【男女比】パチンコ・パチスロのファンの男女比はどうなってる？調べてみたら圧倒的な偏りだった

チワッスあしのです。

いつもありがとうございます！　パチンコ・パチスロに纏わる「ふわっと理解している事」を個人的に調べて解説するこちらのコラム。今回は「パチンコホールの男女比」について。まーこれ男が多いのは分かるのですけども、実際にどうなのかチェックしてみましょう。どうぞ！

男が多いのは当たり前だけども

はい、これを調べるに当たっては日遊協さんが出してる「パチンコ・パチスロファンアンケート」が役立ちます。現在出ている最新のデータは2021年。このデータの良い所はサンプリングされてるデータがすべて来店したファンの皆様に対して取られているという点ですね。一部ネット回答がある年もあるのですが、男女比のようなデータはそれこそある程度正確に出てると思われます。

というわけでそちらの結果を見るに、2021年のアンケート対象は「男性79.2％：女性20.8％」という結果になっています。

まー男性が多いのは分かるんですけど、えー、8:2なのか。これは予想外。何か一時期「ホールに女性が増えてきた」みたいなニュースもあった気がするのですが……。というわけで過去の調査を掘っていきましょう。現在公式サイトで確認できる最も古いアンケートが2007年。この時は「男性64％：女性36%」とのこと。おお!?　全然多い。これちょっと表にしてみましょうか。

ホールの男女構成比

※日遊協「パチンコ・パチスロファンアーケート」を参照
※2017年のみ全日遊連「ファンに対するアンケート調査」を参照

2009年は男女比非公開。2017年は年代・男女比の偏りを意図的に無くしてアンケートしたとのことで男女比非公開。その前年の2016年も恐らく同様で、男女比がほぼ50パーになっていたのでノイズとして除去してます。ただ、2年連続で抜けると流石に厳しいので、2017年には代わり全日遊連さんによる「ファンに対するアンケート調査」の数値を貼っています。これは店舗調査ではなくネット調査であることに留意してください。

2015年から一気に男性が増えている。

こうみると、転機になってるのは2015年あたりのようです。一応この年に起きたのはパチンコの規制強化。マックス機の規制が敷かれた年ですね。「ゼロ当たり規制」「突時」「突確」「潜伏」などがNGになったアレです。ただアンケートのタイミングから考えると実際の影響が出るのは翌年以降なのでこれは無いかも。

パチスロの方はもうちょっとクリティカルで、この前年に純増3枚のAT機の規制が入ってます。2015年はその影響が表面化してきた頃で、新台が「高ベース化」してる時期と重なります。機種としては「ガールズアンドパンツァー」とか「麻雀物語3」とかがそれに当たります。むっちゃ回るけど天井がめっちゃ高いヤツです。んでこの翌年にはアシスト機能をメイン基板管理にした「5.5号機」が控えてたわけですが、その余波で2015年の後半はとんでもない数の旧基準機がまとめて発売されたと。

こうやってみると2015年はパチンコもパチスロも規制が敷かれた年だったんですね。当然ファンそのものの全体の総数も徐々に下がってるわけで、男女比が変動したというよりも「ホールに通わなくなる人の割合が、女性の方が高かった」とも取れます。ギャンブル性の低下とともに見切りをつけたのが、男性より女性の方が多かったとも読める。恋愛に関してもそうですけど、女性の方が気持ちの切り替えが早いという話もあります。なのでパッと見切りをつけてサッと次の趣味へ。前時代的な筆者の脳みそでは、どうしてもそういう理解になっちゃう。

もちろん単純に規制の影響ばっかりじゃないと思うのですけども、それまでほぼ横ばいだった比率がいきなり変動してるので、何かあったのは間違いないと思われます。なお79:21の比率は2018年から2021年まで横ばい。途中でコロナという大事件がありつつも以外なことになんも変わってないので、もしかしたらこれが男女比の限界なのかもしれません。にしても8:2でも余っ程ですけども。

7:3くらいかと思ってた……