ガリぞうが初見店で高設定を見抜いた「消去法での絞り方」とは?【収支日記#69】 (2/3)

ガリぞうが初見店で高設定を見抜いた「消去法での絞り方」とは?【収支日記#69】 eyecatch-image

収録ヒストリー『消去法での絞り方』

 

今週の収録ヒストリーは、全台系や末尾系等の明白な状況が見えていない中で独自の読み筋を用意して立ち回った日の実戦記です。地域によっては分かりやすい設定状況が一切見られない場合もあると思います。同じく設定示唆系に乏しい我が地元での私の立ち回りに近い収録実戦記が何かしら皆様の参考になれば幸いです。ではでは……。

 

今回は初実戦となる愛知県での収録です。実戦当日は「全体的に強い10割営業」とか「各機種に正解があるかもしれない」いう曖昧な傾向の取材が入るのみで、何をどう打てば良いのか見えません。加えて完全に初見の店舗なので、経験値を活かして立ち回る事もできません。

 

そこで、過去2週間分の全機種のデータを集めてみました。強い機種・弱い機種があるのか、場所によって入りやすさがあるのか、固めて入れる傾向・末尾傾向は普段からあるのか、あれこれ様々な角度から調べてみました。その結果は……特にナシ。普段地元では全く打たない(と言うか打てない)沖スロのデータまで調べましたが、特に高設定狙いの指針となり得そうな傾向は見られませんでした。

 

ただ、1つだけ特長を発見。それは、消去法です。過去2週間のデータから最も強かったと思われる日、つまりは確実に高設定が使われていたと思われる日に注目したら見えてきました。この日の高設定らしき台の前日データを見てみると、何れも出玉がシマのワースト1位・2位じゃない台ばかりです。

 

明らかなヘコミ台の上げ狙いをしていた場合、ツモれていただろうデータは一台もナシ。つまり、明らかなヘコミ台の上げ狙いをしていたんでは一生ツモれないかもしれない店という事が分かりました。もしかしたら、しっかりデータを見て高設定を狙いに来るような客にはツモらせたくないと思っている店なのかもしれません。こういう傾向の店は我が地元にも昔からあるので、2週間分のデータを見てすぐに気付けたという側面もあります。

 

この傾向を元に各機種で絞り込んでみました。まずはジャグラーから。スーミラ設置4台で2台を消去し、残り2台を狙い台に。ファンキー設置5台で2台を消去し残り3台から上げ狙いで2台を標的に。同じくマイジャグ・ゴージャグ、そして他機種でも狙い台を2台に絞ってみました。後は実戦日の朝を待つのみです。

 

実戦当日。入場抽選番号は26番。これなら台を選ぶ余裕がありそうなので、設置台数が少なく正解を絞り込めそうな機種から攻めてみようかと思います。

 

まずはジャグラーのシマへ。最も設置台数が少なく消去法が活きるだろう4台構成のスーパーミラクルジャグラーのシマには2番乗りでした。4台中、消去した2台の内1台は取られていたので、もう1台を確保。私の読み筋が合っているなら、この時点でツモ率5割です。後は状況の経過と相談しながら押し引きを決めていきます。

 

 

※*印はチェリー重複の意。

スーパーミラクルジャグラー A番台 実戦データ

 

さほどハマる事なく出続けてくれる私のスーミラ。1000GちょっとでBIG=9・REG=5は上出来すぎるでしょう。

 

ただ、もう1台の狙い台も死亡とは言えず、まだ断定できる段階にはありません。それに、そもそも私の読み筋が正解かどうか見えてくるにはもう少し各シマの試行が必要です。とりあえず調子は良いので判断を繰り越して実戦続行。

 

 

スーパーミラクルジャグラー A番台 実戦データ

 

500G以上の深いハマリが二度ほど訪れ、3200GでBIG=16・REG=9で合成1/128とボーナス確率的には少し悪化してしまいました。それでもまだ設定6の近似値なので優秀ではあるのですが、ジャグラーのシマではファンキーの絶好調台が私の狙いに入っていないので、読み筋的にも不安が出てきました。他機種は読み筋通りに出ているのですが、例外が出てきてしまうと確信を持って攻められません。あまりにも出足が調子良かったので今日は昼食抜きにしようと思ってましたが、自信を失いかけているなら話は別。ここで食事休憩を入れつつデータを精査してみます。

 

 

スーパーミラクルジャグラー A番台 実戦データ

 

食事休憩から戻ってきても不調さは継続し、さらに400Gハマリが二度ほど追加されました。
私のスーミラはボーナス合成確率1/150を切ってしまっています。そんな中、再び各シマをチェックしていると、ファンキーの絶好調台が目の前で空席に。データを確認すると、5306G・BIG=23・REG=24という設定6をも凌駕する数値で、現在の差枚数が約+2300枚なので逆算ブドウ確率も1/5.98(適当押し時)と優秀です。私は思わず台を確保。

 

 

スーパーミラクルジャグラー A番台 実戦データ

 

スーパーミラクルジャグラー A番台 実戦データ

 

自身の読み筋よりも目の前の数字に屈した瞬間です。情けなくはありますが、初見店という言い訳で自分を許しつつ、この良さげ台を追っていきます。

 

 

ファンキージャグラー B番台 実戦データ

 

打ち始めて早々に2桁で4連し、移動成功の空気が出始めてきた中、とある事実に気付きました。

 

「この台も消去法で消されてないじゃんっ!」

 

ファンキーのシマは5台設置。その中から前日のワースト1位・2位を除くと、残りは3台。この3台の中からデータ的に弱かった2台をチョイスして狙い台としていたのですが、私が今打っている絶好調台も前日のワースト1位・2位からは外れている残り1台なのです。ただ、前日が結構なプラスだったから反射的に除外してしまっていただけで。どうやら読み筋は合っていたのに、「前日出てた台は外しておくか」という私の勝手な先入観がミスを呼んでいたようです。スーミラのシマも私が打っていた台じゃないもう1つの狙い台も高設定挙動になってきましたし、ようやく己の読み筋に自信を取り戻せました。ならば後はブン回すのみです。

 

 

ファンキージャグラー B番台 実戦データ

 

ファンキージャグラー B番台 実戦データ

 

BIG・REGは共に設定6以上、ブドウ確率は設定4の近似値で時間切れ。各台計数機に表示された出玉は2550枚。投資は2千円(100枚)のみなので、差枚数にして+2450枚です。途中は自信を失ったりもしましたが、何とか軌道修正もできましたし展開にも助けられて満足な稼働をする事ができました。

 

ジャグラーに限らず他の読み筋台の多くは正解らしき挙動を示していましたし、おそらく今日は高設定をツモる為の正しい傾向を掴めたんだと思います。こういう全台系や末尾系が一切関係ない中での立ち回りこそ、普段の私のスタイルに近いように思います。

 

正解にたどりつく手段は多々あります。そんな手段のいくつかを私の引き出しの中から少しずつ皆様にお見せしていけたらと思います。

 

尚、この日の収録実戦は既に動画でも公開されています。映像でも観てみたいという方はコチラからご視聴のほどよろしくお願いします。

 

>>【動画】プロスロ13 第13弾【前編】

>>【動画】プロスロ13 第13弾【後編】

 

本日の実戦結果 投資:100枚 回収:2550枚 差枚:+2450枚

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