【使う?使わない?】パチンコ・パチスロの「モバイル連動機能」についておさらいしてみよう!
チワッスあしのです。
パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「モバイル連動機能」について。いははもう各社当然のように搭載していますが、これそもそもみんな使ってるんだろうか。使うことのメリットは? この辺についておさらいしてみましょう。どうぞ!
使ってる? 使ってない?
モバイル連動機能。これ気付いたら搭載してて当たり前くらいの基本機能になりつつありますが、はじめて登場したときはかなり話題になったものです。ちょっとおさらいしますと、史上はじめてパチスロのモバイル連動機能として登場したのはサミーさんの「マイスロ」です。搭載機種はご存知『快盗天使ツインエンジェル2』なり。その後、各社とも独自のモバイル連動サービスを順次開始していきました。例えば、ユニバさんの「ユニメモ」、続いてネットさんの「俺スロ」、ビスティさんの「モバスロ(※サービス終了)」といった具合。なお、2022月6月現在で提供中のサービス一覧は以下の通り。
マイスロ/マイパチ(サミー)
ユニメモ(ユニバーサル)
俺スロ(ネット)
スロプラス(山佐)
打-win(平和/オリンピア)
ぱちログ(京楽産業)
パチンコ・パチスロ実機連動サービス(コナミアミューズメント)
ついでに終了してしまったサービスが以下。
モバスロ/モバパチ(ビスティ)
パチプラス(サンセイアールアンドディ)
モアライフ(SNKプレイモア)
ダイトモ(大都技研)
パワスロ/パワパチ(SANKYO)
モバラッチョ~(ニューギン)
パチリンク(三洋物産)
e-SLOT(KPE)→パチンコ・パチスロ実機連動サービス(コナミアミューズメント)へ
特殊なのがKPEさんの「e-SLOT」で、一旦サービス終了後にコナミアミューズメントさんとして「パチンコ・パチスロ実機連動サービス」を開始。ただ対応機種は現在のところ『マジカルハロウィン trick or treat!』のみで、その後に発売された『ハイスクールD×D ハーレム王に俺はなる』には搭載されていません。もちろん「e-SLOT」自体は完全にサービス終了しておるのですが、マジハロの例を見るに過去のシリーズ作が今後は新サービスとの連動となるゆえ、実質後継サービスになると思われます。ただ名称はもう一回くらい変更しそうな気が……。
ちなみにモバイル連動サービスとの付き合い方は人によって様々であろうと思われます。筆者は「あんまり使わない」のですが、人によっては実績を埋めたりトロフィーを集めたりするのが楽しいから毎回使ったり、あるいは連動することによって使える機能が便利であれば使ったりとかあると思います。その辺についてもどうなのかチェックしてみました。例によってTwitterアンケートです。はいドン!
【質問】パチンコ・パチスロの「モバイル連動機能」について。搭載機を打つ場合は……
— あしの (@Slot_Ashino) May 31, 2022
まあサンプルが少ないのであんま信憑性なさそうですが、約8割の人が使ったことがあり、おおむね7割くらいの人が「必ず使う」かあるいは「機能によっては使ってる」という結果がでました。結構みんな使ってるなァ……。
バーチャファイター思い出した
さて『怪盗天使ツインエンジェル2』にて初めて登場した「マイスロ」ですが、当時は物珍しさもあり、筆者も当然使いました。んでその結果思ったのが「おいこれVF.NETに似てるな!」でした。これ、伝わる人にはめっちゃ共感してもらえると思うのですが、VF.NETというのはセガの「バーチャファイター」シリーズで史上初めて搭載された「アーケードゲームのモバイル連動サービス」です。登場は2000年。セガがアナログモデム標準搭載の『ドリームキャスト』の拡販に全力出してる頃ですね。当時はネットというのがかなり身近になってきた時期で、そんな中にあって基本的には一期一会であったアーケードの世界に「戦績を確認できる」「キャラの着せ替えができる」等の機能をアドオンさせたのが件の連動サービスでした。アーケード業界もそれ以降、モバイル連動サービスをゴリゴリに導入し始めます。
でこれ、『怪盗天使ツインエンジェル2』で初めてパチスロのモバイル連動サービスを体験したとき、多くの人と同じくそこにたゆたうセガの遺伝子みたいなのを感じ、歴史の奇遇に唸った次第。まあ同じ風営法下のビジネスですし、また装置産業であるのも一緒。なのでアーケードでの導入と成功体験があるのならば、パチスロでも同じ事ができるはず。セガとサミー、アーケードとパチスロで同じブームを起こすぜ! とセガサミーさんが考えたかどうかは知らんのですが、全く無関係だとしたら出来過ぎな話ですな。
ともあれ! このまま連動サービスが進化すれば、パチスロならではのイカしたサービスがガンガン搭載されていってそのうちメダル以外のゲインとかもあたりまえにゲットできるようになる未来も来るんだろうか、とか色々思ったのですが、予想通りというかなんというか、各メーカーが参入しモバイル連動サービスの運用法を巡ってさまざまな手法が試され始めた2011年のこと、遊技した遊技客限定で財物等の提供を受けるための抽選への参加機能等が「著しく射幸心をそそるおそれがある」として警察庁から指導が入る事になりました。これらは「遊技客限定」で提供を行うのがイカンということでありまして、遊技してないひとにも同様の財物(デジタルコンテンツ含む)の提供を行うならばOKと。なので今のモバイル連動機能にそれらの機能はないはず。これはほぼ同タイミングで配布された「総付景品等の提供に関するガイドライン」とも全く同じ考え方になります。
いやいや、アプリで壁紙とか普通に配布しとるやんけと思われるかもしれませんが、それはアプリ内のミニゲームやログインポイントでゲットしたコインなどを使用してもらえるだけで、実機での遊技とは無関係になってるハズです。
そいういや店舗の「来店ポイント」も遊技しなくても貰えますな
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