【アグネス・ラム】そもそも一体誰なのだ!海物語でおなじみのビキニギャルを振り返る。

【アグネス・ラム】そもそも一体誰なのだ!海物語でおなじみのビキニギャルを振り返る。 eyecatch-image

チワッスあしのです。

 

パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「アグネス・ラム」について。海物語シリーズでおなじみのアイドル(?)ですが、既にパチンコでしか知らないという方が大半だと思われ。かくいう筆者もギリギリでリアルタイムとはいえず殆ど知らない。ここは一旦振り返ってまとめときましょう。知らない人はどうぞ一緒に、偉大なるアグネスの足跡を知識として入れときましょう!

 

 

ハワイから来た「元祖グラビアアイドル」

 

「グラビアアイドル」という言葉はアグネス・ラム・フィーバーから生まれた

 

アグネス。という名前からして外国人さんなのは分かるのですが、顔を見るとアジア人。この時点で混乱する人もおられるかと思いますが、彼女はハワイ出身の中国系アメリカ人だそうです。彼女が最初に注目されるのは、1974年に「ミス・ハワイ」に選ばれた時の事。たまたま会場に来てた日本の広告代理店だか芸能事務所だかのオッサンが彼女に惚れ込み、その縁で日本での芸能活動がスタートします。

 

人気爆発のきっかけはライオン油脂(現・ライオン)の「エメロン」なるヘアトリートメントのCMであるとの事。そのまんまググっていただくと普通に動画が残ってますが、このときはビキニは着用せず。が、これが大変に美しい。彼女のエキゾチックかつキュートな笑顔が本邦のオッサンたちのハートをわしづかみにしたのは想像に難くない。しかも重要なポインツとして、アグネス・ラムは「非常にスタイルが良く」「肌を晒すのにためらいがなかった」との事。まあハワイで育ってるので。こっちで浴衣を着るくらいの感覚であたりまえにビキニを装着できたのだと思われます。とにかくこのダイナマイトボディで堂々と写真に写る存在というのが当時の日本ではまだ一般的ではなく、トリートメントのCMで名前を知った上でその写真を見て衝撃を受ける人が続出。日本中が虜になったと。流れ的にはそうなっております。

 

ちなみに彼女を語る上で欠かせない「豊満なバスト」ですが当時(70年代)の日本はウーマン・リブの影響が強かった時期。ウーマン・リブが何かは別に調べて頂くとして、要するに性の女性らしい部分をいいよいいよと持ち上げるような時代ではなかったため、ブームとして「慎ましいバスト」が是とされていたそうです。これは永井豪先生の「キューティハニー」(73年)のテーマソングにも「この頃流行りの女の子、お尻の小さな女の子」とありますが、文字通りお尻もバストも小さい方が流行ってたのです。

 

そこへ来てダイナマイトボディを惜しげもなく晒すアグネスさんが世の豊満好きにどれほど熱狂的に受け入れられたか。これはもう火を見るより明らか。特に彼女が無双していた76年から77年は「アグネス・ラム・フィーバー」と呼ばれ、一節によると当時刊行されていたあまねくすべての雑誌でビキニを装着。ある雑誌では10週連続でアグネスを表紙にしたり、また「うる星やつら」のラムちゃんも彼女の名から取られたりするなど、その伝説には事欠きません。このブームは客側の需要にもパラダイムシフトを巻き起こし「グラビア・アイドル」なる単語が誕生。現在へと至ります。

 

なお、アグネスさんの芸能活動は75年から83年までの9年間と決して長くはなく。その後も飛び石でたまーに芸能の仕事をやってるそうですが、基本的にはハワイで釣り船屋さんの経営を行っているそうです。

 

 

パチンコで復活!当時のファンが熱狂?

 

メインターゲットは60〜70代のユーザー?

 

はいそんなアグネス・ラムさんですが、時を経てパチンコに登場します。ご存知「海物語 With アグネス・ラム」シリーズですな。そもそも海物語のメインキャラである「マリンちゃん」はどうやらアグネス・ラムさんを一部イメージして作られたキャラであるとの事で、これはSANYOさんが過去に刊行したフリーペーパー等で何度か言及されているそうです。その縁(?)もあって2008年には「CRA海物語スペシャル With  アグネス・ラム」にて初コラボ。現在までに10作がリリースされています。

 

しかし今の時代にアグネス・ラムさん。縁があるとはいえ、一体なぜ? これはSANYOさんに聞かねば分からん話ですが、恐らくは当時アグネス・ラムさんに熱狂していた、今の60~70代のユーザーへの訴求なんでしょう。システムのわかりやすさ、そして歴史が長いこともあり、海物語は比較的高齢の方に好まれる傾向があります。ハッキリと統計取った事ないので分からんのですが、まあホールを見る限りは間違いなくそう。そもそも「マリンちゃん」という大変に人気が高いキャラを擁しておるシリーズであることからも「ビキニ需要」はそもそもあるわけで、だったらメインのユーザーの青春時代とも繋がる、その道のエクストリームガールとも言えるアグネス・ラムさんを起用するのは、これはもう当たり前の話だったのでしょう。だって当時を知らない筆者からしてもアグネス・ラムさんは大変にキュートに見えますし。これが思い出とリンクするのであれば、そりゃ好きで打つ人というのも沢山いるはず。

 

筆者を含め、知らん人にはピンと来ないかも知れませんが、一方で新作の登場を今か今かと待ち望んでる往年のファンの皆さんもいると。多分「海物語 With アグネス・ラム」シリーズは、そういう感じなんだと思います。

 

 

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  • 1:2022-07-19 17:03:36近くのデパートの屋上に「アグネス・ラムがやって来る。」ということで、何人かの友達と一緒に観に行きました。 凄い人で随分後ろの方で観ることが出来ました。 遠目で観た感想は思ったより小さいなでした。 スタイルが良く、あのバストですからグラビアなんかだと大きく感じますが、身長は156センチくらいだったみたいですね。 こうやって、今も思い出せる良い思い出です。

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