【ウェイト機能】パチスロ初心者には理解しづらい「フルウェイト」の意味をおさらいする！

チワッスあしのです。

パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「フルウェイト」について。いわゆる「ぶん回し」状態の時に使う単語ですが、おそらく初心者には意味がよく分からんと思うので一度おさらいしてみましょう。理解してしまえば簡単です。どうぞ！

1ゲーム＝4.1秒かかる。

まずパチスロのように1ゲームごとに定額（メダル3枚）が必要なゲームの場合、消化するゲーム数が多くなればなるほど店の儲けが増えたり減ったりします。なのでギャンブル性を高めたかったら1ゲームの消化時間を極端まで短くすれば良い。極論すると、レバーを押下したらすぐにリールが回り始めその瞬間から停止ボタンが有効になる。んでそれをスライドで全部停止させれば多分消化時間自体は1秒切ると思います。この場合一時間で3600ゲームくらい消化できるわけで、1日通算すると総ゲーム数がど偉い事になっちゃいます。

実際はメダルの投入時間もありますし小役の払い出し時間やら、細かい話でいうとスベリ時間もあるんでそれは無理なんですけども、それでも諸々込みで2秒か、遅くとも3秒以内くらいには消化出来るはず。出玉率108％の機種でもブン回せばそこそこの収支が出るし、マイルドな出玉率であっても低設定ならしっかり負けることができる。これはこれで面白そうですし大昔のパチンコはそれに近い事になってたのですが、あるとき「1分間ごとに減っていくお金の上限を決めましょう」という事になり、これにより「ウェイト機能」が登場します。

ウェイト機能

・ゲームごとに4.1秒の間隔をあける機能

これですね。前のレバーオンから4.1秒経つまではリールが回らないor停止ボタンが有効にならない機能の事です。これを毎ゲーム発生させて消化するのが理論上の最速打法でして、高設定のポテンシャルを活かすのに必須の条件となります。んでこれを「フルウェイト」と表現します。またウェイトという単語に続く動詞は「（～が）切れる」です。「まだウェイトが切れてなかった」とか「ウェイトが切れた時に変な音がするよね」のように活用します。

ちなみに、なぜウェイトが4秒じゃなくて4.1秒かという点。4秒だと15ゲーム/分になるんですが、当局としては15ゲームは切りたいみたいな意図があったそうで。なので0.1秒足して14.6ゲーム/分にしたと。また具体的に「上限」の金額ものちに決定。これが「おおむね400円」と定められた時、4.1秒でも余裕で超えちゃうので「出玉が増えも減りもしねぇ捨てゲームを2ゲームくらい出現さそう」ということで「リプレイ」というのが生まれます。リプレイの出現率が最低でも「1/7.3」なのは14.6という数字から単純計算した結果です。

諸々の小役揃いもあるはずですし、これにより変なことしなきゃおおむね1分間あたり400円くらい減ってく設計になるはずなんですが、実際の所初代「ミリオンゴッド」のベースなんかは19～20回くらい。そもそも通常時はリプレイも外す仕様なので上記の取り決めとかは潔くブッチしており、1分間で800円くらい減っていってました（当然怒られた）。

とにかく、リプレイに関してはちょびっと変更もあったのですが、ウェイトに関してはその後も生まれたままの姿で残り続け現在に至ってます。

意識せずにフルウェイトしてるよ

んで表題の「フルウェイト」なのですが、これは別に難しい事でもなんでもなく、誰でも急いでるときはそうなります。ただフルウェイト状態を長く続けるとなると「集中力」とか「忍耐力」等の別の才能が必要になります。朝イチから閉店までずっとフルウェイト……とかそういうのはパチスロの上手い下手とはまた違った次元の話でして、多分ですが人としての特性とかそっちの方の話になると思われます。少なくとも筆者には無理。便所行きたいし煙草も吸いたいもん。

まぁでも5号機中期のすげー長いARTが主流だった時代、閉店前に取りきろうとする時とかは1時間くらいは無意識にフルウェイトしてたような気がします。これに関してはもう確認不能なんですけどもね。

ウェイト時間ってもうちょっと短くて良くない？