこれと「けものっち」のみ。したがってこの2作はスピンオフに近く果たして続編にカウントして良いのか判断が分かれる。ただこれは当時「あの獣王の後継機」みたいな感じで紹介してたメディアが殆どだし店もそういう風に扱ってたので、おそらく後継機でいいと思われる。違ったらスマン。
4.『けものっち』2007年
「サバンナパーク」から4年の沈黙を経て5号機にぶち込まれたのがコチラ。なんとノーマルタイプ。演出用以外のRTは搭載しておらず。特リプ(マングース)が揃うとプチRTに突入し、当たってれば最初のハズレか規定ゲーム消化後に告知が入るという仕組みだった。レバオン時とリーチ目出現時、そして次ゲームベット時と告知タイミングは様々だが、状況に応じて告知音(けものの鳴き声)が変わるという特徴あり。今思うと面白かった。けど当時は似たような機種が多すぎて埋もれていた。
5.「パチスロ獣王 王者の帰還」2013年
サバのBGMにやっほやっほやほって歌詞がついたのはここから。サバチャンがセット上乗せのみではなくゲーム数上乗せタイプがメインのゲーム性に変化。またATそのものではなく上乗せ特化ゾーンに「ライオン」「ゴリラ」「ダチョウ」そして「ゾウ」と特徴が違うやつがあるというシステムもここから登場。また獣王といえば中押しでの消化が伝統だが、なぜかこれに搭載されてる押し順レア役のギミックは「逆押しチャンス」であり心の中で突っ込んだ人も多かったろう。もちろん次回作からは「中押しチャンス」に変更されてる。
6.「パチスロ獣王 王者の覚醒」2017年
上乗せ特化ゾーンに「覚醒」状態が加わり、より一撃を引けるかどうかの台に変化。特にダチョウ覚醒時は引きによっては上乗せゲーム数カンスト(9999G)も見えるなど、この時期のサミーの機種としては「エウレカAO」と並んで事故要素に満ちていたという、目立ってないだけでそんなに隠れてない爆裂機だった。5号機の獣王としてはラストであり、5号機完全撤去のギリギリまで稼働してたんで最後の最後に狂ったように打ってた人もいるかもしれん。
7.「パチスロ猛獣王 王者の咆哮」2019年
問題作。6号機序盤かつコロナ前くらいに出た機種であり、規則的にも時期的にも不遇台だった。とにかく何をやってもウンともスンとも言わず。純増枚数は6枚と奮ってるものの今作はゲーム数上乗せではなくセットの引き戻し式という今までとは打感が違うものに変化しているため、「大量ストックorゲーム数上乗せで大興奮」みたいな獣王っぽいゲーム性ではなくなってる点に注意。2024年11月現在もまだ置けるっちゃ置けるので、ホールで遊べる唯一の獣王はこれ。これでエンディング見たことある人はすごいと思う。
はい以上。獣王はこんな感じ。
最後の王者シリーズの「帰還」「覚醒」「咆哮」の順番、最後の咆哮だけ「猛獣王」である点に注意。北斗シリーズよりはかなり分かりやすいけど、それでもやっぱこの辺はごっちゃになります。この機会に暗記だ!
どうしても「覚醒」を忘れる
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