【カチ盛り】もはや絶滅危惧!最近見なくなったパチスロの「すげえ積み方」についてふわっと解説!

【カチ盛り】もはや絶滅危惧!最近見なくなったパチスロの「すげえ積み方」についてふわっと解説! eyecatch-image

チワッスあしのです。

 

パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「カチ盛り」について。最近ほぼ見なくなりましたが一時期はコレが出来てやっと一人前のスロッターみたいな気風がありました。なんで無くなったかを含めて一緒に勉強していきましょう。どうぞ!

 

 

それぞれに流派あり

 

大きく分けて2つの積み方がある

 

はいまずカチ盛りなんですけども、これはスラングに近いので正式名称は決まってません。とりあえず雑誌等で「カチ盛り」と言われてるのでそれが全国的に使われておりますが、地域によってはまた別の呼び方があるのかも。意味は御存知の通り箱にメダルをがっちりと詰め盛る事ですね。

 

なお語源としては「カチカチにメダルが盛られた状態」であるからというのが支配的ですが、一部「勝者の盛り方であるから」というのがあるそうです。どっちもありそうですが、5号機中期には白夜書房刊行のガイド系増刊号に『設定6勝ち盛りQ&A』という書籍名があるなど意図的に「カチと勝ち」を掛けた使い方も見られるので、どっちが正解というわけでもなさそうです。

 

実際にカチ盛る場合、そのやり方は大きく分けて2つ。「木の葉積み」と「俵積み」です。

 

メジャーなのは「木の葉積み」で、これは箱にギリギリまでメダルを詰めようとすると意図せずそれっぽくなる場合があります。やり方としてはメダルを縦に入れていって隙間にゴリゴリ挟んでいった結果、箱の淵を飛び出し山盛りになるというもの。箱から飛び出すまで行かない前段階を「縦積み」と呼び、こっちは今でもよく見かけます。

 

一方「俵積み」は細長く整列させたメダルを一本ずつ並べて山の形に積んでいくというもの。整列したメダルが俵に見える事からそう呼ばれるんですが、見た感じは俵よりも千歳飴に近い。こっちは意図的にやろうと思わないと出来ません。また上記「木の葉」の土台として基礎部分を俵状にする例もあります。この場合は箱の淵から飛び出した部分は「木の葉」になるため、ハタから見てるとただの木の葉積みに見えます。ハイブリッドタイプですね。

 

一般的に「カチ盛り」と言えばこの2つのどっちかを指すのですが、よく見るのは圧倒的に「木の葉」です。楽ですからね。もちろん「コレが正解だ」というのは無いんでほかにも流派があるかもしれません。

 

さてこれら「カチ盛り」なのですが、やる人がいる(いた)ということは何らかの利点があるわけで。これが「交換枚数の確保」になります。昔は大量獲得機等だと一気に600枚以上のメダルが払い出されるボーナスなんかも珍しくなく、次のヤメ時まで回すメダル以外はとっとと箱に移して確保してしまいたい。今みたいに200枚くらいのボーナスが当たってすぐ無くなって箱を上げたり下げたりとかそいういう時代じゃないゆえ、もう交換分は交換分として確保しときたいんですね。そういうときに活躍するのがカチ盛りで、例えば通常は1000枚程度しか入らない箱(昔の箱はデカかったのです)も、カチ盛ると1800~2000枚ほど入るので、それを目安にして確保したり。

 

あとは単純に「デカパイの機種はカチ盛らないと箱に入んねぇ」というのもありました。「大花火30」とか1ビッグで箱パンパンになるのでカチ盛る前提だったり。なので無意味無意味と叩かれがちなカチ盛りなんですが、一応ギリギリで意味はあったように思います。

 

 

ドル箱シェイクやめい!

 

ドル箱が小さくなってカチ盛りも減った

 

そんな「カチ盛り」ですが、もはや絶滅危惧種になっています。地域差があるんでまだ全然みんなやってる所とかあるかもしれませんが、少なくとも都内ではほぼみない。そもそもカチ盛るほどメダルが出ねぇという話は一旦置いといて、一時はやってる率80%くらいあったであろうカチ盛りがなぜここまで廃れたのか。

 

これ一番でかい理由は「箱がちっちゃくなってカチ盛るのがバカバカしくなったから」だと思います。

 

次の理由として、5号機中期以降の「超ロング滞在が前提のART」が常に押し順を守らねばならずカチ盛りとの相性が悪かった事。ボーナスと通常時がつづら折りになる式のノーマルではまだカチ盛りながら消化するタイミングがあったかと思うのですが、ARTだとめんどくさすぎて無理。やってた人もいると思いますが、筆者はここで脱落しました。

 

それともう一つ、カチ盛る人が少なくなっていくにつれ、それを「変な積み方」と認識する若い世代が増えた事も原因だと思います。んでこのコンセンサスの形成には「ドル箱シェイク」の迷惑さも一役買ってる気がします。「ドル箱シェイク」というのは木の葉積みの土台を形成するために箱をシャカシャカとシェイクする代表的な騒音系迷惑行為なのですが、これはひとえに「メダルに触りたくねぇ」という意識が介在しており、触りたくねぇなら積むなよというツッコミが当時からありました。箱がちっちゃくなるにつれ激減していったとはいえ最近も極稀にシャカシャカしてる人を目撃する事があるので、今後も、特に迷惑行為に敏感なZ世代の若者がカチ盛りを覚えていく上での阻害要因になってくんじゃねぇかなぁと思います。

 

 

業界豆知識あしの 画像3シェイクする人だいたい音量マックス説

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  • 1:2022-05-04 13:38:48かち盛は打つ手を止めて詰めていたら負けと思っている だから5号機中盤以降ぐらいの純増スピードとかち盛は相性が良いと思っている だらだら増えるメダルを手慰みとして縦に詰めてた。 むしろ4号機時代は増えるのが早いからカチるよりもさらっと箱に詰めてた思い出 人それぞれだよね
  • 2:2022-05-05 07:56:40パチンコもパチスロも上げ底の小さい箱は何とかならないものですかね。上の方が重くなりバランス悪くなります。真ん中が盛り上がっていて入れること自体が困難なのもありますよね。一番酷いのはカチ盛っても500枚しか入らないやつでしたでしょうか、ホールの評判が落ちるとんでもないものでした。
  • 3:2022-05-08 20:06:30俺も昭和親父だけど、見てるとシェイクする奴はもっと年配の親父世代が多いね 音量マックスにしてるやつ多いし 愛姫とパチンコゼットマンは音量マックスにするけど 打つ前提だけど歌も聞きに行ってる
  • 4:2022-05-11 00:58:55めごMAXはキチ

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