【初代巨人の星】リプ連が爆裂の鍵。パチスロ4号機の名作ストック機を振り返る!

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チワッスあしのです。

 

いつもありがとうございます! パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「巨人の星」について。わりと最近までシリーズが続いてたのですが今回は2002年の初代についてです。どうぞ!

 

 

スペックなどをザクっと

 

特訓モードの仕様で異様な爆連を引き起こすことも

 

初代「巨人の星」。メーカーはアリストクラートテクノロジーズです。今の人には「クロスアルファ」と言ったほうが通りが良いかもしれませんが、我々おじさん連中からするとアリストは永遠にアリストなり。んで4号機時代のアリストといえば「猫de小判」「爆裂王」「マッハGOGOGO」なんかが有名ですが、中でも我々スロッターのハートをグッと鷲掴みにしたのがこの「巨人の星」でした。

 

スペックはBタイプ。JACINが2回しかないタイプですが、何でそんな事になっとるかというとこいつがストック機であったからです。AタイプよりBタイプの方がボーナス確率を高く設計できたので、常に内部にボーナスを保持しておいて欲しいストック機との相性が良かったんですな。で、JACINが2回しかないということは当然ボーナスの枚数も少なくなるわけですが、こいつはJACINフラグの持ち越し機能を備えており、ボーナス中は「順押し」「逆押し」の簡単な指示に従うだけで毎回395枚取れる仕様になっていました。

 

ゲームフローは超簡単。モード移行などの面倒な要素はナシ。RTのテーブルは一本しかない上に設定差もそんなにないというイカした仕様でした。じゃあ設定差はどこに合ったかというと、メインになるのは「特訓モード」なるリプレイの押し順ナビ状態の当選率です。この機種はRTの解除の条件が規定ゲーム到達以外にもあって、それが「リプレイが4連した時」でした。今のパチスロから考えるとちょっと変な感じがしますが、当時は「成立したリプレイを制御でキックする」事が可能になっていて、サイレントストック自体がその仕組を使っていたのですが、「巨人の星」はその「揃うリプレイ」「揃わないリプレイ」の振り分けに押し順の概念を採用。これにより「基本はボーナスを蹴るために揃わない仕組みになってるけど押し順が正解だったら揃うリプレイ」という、なんか哲学的なリプレイを実現していました。で、この哲学的リプレイが4連続で揃ったらボーナス。

 

で、「特訓モード」というのはそのリプレイの押し順をナビしてくれる状態ですな。コレ自体がもうリプレイ4連するまで継続するものなので、要するに「特訓モード=ボーナス」です。突入契機は通常時のリプ3連の一部。突入確率は設定1で1/4、設定6で1/2.6だったそうです。んでこれ特訓モードを利用した連チャンシステムがめちゃくちゃよく出来ておりまして、これも解説が必要でしょう。

 

「特訓モード」は一度突入、つまりリプ3連の抽選で特訓モードが最大5個ストックされる可能性があります。とはいえ5連する可能性は設定4.5以外はあんまり現実的ではなく殆どの場合は連チャンしても3連どまり。というか設定6はこの「3連」の振り分けが飛び抜けており、その辺りが出玉性能につながっています。で、実はストックされた「特訓モード」は「RT解除ゲームが近いと発動せず次回にまわる」というイカした仕様になっており、これが異様な爆連を引き起こす場合がありました。

 

というのも、そもそもこいつRT解除テーブルの時点で128GまでのRT解除確率が低設定でも50%くらいありました。高設定では60%くらい。つまり普通に打っててもうっかり3連とか4連とかはする事がある仕様なのですが、ここで上記の「RT解除ゲームが近いと次回にまわる特訓モード」が絡むと、3連くらいして特訓発動、また3連くらいして特訓発動、そしてまた3連くらいして……といい感じでハマる予定だった所をスキップしてくれるんですな。Bタイプとはいえ395枚取れるBIGを搭載し、かつBR比率が55:45くらいで微妙にBIGに偏りがちなスペックだったことから、とりあえず見た目以上に爆裂してるのを目撃することが多かった機種でした。

 

 

演出もよかった!

 

史上初の5リール機でもある

 

で、この機種は実は「史上初の5リール機」でした。5リールってすげー感じなんですが実際はそのうち2リールは演出用。メインリールは普通に3リールです。とは言えこの「5リール」というのは見た目のインパクトが結構強く、のちのシリーズでも代名詞と化していったのはご存知の通り。そしてこいつ地味に前兆演出みたいなのを搭載しており、主に星明子(ねえちゃん)が「うふふ」って言ったり「チャンスよ」とか言ったりしはじめると打ってるこっちも「うふふ」となっていくみたいな、そういうのもよくできてました。

 

また「うふふ」もレバオンで発生するのか第3停止後に出るのかで特訓orボーナスの期待度が違い、既に連チャン中のレバオンうふふは特訓のストック消費の可能性が高めなのであんましくないけどやったぜ特訓じゃなくてボーナスがきたよ! みたいなドラマもあり。この辺も大量のファンを生み出した部分だろうと思われます。めちゃ面白かったです。

 

 

業界豆知識あしの 画像3筆者はこの頃は主にパニックザウルス打ってました

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