ガリぞうが相性を優先し見落とした“信頼”の盲点とは【収支日記#257:2025年1月28日(火)~2025年2月3日(月)】 (1/2)

今週の収支日記は、1月28日~2月3日の1週間です。
1月29日:やり残し
今日は埼玉県で「プロスロの嘱託」の収録……でしたが、勝利の法則が確立されていて、約+600枚の弱日当を得て終了しました。実戦内容は省略しますが、その後の話を記録しておきます。
収録後、カメラマンのイベぞう選手と都内に戻り、一旦解散して各自デスクワークを終えた後、20時に池袋の居酒屋で再集合。ワサビさんも合流し、朝方4時前まで話し込みました。後半は酔っていてあまり覚えていませんが、その多くは私からの相談事だったと思います。
私が普段から記事で書いているスロ専業の自己責任感が今の自分にも当てはまるのかもしれないという話を最後にしていた記憶があります。
私も53歳になり、ただのスロ専業・パチスロライターだけではなく、様々な責任を持つ立場になりました。どんな場でも発言には気をつけ、言葉を選ぶようになりました。メーカーやホール・各媒体がスポンサーとなるお仕事を受けている以上、言動には責任を持たねばなりません。
1ヵ月300時間パチスロを打っていた時期の方が息苦しくなかった気もしますが、自分を律する機会は当然ながら今の方が多いです。ただ毎日パチスロを打って生活していた時期よりも、様々な形で広告を出稿してくれている今の方が一般社会的には「プロ」と呼ぶに相応しいのかもしれませんが、この業界に限ってはニュアンスが違うでしょう。
自身で「プロ」とは名乗った事などありませんが、この業界に限って言えば、スポンサーなどつかずほぼ稼働だけしていた無職の方が「プロ」と呼ばれやすいのでしょう。(当時の漫画のタイトル「プロスロ」も、私じゃなく竹書房の編集長から名付けてもらいました。)
責任ある立場になれば、取引先や関係者には迷惑をかけられません。各大手媒体の動画に出演する際は、メーカーから媒体へのダメ出しを避けねばならぬ為、余計な発言は慎むようにしています。
例えば、現在の差枚数によって状態の良し悪しが変わるとか、設定変更の何割かで延々と横這いグラフになる可能性とか、5枚の払い出しがある小役を数える意味とか、そういった勝つ為の情報を発信できなかったり。
例えば、朝イチや午前中から設定確定系の演出が出やすくなる仕様の存在自体を説明できなかったり。それだけならまだしも、設定確定系の演出が発生しても、その存在自体に触れられなかったり。もっと言うなら、ここ数年は自身で発見した設定推測要素のきっかけとなる糸口についても、関係各所の意向を考慮し閉口している事もあります。
「稼働で培ったパチスロの勝ち方を伝える事」を生業として26年目になりますが、責任を背負う事で自身の生業を全うできない立場になりつつあります。
「メーカーと仕事するからだよ。」
夜も更けて日付が変わり、居酒屋も3軒目に移動してボックス席でイベぞう選手がうつらうつらと舟を漕ぎ始めた頃、ワサビさんから頂いた一言が胸に刺さりました。確かに彼は案件を基本NGにしているおかげで好きに発信できています。
目立ったところで言えば6号機アイムの発表会しかり、私は案件を受ける事もあるので、発信に責任を持たねばなりません。
簡潔に言えば、「稼働で培ったパチスロの勝ち方を伝える事」を遂行し続けていたいのに、今の立場がそうさせてくれないジレンマがあるという愚痴です。しかしこれは、私が普段から言ってきたスロ専業の自己責任感に似ていると気付きました。
「天井狙いやゾーン狙い・グループ打ち等の立ち回りは、手堅く期待値を積みやすい分、店や他客から嫌われやすい。それを分かっててやり続けるのなら、出禁や揉め事になっても自己責任であり文句を言える立場ではない。」
私も同じでした。
案件を受ければ責任が発生するのは事前に分かっている事であり、それを承知で受けたのなら発言に制限がかかる事など自己責任です。ただ、だからと言って今の立場を公開している訳じゃありません。
むしろ感謝している部分もありますし、いち大人として1度背負った責任は全うしたいです。じゃあ責任を背負ってしまった今の自分に何ができるのか。そんな事を考えながら朝方に解散し、千鳥足で宿に戻って眠りにつきました。翌朝に食べた辛子焼き定食が身に沁みました。
尚、おそらくはほぼ儲からないくせに労力や達成感は確実に過去イチだろう、パチスロライターとしての最後の大きな企画を水面下で進めています。発表をお楽しみに。
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